応募作品-2025年-

チームの特徴
高知県・黒潮町にあるプログラミングクラブ「CoderDojo 黒潮町」に通うニンジャ(子供)が集まって挑戦します。
チームメンバー
10名
作った建物の中で工夫したところはどこですか?

「未来を自由にする津波避難タワー」を考えました。
ぼくたちの住んでいる高知県黒潮町は、南海トラフ地震で34メートルの津波が予想されています。
そこで一番大切にしたのは「誰一人残さない」ということです。
お年寄りや足の悪い人、ペットも家族なので、みんなが安全に避難し、その後の生活もできるようスロープやトロッコ、ドッグランを作りました。
目の不自由な人には点字ブロック、外国の人には英語の案内、夜は自動で明かりがつく工夫もしました。
畑や水槽をつくり、避難後も落ち着けるようにしました。
町役場の人に話を聞き、日本一大きなタワーも見学して考えた宝物です。町長さんにも発表して思いを伝えました。
みんなが逃げたことを確認後に花火を打ち上げ、救助の目印にしながら希望を持てる工夫もしました。
日常と非常、両方に使えるタワーに、未来を自由にする願いを込めました。
災害や防災、レジリエンスについてどのように調べましたか?

まずぼくたちは黒潮町役場の防災情報課の方から、防災計画や地震と津波の時に何が起こるのかを教えていただきました。
事前復興計画についても話を聞いて、災害が起こった後にどうやって乗り越えて普段の生活に戻れるかを考えました。
その後、実際に黒潮町の佐賀津波避難タワーの施設を案内してもらい、タワーが津波に耐える仕組み、トイレなど防災に必要なものを学びました。タワーの柱は実物と同じく中に鉄骨を入れて作ったり、トイレもストレスなく使えるように男女で分けました。
レジリエンスについては、防災課の方のお話を聞いて、特に心の回復がとても大切だと知りました。心のケアをできる方法を周りの大人に聞いたり、皆で話し合ったりして、心配な人が相談できる集会所、運動してストレスを発散できる施設などを作りました。
津波後に食料確保できるよう、アクアポニックスについて調べ、養殖池の水が畑に循環する仕組みを作りました。
レッドストーン回路やMakeCodeなど、
動きや仕組みや仕掛けに挑戦しましたか?

【レッドストーンを使った仕掛け】
①花火(座標:30 39 155)
発射装置からレッドストーンを繋いで同じタイミングで5色の花火が出るようにしました。花火があがることで、すべての人が無事避難したことを知らせ、外部に救援を求める信号になります。
➁サトウキビ収穫機(39 39 181)自動収穫畑(82 38 173)
観察者のところまで育ったら、後ろのレッドストーンが動力を受けて、ピストンが真ん中のところを押し出して、ホッパーにサトウキビが入って、チェストにたまるようにしています。
③非常ベル(60 -41 172)
災害が起こった時に皆にしらせるための非常ベルを作りました。
【レッドストーンなしだが、仕掛けに工夫したところ】
①災害対応自販機
動力を使って、ディスペンサーででるようにしています。
➁避雷針(避難タワー屋上)
雷を受けて発電できるようにしました。
スケジュールや作っていく計画を立てましたか?

まず、ワークブックを参考にして、津波避難タワーを作るために何が必要かを話し合いました。
その後、週1回黒潮町の集会所に集まったり、オンライン上で集まり、各自がテーマに沿ったアイデアを提案して、作業担当者と締め切りを決めて作業しました。また、前の週の作業のふりかえりをして難しい部分は他の子に助けを求めたりしました。
作業中も困ったことがあったり、新しいアイデアが出た時は、マインクラフト内のチャットを通して話し合いました。
ワールドで表現した防災技術・レジリエンスは何ですか?

見学した津波避難タワーを参考に、私たちの避難タワーを作りましました。
複数の柱と内部の鉄骨で津波の衝撃に耐えられる構造です。外国人も利用できるよう、トイレや看板には英語表記を追加。非常口マークは、夜間や停電時でも光る素材を採用しました。
実物にはない地下シェルターも設けました。チームの友達で高所が苦手な人がいたので、そのような人や高齢者などタワーに登るのが難しい人も避難できるようにするためです。
さらに、誰も取り残さないように、ペット同伴で避難できるドッグランや、視覚障がい者のための点字ブロックも設置しました。
復興については、特に心のレジリエンスを大事にしました。心の不安を相談できる集会所や、避難生活のストレスを解消できるトランポリンやルームランナーで体を動かせるようにしました。
畑や養殖池も作って自給自足でき、避難後の生活を快適にできる施設を作りました。