応募作品-2025年-

チームの特徴
作品制作中も歌ってしまうほど歌うことが大好きな中3女子2人のゆるいチームです。
チームメンバー
2名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

公民館や学校などの人が集まる所を避難ビルにして防災を日常的な存在にしました。公民館はオープンな場所が多く色んな人と仲良くなれるので、助け合いが当たり前な「地域の絆の強い町」になっていて災害時もみんなで乗り越えることができます。避難所を普段は体育館などに利用していて、広いスペースを無駄にしません。予め床を避難時の1人分のスペースで色分けしていて、災害時に簡単に避難所を開くことができます。地域の絆を深めるために玄関前で花を育てる「1人一鉢活動」をしています。花は会話のきっかけになり、花がきれいなら手入れをしている家の住人が元気な証拠になります。町の場所決めに悩みました。災害に強い町は高い所が良いと思っていましたが、インタビューを通じ、大切なのは地形よりもそこに住む人達だとわかりました。そこで、水害の多い海抜の低い土地に「みんなで災害を乗り越えていく」というコンセプトの町をつくりました。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

テレビで防災関連の番組を試聴したり、インターネットや新聞で災害に強い建物の構造や、災害を乗り越えた地域について調べました。防災士の2人の先生にインタビューをしました。このインタビューで地域のつながりの大切さや、日常でしてきたことが現場で生きるということがわかりました。例えば、両方の先生に「災害に強い街を0から作るとしたら、どんな町にしますか?」と質問すると、2人とも「地域のつながり」という言葉が出てきました。ここが私たちの町づくりのスタートでした。繋がりから仲間になり、町になっていきます。繋がりがなくバラバラになって避難所が崩壊した事例もあるので、繋がりは災害時に重要です。他にも、津波避難ビルもインタビューのなかで知り、取り入れました。建物の丈夫さや技術などのハード面だけではなく、人と人とのつながりなどのソフト面が災害時には大きな力になってくれるとわかり、作品の方向性が大きく変わりました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

去年は主に手作業で整地をしたり、建物を作ったりしていましたが、今年はコードビルダーとコピーブロックを使って作業時間を大幅に短縮できました。去年ならエレベーターを作っていたところを、今回は停電時を想定して、電力を使わなくても動くトロッコにしました。ゆいにてぃーツリーや病院の各階の階段の横、町の大きな施設の周りにトロッコを設置して、足の不自由な人でも楽に移動できるように工夫しました。人通りが多いゆいにてぃーツリー前には、自動ドアを作りました。トロッコが通過するときに閉まって、人が巻き込まれないようにしました。作り方は調べずに、回路は完全にオリジナルで組みました。トロッコが通るタイミングと、ドアが閉まるタイミングを一致させられるように調整することがとても難しかったです。レッドストーンは苦手意識があったけれど、今回、いつもより回路を組めるようになって少し自信がつきました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

今回は、デジタルをフル活用して計画を立てました。スケジュールを立てるのにタイムツリーというアプリを活用しました。お互いのスケジュールを共有することで、効率よくワールドの完成予定日を決めたり作業日程を組んだりすることができました。 会って活動できない時は話し合えるように通話をしながら作業しました。LINEのグループLINEとノートの機能を使って、アイデア出しをしたり調べた情報の共有をしました。LINEには画像を送れる機能があるので、ワールドや建物の設計図などの共有もスムーズに行うことができました。共有した設計図を元に、お互いの得意なところを活かした役割分担をしました。作業をするときには時間を決めて取り掛かって、心を引き締め、だらだらとした時間をなくしました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

日常と災害時の両方で助け合う場として「ゆいにてぃツリー」をつくりました。ゆいは「ゆいまーる」からとっていて『みんなで助け合う』という意味。にてぃはコミュニティセンターからとっています。ツリーは「人々が集い、心を寄せ合う豊かなコミュニティのシンボル」という意味を東京スカイツリーの名称からお借りしました。「地域のつながり」が生まれる場所としてゆいにてぃツリー、銭湯、スマイリーマーケットがあります。悩み事があってもゆいにてぃツリーに行けばみんなが寄り添って一緒に考えてくれます。銭湯ではゆったりおしゃべりしながら体を癒すことができます。スマイリーマーケットでは特技を持ち寄って助け合っています。1人一鉢活動をきっかけに親友ができた人がいるかもしれません。ソフト面の地域の繋がりのきっかけを生むためにハード面を整えました。丈夫な建物を絆でパワーアップしたイチャリバチョーデーなおはなーんちゅタウンです。