works 応募作品-2025年-

作品No. 6967
南関東ブロック まちづくり部門
作品名
びよんどたふしちゅえーしょんずこんなんをのりこえて
BEYOND TOUGH SITUATIONS 〜困難を乗り越えて〜
チーム名
にじいろはうす
にじいろはうす
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チームの特徴

フリースクールに通う中学生以上のチームです。

チームメンバー

2

最も注目してみてほしいところは, 地上が津波, 豪雨, 高波, 高潮などの水害や, 火山噴火による降灰の被害に巻き込まれた際, 地下に長期避難生活が可能な居住地区をつくりました。
地下に, 避難者のプライベート空間を守る完全個室のシェルター, 健康を守るための病院, 体を清潔にする且つ, 心をリラックスさせて和ませるための温泉, 食料や生活必需品などを入手できる店, 市役所のような町の主要施設などをつくりました。また, 小さい子どもやお年寄り, 障がいのある人でも安心して生活できるような福祉のサポートがあります。
食料品は, 地下で自給自足ができるようになっており, 小麦などの栽培場や養鶏場があります。

私たちはまず, 日本で起こる自然災害の種類についてインターネットで調べたところ, 地震, 津波, 台風, 洪水, 豪雨, 豪雪, 土砂災害, 火山噴火などがあることが分りました。私たちの住んでいる地域は, 海や川が近いため, 水害に着目してインターネットで調べながら作品作りを始めました。
台風での高波の被害を防ぐためには, 漁港の堤防に消波ブロックが必要だったので, テトラポッドをつくりました。また, 川が近いので堤防をつくり, 川の流路を町から遠ざけるような作業もしました。
地下生活について調べていたら, 地下は年間を通して温度の変化が少なく快適で, 火山噴火による降灰の被害も防げることが分りました。しかし, 地下は湿気がこもりやすく換気が必要だと言うことも分りました。

レッドストーン回路を駆使し, パン工場を作りました。地下の小麦栽培場のチェストに収穫された小麦を入れると, ホッパーを通し自動で工場へ運ばれ, パンを製造してくれます。

私たちは, フリースクールに通っている中学生なので, 夏休み期間フリースクールを利用して作業を進めました。作品を作りながら, 臨機応変に町に必要なものを考え, 設計図などをつくり, 作業を進めました。最初に計画書を作成しスタートしたのですが, 作成途中で様々なアイデアがうまれ変更しながら取り組みました。

災害後に必要な施設(シェルター, 病院, 温泉など)だけでなく避難者の視点になって考えたとき, 避難者たちに寄り添うための活動でサイコロジカルファーストエイド : PFA (心理的応急処置)が行われています。
地下での避難生活は, 身体的, 精神的にも健康で過ごすことでレジリエンスを高めて, 次に繋げる原動力となると私たちは考えています。