応募作品-2025年-

チームの特徴
龍昇経理情報専門学校の高等課程3年生、学校の取り組みで参加しています!
チームメンバー
30名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

クラス全員の想像力をフルに詰め込んだワールド全体が一番の見どころです。できるだけ自然の地形を活かして建築を進めました。
今回のテーマについては地上より地下が強いとの情報を得た人が多く、ワールド中央の山中に大きな避難施設が3つ作られています。
また、日常の平和な時間を大切にして欲しい、心健やかにみんなに楽しんでもらいたいという思いで、アイスボートレーシング、温泉旅館、ツリーハウス、クロックタワーなど、体験したり観光したりして楽しめる施設も用意しています。
工夫した点は、心身のレジリエンス。被災後のメンタルケアやストレスの発散、電気を使わない娯楽などに意識を大きく置いているところです。
苦労した点は、自然豊かな地形を選んだがゆえに、道路づくりが難しかったところです。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

学校での体験や見学は、県立防災センター、火力発電所、起震車による地震体験訓練。個人単位では阪神淡路大震災「人と防災未来センター」や復興支援ボランティアに参加した人の談話など。様々な活動から得た知識やアイデアを作品内で表現しました。
火力発電というと発電中は煙突から黒い煙が出ていて環境に良くないイメージでしたが、粉にした石炭を火に吹きかけて発生する水蒸気の力でタービンを回転させることで発電していることを知りました。また、発電の際に発生するものは石膏ボードなどにリサイクルされ、煙はすべて水蒸気だということに感動しました。
その他、防災、耐震、レジリエンス、マイクラの建築についてはインターネットを活用しました。
参考サイト:YouTube【マイクラ】サッカースタジアムの作り方https://www.youtube.com/watch?v=F3VubpkCRzs
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

MakeCodeで建築や移動をスピードアップするプログラミングを使用している人が多かったです。先輩が作ったMakeCodeの写真(データファイルではなく写真)を共有フォルダに置いておき、使いたい人はそれを見様見真似でプログラミング。独自にアレンジを加えて使用している人もいました。
その他、コマンドブロックはテレポート(山中の4フロア避難施設内のエレベーター)や、アップルハウス前~空中要塞の移動、レッドストーンは水中レストラン入口のドア、病院とスーパーマーケットの間の信号機で使用しました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

5月中旬~6月中旬:防災、耐震、避難、レジリエンスについて調査~まちづくりの案をみんなで共有ファイルに書き出し(ブレーンストーミング)、どんなワールドにするかをGoogleフォームでアンケートを取り方向性を決定。
6月中旬~7月中旬:みんなで空を飛び回って建築拠点を決定、どんどん作る人がいれば、CADで設計図を先に作る人もいる。
7月下旬~8月:避難施設だけではなく普段の生活に必要なものを建築
全体を通じて:席が近い人たちと協同。授業の始まりと終わりにスクリーンショットを撮る→共有フォルダにアップ。定期的に進捗レポートを作成して共有。
ゲームのプレイが苦手な人や画面酔いしやすい人は、みんなのスクリーンショットのファイルを整理したり、まちづくりの進捗を管理したりしていました。進捗の管理をすることで手が空いている人を他のチームの建築の応援に割り当てることができます。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

海、山、川、どのような災害が起きるかを予測し、それを回避したり避難したり復活したりできるまちを表現しました。
山の麓西側には耐震構造の排水機能と太陽光発電を備えた避難所(1)。その上の山中には4フロアに及ぶ食料等保管庫や普段から使用できる多目的ホール(2)。山の東側中腹にあるコンビニの地下にはフードコートや遊び保存記念館(3)(電力を使用しないアナログゲーム等)、救護室やトレーニングルームも備え付けられています。
地上での水害対策としては、水上の家、河川敷・土手、高台の神社やサッカースタジアムなど。
実際私たちは今いる場所でどんなことが起こりうるのか、そしてそれにどう対処すべきなのか、最適解を見つけていかなくてはなりません。
まだまだこのワールドにも対処が必要な点がたくさんあります。この作品を「完成」とはせず、そして自分たちの身に置きかえて災害について考え続けていきたいです。