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Minecraftカップの教育効果、米開催の国際学会にて報告 – 世界の研究者から高い関心
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2024年8月19日、アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファローで開催された第12回国際日本ゲーム研究カンファレンス「Replaying Japan」において、Minecraftカップの教育効果に関する研究結果が発表されました。会場となったのは、ニューヨーク州立バッファロー大学です。
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今回のカンファレンスは、「ポストCOVID-19の世界における日本ゲーム研究の保存、革新、新たな方向性」をテーマに掲げ、国内外の研究機関や団体からの協力を得て開催されました。世界中から幅広い研究者やクリエイターが集まり、ゲーム研究に関連する様々な発表が行われました。
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本研究チームは、ポスターセッションに参加し、Minecraftカップの取り組みとその教育効果について発表を行いました。特に、Minecraftに取り組むことが創造的態度の育成にどのような効果をもたらすかを示した研究結果に焦点を当てました。
発表では、チェコ、カナダ、韓国、中国、アメリカなど、世界各国からのゲーム研究者に対して説明を行いました。日本独自の取り組みであるMinecraftカップに対し、海外の研究者たちは高い関心を示しました。
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参加者からは、日本国内で実施されているワークショップへの関心や、国をまたいだイベント開催の希望など、様々な反応がありました。これらの反応から、Minecraftカップの取り組みが世界的に注目されていることが明らかになりました。
一方で、現状では世界各国からの直接的な参加を促していない点について、いくつかの質問が寄せられました。これは今後の課題として認識され、国際的な展開の可能性について検討する必要性が浮き彫りになりました。
本カンファレンスへの参加を通じて、Minecraftカップの教育的価値が国際的に認められたことは大きな成果といえます。創造性育成におけるゲームの活用という観点から、日本の取り組みが世界的な教育イノベーションの一端を担う可能性が示唆されました。
今回の国際会議での経験を踏まえ、今後はより広範な国際協力や情報交換を進め、Minecraftカップの更なる発展と、それを通じた教育効果の向上を目指していくことが重要です。同時に、各国の研究者との連携を強化し、クロスカルチャーな視点を取り入れることで、より普遍的な教育手法の開発につながることが期待されます。
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