応募作品-2022年-
チームの特徴
小学生の頃からマインクラフトのコンテストに応募している。
チームメンバー
2名
作品の中で注目して
みてほしいところ

防災施設と日常生活の一体化です。できるだけ防災のためだけに作られた施設をなくし、日常生活に溶け込むように工夫しました。例えば海沿いにあるカフェや展望台は、普段は人々が集う場ですが、災害時には津波から守る避難タワーとして機能します。公園のパビリオンも、普段はランチや読書、地域イベントに使えますが、災害時には仮設住宅に転用できます。さらに地下鉄は移動手段であると同時に、有事にはシェルターとなります。建物も屋上緑化や配置を工夫し、ヒートアイランドを防ぎながら日常の環境改善と防災を両立させました。このように一つの施設に複数の役割を持たせることで、防災を特別なものにせず生活に根付かせています。こうした工夫は、普段から意識を高めるだけでなく、災害時に助け合う力につながると考えています。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか

Central Ring Cityの1.で説明したの考えは「建築の多様性」を意識したところから始まりました。長期休暇中に森美術館で開催されていた藤本壮介展「原初・未来・森」に行き、大屋根リングの設計者である藤本壮介さんの考えを学びました。大屋根リング」は、リングの上で読書をする人、ランチを楽しむ人、下のベンチで涼む人、道として使う人など、さまざまな人々の多様な活動を受け入れる建築でした。一つの機能を押し付けるのではなく、二重、三重、多様な役割を持たせる。このような建築を「多様性な建築」と呼んでいます。この考え方が、質問1で答えた「防災と日常が一体化した街」の構想につながりました。 そのほかにも、隈研吾「負ける建築」、安藤忠雄「仕事をつくる」など建築家の書籍を読み自分の考えを深めていきました。
どのようなことを調べたか

街の中心に大きな環状道路が通っています。この綺麗な円を作るためにコードビルダーを使いました。コードを作るために「ChatGPT」や「Gemini」などのAIを使用しましたが、一度では自分の目指す形にはならないことが多く質問を繰り返すことで完成させていきました。
この街には多くのビルが建っています。そのすべてを手作業で行うことはかなりの時間を有するので、ストラクチャーブロックを使い効率的に作成しました。また、ストラクチャーブロックはスタジアム制作や橋の制作でも使用しています。具体的には1/4を作成すればそれを反転してロードすることができます。ただし、ストラクチャーブロックの範囲の制限が64x64なので少し複雑でした。
プログラミングなどを、
どのように使ったか

ワールドの全体像を把握することは自分たちが考える街を表現にするために重要だと考えました。今回はBlenderという3dモデリングソフトにインポートすることで描画距離の制限なく全体像を把握することができました。街の全体像を見ながらビルの高さやスタジアムの大きさなどできるだけ現実に近いように調整しました。マインクラフトの世界だけでは感じにくいような街の様子を把握することができ、さらに完成度を高めることができました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか

私たちの街Central Ring Cityは、人々の安心と日常に溶け込む防災対策をテーマにしています。中心にあるCentral Beaconは街の核であり、私たちが災害や困難に直面したとき人々が再び立ち上がるためには、心の支えとなる象徴が不可欠だと考えて設けました。同時にここは、住民と開発者が交流し続ける共創の場として、永続的に街の安全と未来を更新し続ける拠点でもあります。インフラ面では円形道路を整備し、街の入り口にジャンクションと橋を設けることで、災害時も円滑な移動を可能にしました。さらにモノレールや空飛ぶクルマの飛行場も備え、多様な交通手段を確保しています。Central Ring Cityは、機能的なだけでなく、人々が心を豊かにしどんな困難にも立ち向かえる力を育む街です。この街は物理的なレジリエンスだけでなく心のレジリエンスも大切にする、人々が支え合い常に進化し続ける場所です。
THUMBNAIL

MAP
