応募作品-2025年-

チームの特徴
フリースクールに通う中学生以上のチームです。
チームメンバー
2名

最も注目してみてほしいところは, 地上が津波, 豪雨, 高波, 高潮などの水害や, 火山噴火による降灰の被害に巻き込まれた際, 地下に長期避難生活が可能な居住地区をつくりました。
地下に, 避難者のプライベート空間を守る完全個室のシェルター, 健康を守るための病院, 体を清潔にする且つ, 心をリラックスさせて和ませるための温泉, 食料や生活必需品などを入手できる店, 市役所のような町の主要施設などをつくりました。また, 小さい子どもやお年寄り, 障がいのある人でも安心して生活できるような福祉のサポートがあります。
食料品は, 地下で自給自足ができるようになっており, 小麦などの栽培場や養鶏場があります。

私たちはまず, 日本で起こる自然災害の種類についてインターネットで調べたところ, 地震, 津波, 台風, 洪水, 豪雨, 豪雪, 土砂災害, 火山噴火などがあることが分りました。私たちの住んでいる地域は, 海や川が近いため, 水害に着目してインターネットで調べながら作品作りを始めました。
台風での高波の被害を防ぐためには, 漁港の堤防に消波ブロックが必要だったので, テトラポッドをつくりました。また, 川が近いので堤防をつくり, 川の流路を町から遠ざけるような作業もしました。
地下生活について調べていたら, 地下は年間を通して温度の変化が少なく快適で, 火山噴火による降灰の被害も防げることが分りました。しかし, 地下は湿気がこもりやすく換気が必要だと言うことも分りました。

レッドストーン回路を駆使し, パン工場を作りました。地下の小麦栽培場のチェストに収穫された小麦を入れると, ホッパーを通し自動で工場へ運ばれ, パンを製造してくれます。

私たちは, フリースクールに通っている中学生なので, 夏休み期間フリースクールを利用して作業を進めました。作品を作りながら, 臨機応変に町に必要なものを考え, 設計図などをつくり, 作業を進めました。最初に計画書を作成しスタートしたのですが, 作成途中で様々なアイデアがうまれ変更しながら取り組みました。

災害後に必要な施設(シェルター, 病院, 温泉など)だけでなく避難者の視点になって考えたとき, 避難者たちに寄り添うための活動でサイコロジカルファーストエイド : PFA (心理的応急処置)が行われています。
地下での避難生活は, 身体的, 精神的にも健康で過ごすことでレジリエンスを高めて, 次に繋げる原動力となると私たちは考えています。