 応募作品-2025年-
        応募作品-2025年-
      
      
       
                                  チームの特徴
東京とシンガポールの生徒を中心に構成されたCoding Labプログラミング教室のメンバーです。日本とシンガポール両国からの参加により、国際的な発想でプロジェクトに取り組んでいます。 チームミーティングは全てオンラインで実施しており、地理的な距離を感じさせないスムーズなコミュニケーションを実現しています。オンライン環境に慣れているメンバーばかりなので、効率的に議論を進めることができています。 プログラミング教室で培った技術力をベースに、東京とシンガポールそれぞれの文化的背景や視点を活かして、独創性のある作品制作を目指しています。 オンライン上でしっかりと連携を取りながら、共通の目標に向かってチーム一丸となって取り組み、Minecraftcupで良い成果がでるようがんばります!
チームメンバー
11名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
                 
                                      本作品で最も注目していただきたいのは、都市の機能維持と安全確保を統合したシステム設計です。緊急避難所、雨水貯留施設、ピストン式水ポンプなどの水関連インフラを核とし、効率的な道路設計、緊急街路灯による避難誘導システム、湿地帯や森林との統合により、洪水に対する都市レジリエンスを高める「スポンジシティ」を実現しました。
技術的課題として、コードの削除・破損、レッドストーン回路の複雑な配置、ブロック種類の制限に直面しました。これらに対してコードリファクタリング、エージェントによる自動建築、創造的なブロック代替手法、テラフォーミング技術を駆使した地形適応により課題を克服し、理想的な都市モデルを構築できました。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
                 
                                      調査にはインターネット検索、YouTube動画、AI、専門書籍を活用しました。
研究の中核は「スポンジシティ」の概念で、豪雨時に雨水を貯留し乾季に放出する都市設計手法です。堤防、湿地帯、緑化屋根、透水性舗装、揚水システムを統合した都市モデルを構築しました。
また、緑化壁などグリーンインフラについても調査し、津波、台風、地震といった自然災害の防災対策を研究しました。災害頻発地域の都市計画や建築設計の事例を検証し、特に日本などの地震活発国における天然・人工を問わず水中構造物の活用事例を分析し、災害リスク軽減における水中インフラの役割と効果について研究を行いました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
                 
                                      プログラミングでは、Microsoft MakeCodeを使って、ブロック、JavaScript、Pythonでコーディングしました。チーム全員でプログラムを作って協力しました。
都市を作る前に、コードで土地の形を整えて建物を建てられる場所を作りました。湿地帯や堤防を手で作ると時間がかかって見た目も不自然になるので、木を自動で植えるプログラムを作り、密度も調整できるようにしました。
家やビルは災害時に人が集中しないよう、等間隔に配置するコードを書きました。他にも防波堤、都市農場、衛星アンテナ、警報システム、水中避難所、並木道、食料貯蔵庫、都市地図システムなどをプログラムで作りました。手作業だと大変な作業も、コードを使うことで効率よくきれいに完成させることができました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
                 
                                      私たちのチームは日本とシンガポールのメンバーで構成されているため、プロジェクトの計画と調整にはZoomやMicrosoft Teamsなどのツールを活用しました。
まずチーム全体でブレインストーミングを行い、様々な災害の種類、都市計画、防災手法について調査しました。
都市計画では、湿地帯、地下インフラ、住宅地、道路、都市型農場など、明確に区分けされた地区やエリアに都市を分割しました。
チームを小規模なサブチームに分割し、都市の各部分を担当させました。構築前に追加調査を行い、アイデアをスケッチし、コードを記述・デバッグした後、都市を構築しました。
これらの手法を組み合わせることで、プロジェクトの体系的な進行を確保し、全メンバーが最終成果に効果的に貢献できるようにしました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
 
                                      オアシスの市民を災害から守るため、以下の戦略を実装しました。
スポンジシティ:湿地帯、堤防、透水性舗装、排水ポンプ、グリーンインフラによる水管理システムで、豪雨時の洪水防止と乾季の干ばつ対策を実現しました。
早期警報システム:地震観測センター、台風警報システム、衛星・地上観測システムにより、災害の早期検知と市民への迅速な情報提供を可能にしました。
防護対策:津波や海面上昇に対する巨大防波堤、地下・水中緊急避難所を設置し、物理的な防護機能を強化しました。
グリーンインフラ:屋上緑化、緑化ファサード、並木道、公園、湿地帯など環境保護と災害軽減を両立する緑のインフラを整備しました。
都市計画:緊急時の資源アクセスを考慮した配置設計により、対応効率と安全性を向上させました。
これらが統合的に機能し、レジリエント都市を実現しています。