応募作品-2022年-
チームの特徴
福岡新宮 学習クラブからの参加
チームメンバー
2名
作品の中で注目して
みてほしいところ

建物で一番工夫したのは、自然にできた洞窟を活用して地下都市を作ったことです。形がいびつだったため、そのまま使うのではなく調整しながら建設しました。また、ロボットをプログラミングして仮設テントを自動で建てられる仕組みを作りました。災害直後でも生活できる場所をすぐに提供できるようにした工夫です。さらにロボットは食料や水、医薬品などを運んで配る役割も持たせました。建設面では、崩壊のリスクを下げるために鉄ブロックや強化ガラスを使用しました。地下には水力・地熱発電所や食料庫を設け、長期的に暮らせるようにしました。出入口は複数作り、光るブロックで避難経路を示しました。住宅やテント、スーパーやコンビニを備え、日常生活ができる都市を完成させました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか

インターネットやAIを使って、防災やレジリエンスについて調べました。特に注目したのは「地震」です。日本は地震大国であり、南海トラフ地震や首都直下地震のように大きな被害をもたらす地震が予測されています。2011年の東日本大震災では約1万1千人が亡くなり、家や道路の破壊で生活再建に長い時間がかかりました。地震では建物の崩壊や火災、停電、断水などが起きるだけでなく、避難所生活が長引くことで心身に負担がかかることもわかりました。私たちは「未曾有の災害から人類の命をまもれ!」というテーマを、災害から逃げるだけではなく、大きな災害があっても安心して暮らし続け、生活を立て直せる街を考えることだととらえました。そのために、地下都市をつくる方法に注目し、研究結果から地下は揺れが地表の約半分であることを知り、崩壊リスクが少ないと考えました。
どのようなことを調べたか

プログラミングでは、ロボット(エージェント)に仮設テントをたてさせ、生活が困難な人でもすぐに生活できる場所を提供できるようにしました。また、ロボットが食料や水、医薬品を運び、避難所まで配るプログラムも作りました。これによって、災害発生後の復興を支える仕組みを表現できたと思います。
さらに、レッドストーン回路を使って水力・地熱発電所をつくり、電気をまち全体に届ける様子を再現しました。発電所とつながる電線をレッドストーンで表現し、長期間の生活を支える工夫をしました。地下に食料をまとめて保存する場所も設けて、災害が続いても人々が安心して暮らせる都市になるようにしました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか

大きなスケジュールについては指導者の先生から提示をいただき、その流れに沿って制作を進めました。5月にはマインクラフトカップのテーマや大会の内容を読み取り、どういう意味なのかをまとめました。6月は災害やレジリエンスについて調べてノートにまとめ、理解を深めました。7月にはまちづくりの設計を行い、どの災害を選ぶか、そしてどのような街にするのかを考えました。そして8月からは、設計した情報をもとに製作活動を開始しました。製作のときは、ただ思いついた順に作るのではなく、どの建物を何日で作るか、また機能ごとに何日かけるかを計画しました。こうして、各メンバーが役割を分担しながら、予定にそって計画的に作業を進めることができました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
災害が起きても長期間にわたって安心して生活できるようにする仕組みです。そのために、地下に水力発電所と地熱発電所を建設しました。発電所は座標(336, -5, -972)と(325, -15, -957)の場所に設置してあり、レッドストーンを電線に見立てて電気が町全体に届く様子を再現しました。これにより、停電しても地下からエネルギーを生み出して生活を支えることができます。さらに、地下には食料をまとめて保存できる場所も作りました。これによって、物流が止まったり外の環境が悪化しても、町の人々が安心して暮らし続けられます。災害の直後だけでなく、復興までを見すえた「レジリエンスのある街」を目指しました。
THUMBNAIL

MAP
