応募作品-2025年-

チームの特徴
プログラミング、マイクラが大好き。ハニロー1人のチームです。
チームメンバー
1名
作った建物の中で工夫したところはどこですか?

いろいろな体験エリアを作り、楽しみながら防災を学べるようにしました。
石巻市の大川小学校で語り部の方の話を聞いた時、すぐに高いところへ逃げなかったことや、「大丈夫だろう」という気持ちが、原因になったと聞きました。どんなに科学が進んでも災害はふせげないから、何度もすぐ避難する練習をしておくことが大事なんだと思いました。
そこで、すぐに逃げる練習ができる津波タイムアタックや、VRでリアルな映像を見て学べる体験、防災リュック検査や◯×クイズなどを、子どもでも体を動かして、スタンプラリーで楽しみながらできるようにしました。
また、防災テントに泊まれる場所や、自分でテントやトイレを作れる体験エリア、防災食レストランも作り、災害時の生活を前もって体験できるようにしました。
津波の力の怖さも感じたので、そのパワーで電気を作る海水力発電や、がれきや水を分けてリサイクルできるシステムも考えました。
災害や防災、レジリエンスについてどのように調べましたか?

神奈川県の防災センターに見学に行きました。地震でゆれる体験で立てなかったり、火事の煙の中を歩くことが難しかったことを今でもよく覚えています。
あと自分が住んでいる市役所にも初めて行って、防災担当の方から街の防災計画などについて直接話を聞きにいきました。大きなモニターもあってすごいと思いました。
また、東日本大震災で大きな被害があった宮城県石巻市の大川小学校にも行きました。語り部の方から当時の話を聞いて、とても悲しかったです。海の近くだったらすぐ高いところに逃げなくてはいけないと感じました。
それと、海水力発電のアイデアは、神奈川県の城山発電所を見学したときに、水力発電のタービンを見て思いつきました。
レッドストーン回路やMakeCodeなど、
動きや仕組みや仕掛けに挑戦しましたか?

タワーを作るときには、MakeCodeのプログラムで作りました。円柱の形で中が空洞のタワーを、プログラムでうまく作れた時はうれしかったです。
レッドストーンで作った津波タイムアタックでは、レバーを押すと水が流れてきて、そのあいだに高いところまでのぼって逃げます。レバーを2種類作ってあって、高い波と低い波でレベルを分けたので、子どもでも体験できるようにしました。
がれき・海水処理システムでは、レッドストーンで中のものを分ける仕組みにしました。がれきを分けたり、海水を生活に使える水にできるようにしました。
海水発電システムは、水力発電所で見たタービンのように回る仕組みをレッドストーンやコマンドでやろうとしました。でもむずかしくてできませんでした。もっと勉強して、こんどまた挑戦したいです。
スケジュールや作っていく計画を立てましたか?

スケジュールは5月に作りましたが、全然予定通りにはいきませんでした。特に最初はどんな建物を作ったらいいのかアイデアが思いつかず、進みませんでした。
でも、いろんなところを見学したり話を聞いたりして、気づいたことを付箋に貼ったりして、やっと少しずつアイデアが出てきました。
ワールドマップやワールドを作り始めたのは結局8月に入ってからで、時間があまりなくて最後はとても大変でした。
最初は50✖️50のワールドで小さな建物をなんとなく作って練習しました。だから時間はかかったけど、本番ではそれを見ながら100✖️100の大きさで作ったので、作りやすかったです。
ワールドで表現した防災技術・レジリエンスは何ですか?

(防災技術)
建物は、制震のしくみを入れて作りました。タワーや、メインの建物のまんなかに心柱を入れて、ゆれにたえて支えるようにしました。これは神奈川県の防災センターで見たゆれる模型を参考にしたり、インターネットで調べて考えました。
また、波の侵入をふせぐ防潮堤というものも知って、取り入れてみました。
(レジリエンスについて)
防災施設を見学したとき、起震車や煙の体験で、地震のこわさを体験できるコーナーがありました。
でも、避難したあとの生活を体験できるコーナーはなかったので、防災テントに事前に泊まれたり、防災テントやトイレを自分で作れる場所があったらいいなと思って作りました。
また、ふだんは食べない防災食が食べられるレストランもあったらと思い、作りました。
避難生活は初めてだと不安だけど、前に体験していれば少し安心できるし、それがレジリエンスになると思いました。