works 応募作品-2025年-

作品No. 5958
東海ブロック まちづくり部門
作品名
みらいわきょうひがしうらきょうそうきょうらくきょうふくのまち
未来和郷 東浦〜共創・共楽・共復のまち〜
チーム名
おもいでひがしうら
おもいでひがしうら
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チームの特徴

プログラミング教室で仲良くなった小中学生でチームを組みました! みんな地元が大好きで地元のまちがレジリエンスに強くて住み続けたいと思うまちづくりを目指しました! みんな仲良くてカナダに行ったメンバーもマイクラでつながっています! みんなが楽しみながら本気でまちづくりを調査したまちを見てほしいです!

チームメンバー

8

このまちは「防災・復興する意識・知識が全住民に浸透したまち」と「減災技術が備わったまち」の2つを柱とした未来の東浦町です。調査の中で、防災や減災で一番必要なのは住民一人ひとりの意識向上だと知り、防災・減災・復興意識が服を着るのと同じくらいになったまちを創造しました。災害時も住民全員が何をするか把握し自然に行動でき、隣人を家族のように感じて助け合いながら復興できるコミュニティを目指しました。

減災技術については、最新技術や現在実証中の技術も取り入れ、減災への技術的取り組み意識が高い未来を創造しました。

これらはただの理想ではなく、現実的な技術調査と東浦町の協力で実現したまちです。役場とも何度も議論して、町民が 「町を大事にしたい」 「すぐ復興したい」と心から思うシビックプライドの高い少し未来の東浦町をリアルに再現したいと思い挑戦し実現したのが注目ポイントです。

東浦町役場を訪れ、職員と、町づくりの考え方・残したい景色・町の課題を何度も話をして、残したい魅力を守りながら、課題改善する案を考えました。また、災害時にトイレが最大の課題の一つと指摘され、絶対解決したいと思いコンテナトイレ等を充実させました。また、名古屋大学減災館を訪問し講義を受け、世界一防災技術が高い日本で東南海地震の推定死亡者数が未だ29.8万人もいるのは、住民一人ひとりの防災意識の低さが最大の原因と言われ衝撃を受け、これを防災の最大の課題とし、技術と意識向上を融合したまちを目指しました。さらに、東浦町の町づくりワークショップも参加し、住民や専門家など色々な人の考えを学びリアルな町づくりのヒントにしました。高齢者施設でのボランティアでは、 高齢者避難が困難な現状を実体験し、住民同士の助け合いなしではレジリエンスは実現できないと痛感しました。これらの調査が2本の柱のベースになっています。

やりたいこと実現するため、色々な技術を適材適所に数多く使いました。例えば、災害をリアルに体験できる地震・津波・火災のシミュレーション施設では、コマンドブロックとストラクチャーブロックを数多く用いて、まるで実体験してるようなリアルな体験システムを設計しました。また効率化とやりたい技術の再現のため、 メイクコードをフル活用し、整地・大型施設の自動生成や巨大な防波堤システムや電車・バス・トラックなどを動かす仕組みなどをプログラミングで実現しました。 レッドストーン回路は生ごみ発電システムなど、多くの箇所で実装されています。やれることをやるのではなく、やりたいことをどうしたら実現できるかを常に考えていたため、大がかりで難しい技術が数多くあり、失敗だらけでしたが、その度にオンラインや集まってみんなで意見を出し合い少しずつ改善しながら、一致団結してリアルで実現可能な仕掛けと巨大なまちを完成させました。

まちづくりのためには、東浦町のいいところ・課題・実際のまちづくりのノウハウを知らないといけないと考え、4、5月は東浦町役場の人との打ち合わせや東浦町めぐりに集中しました。テーマ決定後もレジリエンスの高い町づくりをするための調査を続けました。
具体的なまちづくりは5月に開始し、まずどんなまちにするかをブレストし、大まかな構想を決定し、8月までのスケジュールを決めました。やるべきことを図示した結果、やることが大量で種類も多かったため、チーム内に「減災リーダー」 「シビックブライド向上リーダー」などテーマ別リーダーを決め、リーダーを中心に各テーマを進める方法をとりました。
打ち合わせは、カナダのメンバーとの時差を考慮し、オンライン会議を中心に1〜2週間ごとに行いました。8月に入り、 メンバーによって遅れが出始めたため、サポートする子を相談して決めるなどして、計画したことは全部実現できました。

2つの柱のうち「防災・復興の意識の浸透」は、学校の定期的な防災授業、役場の災害体験施設、防災イベントの定期開催など「防災・復興を考える環境が日常生活に溶け込んでいる」様子を表現しました。隣人を家族のように感じ、シビックプライドを高める工夫もしました。於大公園・乾坤院などの人気スポットを再現しつつ駅前を開発し、東浦ブドウなどの名産が買えるエリアや徳川家康の母・於大の方ゆかりの観光スポットを増やし、町民がずっと住みたいと感じるだけなく、 関係人口が増えまちが活性化した様子を表現しました。
「減災技術の整備」は、温暖化対策CCUS、流起式可動防波システム、生ごみ発電・メガソーラーの電力供給、有事でも止まらないバスなど未来の技術も導入し災害を抑える工夫をしました。SDGsの3, 4, 6〜8, 9, 11〜13,17も意識し、持続可能で災害に強くレジリエンスを発揮する未来の東浦町を表現しました。