works 応募作品-2025年-

作品No. 6062
四国ブロック まちづくり部門
作品名
きょうえいがいおとをちからにすべてをまもる
響衛街 ー音を力に、全てを守るー
チーム名
てくテックすさき
てくテックすさき
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チームの特徴

技術とやる気マシマシの3人チームです!全国大会を全力で目指してます!

チームメンバー

3

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

最も注目してほしいところは、噴火の可能性がある火山や地震が発生する地下、津波が発生する海上などの「災害発生源」に設置された箱型の装置『Voice Of Earth System』。 通称『VOES』です。この装置は、地下深くにある岩盤同士の摩擦の振動、それにより起きた地震や津波が大気を揺らすことによって発生する、『インフラサウンド』と呼ばれる人間が捉えることのできない超低周波音を利用したものです。ワールドでは超低周波音を表現することはできませんが、この『インフラサウンド』を監視者で感知し、監視者が発したレッドス トーン信号がコマンドブロックに伝わり作動する事によって、街前方に広がる防波堤に光源ブロックで作られた壁(危険信号)を作り出すようになっています。 この光源ブロックの壁を災害によって色を変えることで、一目でどの災害が発生し、どこへ避難すべきか分かるように工夫しています。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

まず、自分達の住む高知県の防災に関する取り組みについてインターネットで調べていき、その過程で未来の防災に役立てるためのシステムとして、「インフラサウンド」に出会いました。このインフラサウンドの研究室が高知工科大学にあり、研究室の山本教授の所へこのシステムについて実際に調べに行きました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

地上から地下の空間へテレポートして避難するためにコマンドブロックを、整地にfillコマンド使用した他、地下空間の入り口・地下空間に避難するために設置した、噴水や神社、公園の隠し扉・地下から地上へ戻るための施設の入り口にレッドストーン回路を使いました。MakeCodeは、地形の作成や建物を建築するための整地、建物のコピーなどに使用しました。
今回は後の作業のためなるべく制作を早く行いたかったため、主に整地などにMakeCodeをかなり使用しましたが、バグの修正などで半分ほど使い物にならなくなったため写真として残せたものは二つだけになります。
街を造ったエリアが海岸沿いで、元々地形があった部分なので、そのような複雑で広範囲な地形を持つエリアでは小回りがきくMakeCode、建物や複雑な地形が存在せず、ただ一気に削りたいエリアではfillコマンド、というふうに状況によって使い分けていました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

最初に「レジリエンスとは何か」を調べ、そこから思いついた災害に対する仕組みや施設などをいくつか付箋に書き上げ、出したものの中から街に取り入れるものを厳選して街を作っていくように計画を立てました。街の規模から、カレンダーを使い「この期間の間にここを終わらせる」「ここの期間に調査に行く予定」「ここまでには完成させ紹介文を...」という日程も決めました。 ただ、施設の諸事情によりイベント発生や、各メンバーの事情(受験生やホームステイ)もあり、崩れた日程も多くありました。それでも、とにかくメンバーが来れる日に来てできる作業を協力して進めていきました。
しかし悪いことばかりというわけでもなく、イベントのおかげで途中から新しいメンバーが加入し、作業する人数が増えたり、新しいアイデアや意見があったりと、街の制作がより良い方向へ変化していくこともありました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

レジリエンスを備えた街を、「どんな災害の被害にあっても元通り、またはそれ以上に立ち直る事ができる街」と考えたとき、確かに災害に対する設備やシステムがとても重要になります。ですが、それと同じくらいに「人々の絆や気持ち」も大切だと考えました。もちろん自分の命が最優先、ただ同じくらい他人の命も最優先。皆で生き残る!という気持ちが大切だと。「必ず生き残れる。自分たちなら大丈夫だ!」という気持ちを持ってもらうために、「誰一人として死なせない、住民全員が生き残り立ち直れる力を持った街」という目標を掲げ、この街を作りました。施設面でのレジリエンスもあります。VOESや、防波堤を通過する波の力を利用した防波堤兼水力発電所や、壊れても作りやすいシンプルな木造建築等、災害さえも力に変えて自分達の「自信」に繋がる、最強の街·レジリエンスの表現だと思います。