works 応募作品-2025年-

作品No. 6743
東京ブロック まちづくり部門
作品名
すいぼうさんじゅうのたてくらしにぼうさいがいきづくまち
水防3重の盾 ~暮らしに防災が息づくまち~
チーム名
ニコリヒトラボ
ニコリヒトラボ
メイン画像
チームの特徴

プログラミングスクール『ニコリヒトラボ』からの参加です!

チームメンバー

3

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

最も注目してほしいのは、①巨大なダム ②防災体験型スマートタワー「二コリグリーンモール」③防災地下神殿の3つです。ダムは高さに加え深いダム湖を備え、未曽有の豪雨にも備えられます。コンジットゲート・水力発電所・監査路まで再現し、防具立てでダムの斜面を作る専用コマンドも実装。コンジットゲートから水が流れる様子は、黄昏時に美しさが際立ちます。fillコマンドでは広範囲すぎてエラーが出るため、自作の建築システム「nikori-edit」をMakeCodeで開発し様々な所で活用しました。
「二コリグリーンモール」は避難所となる客室と、防災を体験できるシミュレーション博物館を併設。防災地下神殿は首都圏外郭放水路を実際に見学し、調圧水槽・立坑・排水ポンプまで忠実に再現しています。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

図書館の防災・土木の本、インターネットの情報、現地見学で調べました。
特に首都圏外郭放水路の防災地下神殿は実際に見学し、柱の並びや広さを自分の目で確かめ、写真とメモで記録しました。
調圧水槽の柱の大きさや立坑の大きさ、排水ポンプやインペラの構造などは、現地で頂いたパンフレットや、首都圏外郭放水路の公式HPで調べ、ワールド内で忠実に再現しました。
他にもトンネルの形は、四角より円形の方が力が分散して壊れにくいことや、橋の構造、水力発電所の導水管や監査路についても本やインターネットで調べて再現しました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

MakeCodeでは自作ツール「nikori-edit」を作り、地形ならしや堤体づくり、トンネル処理を効率化しました。functionで巨大な山を生成し、防具立てで大きなダムの斜面を自動作成。監査路のエレベーターはハッピーガストで自然な動きを表現しました。防災シェルター入口は動画で学び、レッドストーン回路を実際に動かした後、ストラクチャーブロックで複製。さらにカメラコマンドを用いて〈台風=シャッター閉鎖〉〈大雨=ダム放流〉のシミュレーション映像を作り、仕組みを視覚的に分かりやすくしました。また、自作の数字ブロックアドオンとfunctionを組み合わせ、ボタン操作で階数を増減し目的の階に移動できるエレベーターを構築。このために使ったコマンドは約1120個にも及び、ChatGPTを活用して効率化しました。さらに防災博物館から主要施設へTP移動できるよう整備しました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

はじめにMind Mapで「過去の災害」「起こりそうな災害」「備え」「作るもの」を整理し、毎回の目標を決めました。
意見が出た場所は、話し合い→担当決め→制作→進捗共有の順で反映。
役割分担と課題の確認は毎週月曜日にDiscordで行い、遅れそうなところはメンバーで助け合いました。
作業のながれは〈地形づくり→主要な建物→設備やしかけ→見せ方→提出〉
最後に全体のつながりと表現をチェックして仕上げました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

テーマ「レジリエンスを備えたまちづくり」は、豪雨や洪水、台風や地震への備えで表しました。
洪水にはダムと堤防を整え、防災地下神殿に一時的に水をためる設備を作成することで表しています。
建物は耐震を意識し、安心して長く過ごせるようにシェルターに食料・水の備蓄を配置し、人々の防災意識を高めるために防災シミュレーション博物館を作りました。
防災博物館では、台風や津波、高潮のシミュレーション映像、防災に関する展示などを見ることができ、ふだんから防災について意識することや備えることの大切さを伝えています。
過去の災害の教訓を忘れず、日常は楽しく生活することができ、非常時は防災仕様に切り替わる、安心安全な街をめざしました。