応募作品-2025年-

チームの特徴
プログラミング教室の小3から小6までの4人チームです。オンラインで楽しく遊びながら、協力して作品を作りました。
チームメンバー
4名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

私たちの作品で最も注目してほしいのは、街の中心にそびえる巨木(座標 299,162,-465)と、それを囲む街並みです。
この街は「自然と融合した未来都市」というイメージで作りました。 未来らしさを表現するために、建物の形をユニークな形にしたり、カラフルな色使いにしました。
そして、自然との融合を象徴する存在として、レジリエンスを持つ巨木を作りました。 この巨木は、葉の光合成によって電気を生み出し、幹に蓄えることができます。また、グローベリーの実(409,166,-424)は住居になっています。さらに、災害時に発生する大量のがれきを処理するために、巨木の枝がクレーンになっているという工夫をしました。
巨木は街全体を覆うほどの大きさのため、膨大な葉の作成には苦労しましたが、プログラムやコマンドブロックを使って効率よく作りました。大変でしたが迫力ある仕上がりになったと思います。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

まず、メンバー各自がワークシートを使って、災害の種類や防災、減災、復興について調べ、発表しました。
次に、未来の街を表現するために、テクノロジーが発達した都市をイメージし、防災に役立つ技術を調べました。
ドローンは、空からの撮影でインフラを点検したり、赤外線を使って夜間の探査ができたり、気象観測や自動運転で物資を届るなど、多くの場面で活躍していると分かりました。(参考:HP 国土交通省のドローン活用事例、『知って備える防災の科学技術』)
また、フードテックでは、3Dプリンターで作る培養肉やLEDライトによる水耕栽培などの技術が、災害時の食料確保に役立つと考えました。防災倉庫の中で食料を生産できる未来の仕組みも想像しました。(参考:『食糧危機のサバイバル』)
「そなエリア東京」では「東京直下72hTOUR」の体験ツアーに参加し災害時のシミュレーションをしました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

効率よく作るためにプログラミングやコマンドを使いました。
プログラミングを使ったところ
♦巨木の葉: MakeCodeの図形 円
♦巨木の枝: MakeCodeの図形 円
♦グローベリーの実(409,166,-424): MakeCodeの図形 球
♦建物: MakeCodeのブロック
♦防災無線(324,80,‐457): MakeCodeの論理、変数、ブロック
コマンドを使ったところ
♦整地:executeコマンドでタグが付いたプレイヤーの周りのブロックを削る
♦巨木のエレベーター1(324,123,‐450): executeコマンドを使ってプレイヤーをテレポートさせる
♦巨木のエレベーター2(317,80,-428): executeコマンドなどを使ってプレイヤーに複雑な動きをさせる
♦建物:ストラクチャーブロックを使って増やした
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

私たちのチームは、メンバー全員が離れた地域に住んでいるため、直接会うことはできません。そこで、ディスコードを使ってオンラインで連絡を取り合いながら活動を進めました。
活動は5月下旬から始まり、最初は週1回のペースでミーティングを行い、各自が作成したワークシートをもとに、防災のアイディアや街のイメージを話し合いました。
その後、建物や仕掛けの担当を分担し、7月からはワールド制作を開始しました。
決まった日や時間に集まるのではなく、各自の空いている時間に作業を進め、データはGoogleドライブで共有しました。
作業後はディスコードに進捗を記録し、チーム全体で確認しました。また、誰かが作業しているときには他のメンバーがマルチプレイで参加し、協力しながら楽しく制作を進めました。
8月の半ばにはメインの巨木と各自担当した建物が完成し、その後は街の各所に建築を加えて、街全体を充実させました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

レジリエンスには、起き上がる、回復する、という意味があります。
災害が起きても何度でも立ち直れる、復興に強い街を表現しました。
♦巨木で光合成(太陽光)発電・蓄電をする: 復興活動を支える電力となる
♦巨木のクレーン: 災害がれきの撤去
♦防災倉庫: 食料や医療品の備蓄があり、水耕栽培で野菜も育てられ、食料の自給が可能 街の各所に点在している
♦ドローンステーション: ドローンで空から救助活動や情報収集をする。自動運転による防災物資の輸送ができる施設
♦ラマ救援物資倉庫: ラマが地上で救助活動をしたり、救援物資を輸送する
♦ラマ居住カプセル: ラマが住んでいる
♦VR訓練施設: 地震や火事を仮想体験し、安全な避難方法を学べる
♦防災無線: 避難警告を出す
♦緊急警告ライト: 非常時はライトが青から赤に変わる
街の住人ガストたちも救助や運搬に協力してくれます。