works 応募作品-2025年-

作品No. 6962
東京ブロック たてもの部門
作品名
リタケいきるちからをそなえるばしょ
Re-TAKE 生きる力を備える場所
チーム名
そうた
sota
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チームの特徴

小学4年生、一人のチームです。たてもの部門に初めて参加します。

チームメンバー

1

昔は『地震のときは竹林に逃げろ』と言われたと聞き、なぜ竹林なのか調べると、竹の地下茎が地盤を強くすると分かりました。しかし、現在は竹林よりも高台に逃げることと、手入れをされていない竹林が問題になっているということも分かりました。
なので竹林を建物の周りにつくり地盤強化をし、「竹自動収穫装置」で定期的に手入れができるようにしました。伐採した竹は、「竹酢」にして土壌を良くし虫除けにも使え、「竹炭」は飲み水の浄化と空気清浄に使えるように考えました。たてもの内の「パン屋」は竹ブロックで作りました。

建物に入ると自動で「ガラス瓶」が配られるようにしました。建物内に水くみ場を作り、必要な時に必要な量の水を飲めるようにしました。

「トコトコ(寄り添いロボット)」は、避難所生活で家族や友だちには心配をかけたくなくて言いづらいことを、ロボットに話しすっきりした気持ちになれるようにと作りました。

【体験を聞く】
初めに周りの人に、災害にあった時にどうするかや体験を聞きました。東日本大震災や東京大空襲についての話しを聞く事ができました。その中で、心に残った言葉から調べていくことにしました。
『昔は地震のときは竹林に逃げろと言われた』
『東日本大震災で帰宅困難者になった時、連絡がとれないことが一番不安だった』
『東京大空襲のときに会えなくなった人ともう一度話したい』

【地域を知る】
地域の活動で「海苔すき」体験をした時に、「竹ひび」を設置して海の水質浄化をし、ふるさとの海(東京湾)を再生する活動があると学びました。他にも、博物館でスタッフさんの説明を聞き、再生エネルギーについても学びました。
また、実際に「青竹踏み」や「竹炭」、「竹酢」を使って生活をしてみたり、悲しみを癒やす場として利用されている「風の電話」についても本やインターネットで調べました。

■MakeCode
・『ドーム型のたてもの』は、何度か失敗し時間がかかりましたが頑張りました。

■レッドストーン
・『野菜圧縮装置の回路』は、なるべくコンパクトにするために工夫しました。
・『卵自動回収装置』は、地面を一段下げないといけなかったので大変でした。
・『マルチブロックの回路』はピストンが連動している音が格好いいので見てください。
・『エレベーターの回路』がよく壊れてしまったので、微調整しないといけなくて難しかったです。
・『Eメタン生成装置』で冷暖房が動き、停電時でも動くように考えました。(レッドストーンで動いている音を作りました)
・『家建築セット』は、最初に入る居住地で配ります。廃棄野菜で作るコンクリートが開発されていることと、3Dプリンターで建てる家を知り、一緒に使えたらコスト削減ができて環境にも優しいと思い、災害の時に役立ちそうだと考えつくりました。

一人で作るのが初めてだったので、マイクラカップの公式YouTubeや、「ワークブック」「作品作りサポート」見ながら計画を立てました。
『今週は2階居住区を完成させる』など、小さなゴールを決め達成していくというのを繰り返して完成させました。

■レジリエンス
生きる力を備える場所として、災害時だけではなく毎日利用できるたてもの(コミュニティ)をつくり、通いなれた場所が避難所として使えたら良いと思いました。
たてもの内では、ローリングストックやリサイクルなど、毎日の習慣として資源を無駄遣いしないで、いつでも同じレベルの生活が続けられることを目指しました。
また、避難後も過ごしなれた場所(たてもの)で過ごすことが、生活と気持ちの回復の早さになると思いました。

■防災技術
建物は、地震対策として鉄骨を地中深くにのばしています。
津波と豪雨対策として、日本で一番高い津波の高さを調べ、建物はその高さよりも高いところにつくり、竹林で水の抵抗を弱め、さらに地面に近い部分を鉄骨にし、水からの抵抗を少なくして、浸水の影響を受けづらくしました。
台風対策として、建物を丸くし風の抵抗が少なくなるようにしました。