works 応募作品-2025年-

作品No. 7377
南関東ブロック まちづくり部門
作品名
すーぱーもばいるれじりえんすしてぃおしゃれやたいでまちをまもれ
スーパーモバイルレジリエンスシティ 〜おしゃれ屋台で街を守れ〜
チーム名
ラララキッズ
LaLaLa KIDS
メイン画像
チームの特徴

茅ヶ崎のプログラミング教室LaLaLa KIDSに通う4年生混合チームです! 女子ふたりと男子1人。お互いの得意分野を持ち寄って作りました!

チームメンバー

2

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

この作品で見てほしいのは、大都会で大洪水が起きても人々が生きのこることができる「スーパーレジリエンスシティ」です。昔、江戸の大火でお店ごとにげられる屋台があったと聞き、そのしくみを今の時代のやり方で入れました。ふだんは竹下通りのように、かわいいものや楽しいお店がならぶにぎやかな街です。でも大雨のときは道がスポンジのようになって水をすいこみ、植物が水をすってくれます。それでも大きな洪水が来たらAIが気づいて、お店がレールにのってビルの中にしまわれます。近くの高いマンションは太陽の光で発電でき、電気をためて停電のときに使えます。マンションの中には大きなへやを作り、みんながあつまって話したり助け合ったりできます。楽しい街と強い街をいっしょにしたところを見てほしいです。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

今回の調査ではまず、所属するプログラミング教室の保護者の方々から直接お話を伺いました。2008年の金沢大豪雨で被災した方、昨年の能登地震でご両親が被災し復興支援に携わっている方、そして東日本大震災直後に気仙沼で救命活動を行った消防士の方です。水害や地震の体験や救命現場での声を聞き、「命の大切さ」「家やものは取り戻せても失った命は戻らない」「心のレジリエンスが重要である」ことを学びました。また、東日本大震災語り部の佐藤誠悦さんからは、ご家族を亡くされた経験を語ることで心が癒やされ、未来に伝える力になることを知りました。さらに都会での大洪水についてインターネットで調べ、グリーンインフラやスポンジシティ構想などの取り組みを学びました。加えて江戸時代の大火では、屋台がそのまま避難できる仕組みとして街を救ったことも知り、昔の知恵が今につながることに驚きました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンをできるだけ活用して、効率よく街を作ることに挑戦しました。まずお店をたくさん並べるときは、ひとつひとつ手で作るのではなく、ストラクチャーブロックを使ってコピーしました。ただコピーすると同じに見えてしまうので、fill replace コマンドを使ってブロックを少し入れかえ、同じお店でも違って見える工夫をしました。高層マンションも一段ずつ積み上げると時間がかかるので、fill コマンドでまとめて作り、効率的に仕上げました。また、ビルの中にあるエレベーターはコマンドブロックを使って作り、ボタンを押すと上や下にテレポートできる仕組みにしました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

応募テーマが発表される前から活動を始めました。まず新しいメンバーと仲良くなるために建築バトルをしたり、MakeCodeやコマンドの勉強を楽しみながら活動しました。5月にテーマが出てからは「調べ月間」とし、オンライン講義で「レジリエンスとは何か」を学び、昨年の最優秀賞の入江くんから建築や効率よく作るコツを教わりました。さらに被災経験のある保護者の方や東日本大震災の語り部の方に災害の話を聞き、心のレジリエンスの大切さを学びました。6月はマイクラを触らずに話し合いを重ね、作品テーマを決めました。女子二人が大好きな竹下通りのワクワクを街のレジリエンスに生かそうと考え、実際に竹下通りへ行き観察しました。7月からは製作期間に入り、週1回集まって制作を進めました。夏休みは自宅からオンラインで集まり、それぞれの分担を工夫して協力しながら作業を進めました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

ワクワクする竹下通りをモデルに「LaLaLa通り」を作りました。未曾有の災害が起きても「ワクワク」をあきらめずに生きていけることを表現したかったからです。通りにはかわいいデザインのお店を並べ、楽しい雰囲気を大切にしました。道はスポンジのような素材で雨を吸収し、店の間には排水溝と緑を配置して水を吸う仕組みにしました。大洪水の時はお店がレールに乗って後ろの収納庫にしまわれるしくみで、これは江戸の大火で屋台がそのまま避難できた知恵を参考にしています。さらにメイン通りは人が多くパニックになりやすいので、道を光らせて避難所のマンションへ自然に誘導できるようにしました。高層マンションは発電できる強化ガラスを使い、屋上の蓄電池にためた電気を停電時に送れるようにしました。中には人が集まれるフロアを作り、普段も災害時も安心できる場所にしています。