works 応募作品-2025年-

作品No. 5848
四国ブロック まちづくり部門
作品名
わたしたちのちょうせんまもりつくるつながるまち
『わたしたちの挑戦~守り、作る、つながる街~』
チーム名
トクシマケンリツミナトコウトウガクエンジョウホウデザインカ
徳島県立みなと高等学園情報デザイン科
メイン画像
チームの特徴

みなと高等学園は,発達障害のある生徒を対象として,社会的,職業的自立に向けた教育を行う特別支援学校で,平成24年4月に開校しました。高等部のみを設置し,商業ビジネス科,情報デザイン科,生産サービス科,流通システム科の4学科を開設しています。情報デザイン科では、高等学校の国語,数学などの教科に加えて,情報に関する専門教科の授業があります。マインクラフトは2・3年生の「コンテンツの制作と発信」の授業の中で取り組んでいます。

チームメンバー

13

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

それぞれのエリアが独立して、機能するように考えました。エネルギーの世界、シェルターの世界、天空の世界、自給自足の世界です。初めは津波から街を守るためにという強固なイメージで話し合いが始まりましたが、テーマにあるようにそれぞれのエリアが自分たちの挑戦を考え、外からの力ではなくエンパワメントな内から沸くエネルギーをイメージしてエリアづくりが進みました。一番力を入れたのはエネルギーの循環です。わたしたち一人ひとりには力がある!ということを表せたらと思いました。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

ワールド作成にあたって、まずは情報デザイン科商業ビジネス科の合同授業で、マインクラフト体験をしました。また公開されているワークシートを使いながら、グループで調べ学習し、そのあとグループダイアログを行い、災害や防災、レジリエンスへの理解を深めました。それぞれの考えていることを知ったうえで、情報デザイン科の生徒が今回の応募のコンセプトを考えました。違った意見の中でもお互いを尊重し、より良い形を見つけるという目標を大切に、MicrosofTeamsを活用し、作業状況の確認をしたり、誰かの構造物を壊した時に交渉したりなど、コミュニケーションスキルも学びました。わからないことは聞きあったりするだけでなく、ホームページに上がっている情報を参考に調べたり考えたりしながら作業をすすめました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

コマンドやエージェントを使って整地作業や建築作業をしました。
今回はレッドストーン回路でエネルギーエリアの運搬トロッコを作成したり、海流を利用したエネルギー発電を作成したり、天空の世界のエレベーター作成に挑戦しました。マインクラフトカップ参加が初めての生徒が多い中、コマンドブロックも使ってエリア間のワープができるように挑戦してみました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

最初の話し合いで大きな計画を立てた後は夏休み期間を利用して、MicrosoftTeamsで進捗状況などを記録して情報共有を行いました。昨年度までは授業や校内実習で長時間、長期間取り組むことができましたが、今回は夏休み期間という限られた時間の中での作業や異年齢集団で取り組む難しさを感じました。だからこそ、登校日を利用して実際に会って確認をしたり、Teamsを積極的に活用して、お互いにサポートしながら取り組むことができました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

みなと高等学園は発達障がいを対象とした高等支援学校です。それぞれが生きづらさを感じていて、それぞれのエリアで自分が安心して過ごせることを想像しながら作成しました。どんな人でも過ごせるワールドに近づけるように作業しました。誰かに与えられるのではなく自助、共助を想像しながら作りました。学校にあるリフレッシュルームのような部屋を作ったり、みんなが集って話し合えるエリアを作ったりすることで折れないしなやかでたくましい心を保てる工夫を作りました。