works 応募作品-2025年-

作品No. 6696
東京ブロック まちづくり部門
作品名
えどからみらいへれじりえんすのまち
江戸から未来へ ー レジリエンスのまち
チーム名
エドアンドフューチャークリエイターズ
Edo & Future Creators
メイン画像
チームの特徴

同じ小学校に通う、小学5年生5人と小学3年生1人の6人チームです。自分たちの住むまち、東京の未来と、昔の江戸をテーマに選びました。コマンドやレッドストーン装置が好きなメンバーがギミック満載な未来都市を、建築や城・歴史好きなメンバーが美しい江戸のまちを担当し、それぞれの得意分野を活かして協力しながら進めました。

チームメンバー

6

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

私たちの作品の最大の見どころは、同じ地形上に未来都市と江戸の町を再現し、テレポートやタイムスリップ装置で自由に行き来できることです。未来チームでは「災害対策」と「エコ」をテーマに、レッドストーンやコマンドを使って、海上風車や自動津波防波堤、地震警報装置などを動かしました。一方、江戸チームは江戸城や寺、五重塔、茶屋、蔵などを再現し、美しさと生活の知恵にこだわりました。特に、火事対策の長屋や食料備蓄の蔵、水害を防ぐ水門やため池は工夫した点です。最後に全員で制作した博物館では、江戸と未来それぞれの町や建物を展示し、見どころを紹介しています。二つの時代を体験しながら比べられることが、この作品の一番の魅力です。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

未来の仕組みを考えるときには、防災、再生可能エネルギー、地震や津波の被害事例についてインターネットで調べました。災害時に役立つ技術については、社会科見学で行った「そなエリア東京」での体験をもとにしました。また、関西万博にも行き脱炭素社会に向けた最新の技術を学習し、健康で快適に暮らせる町を表現してみました。
江戸を再現するためには、社会の教科書、歴史の本、浮世絵、インターネットの情報を中心に参考にしました。今も残っていて見学できる お城や池、金閣寺を実際に見に行くこともしました。江戸城や五重塔、江戸の町並みの特徴や、当時の人々の暮らし方、水害対策や共同生活の知恵などを図書館とネットで調べて建物やしかけに取り入れました。高潮の際に海水が町へ流入するのを防ぐ水門は、高松城の水門を参考にして作りました。調べていく中で、昔と未来の災害対策の違いや共通点を学ぶことができました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

プログラミングで「実際に動くしかけ」をたくさん作ることに挑戦しました。海上風車は羽が回り、津波防波堤はボタンを押すとせり上がって町を守ります。初めは思い通りに動かず大変でしたが、工夫を重ねて安定するようになりました。地震検知器は地下のマグマ活動を見張り、地震が来ると音や光、脳内メッセージで警報を届けます。オブザーバーを連動させ、ゆれが強いほど警報が長く続くよう工夫しました。ピストン式エレベーターや水流式エレベーター、ストラクチャーブロックを使った水門開閉システム等、みんなが得意なやり方で色々な仕組みを作りました。畑はAgentに作らせたり、家はストラクチャーブロックで増幅することで効率的に町づくりができました。さらにBlockbenchで、錦鯉や水門のバルブ、お団子等アイテムを自作し、景観を美しく彩りました。難しくて苦戦もしましたが、自分たちの工夫で世界が動き出す楽しさを実感しました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

まず最初に「未来」と「江戸」のチームに分かれて作ることを決め、同じマップを2つ用意しました。未来チームはプログラミングや災害対策、江戸チームは建物や暮らしの再現を担当し、それぞれ役割分担して進めました。作るとちゅうでお互いの町を見せ合い、意見を出し合いながら改良しました。町の形ができてきたところで一つのワールドに統合し、未来と江戸をテレポートやタイムスリップでつなぐ仕組みを作りました。最後に、江戸・未来の町並み、建物を展示する博物館を全員で作って完成させました。みんな忙しくていっしょに作業ができないことも多かったので、自分で作ったワールドをストラクチャーブロックで合体させたり、オンラインで同じワールドで作業をしたり、相談して進めました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

江戸と未来の町を、同じ形のマップで制作しました。プレイヤーはタイムスリップ装置を使い、もともとは同じ地形だった江戸時代と未来の東京の暮らしを、見て比べることができます。江戸では自然とうまく暮らす知恵を活かし、長屋や茶屋、井戸や広場をならべて火事が広がらないようにする工夫を再現しました。未来の町では、海上風車や津波防波堤、地震警報などの防災設備を作り、大きな植物園やアスレ付き公園・サッカーコートもあって、災害に強く環境にもやさしい、楽しく暮らせる町を表現しました。江戸と未来をつなげることで、江戸時代から現在、そして未来まで、東京という町が何度も災害を乗りこえながら形を変えて受けつがれ、これからも続いていくことを表現しました。過去の知恵と未来の技術をつなげて、これからも人々が安心して楽しく暮らせる「レジリエンスのある町」をみんなで考えました。