第6回 Minecraftカップ

社会福祉法人聖音会鎌倉児童ホームの取り組みを取材しました

神奈川県鎌倉市にて、社会福祉法人聖音会が運営する児童養護施設「鎌倉児童ホーム」の取り組みをご紹介いたします。

はじめに、鎌倉児童ホーム ボランティアの西野さんにお話を伺いました。

西野さん「活動は毎週土曜日の10時から12時で、その時間に作業をします。その後の13時から15時が遊びの時間ですね。この時間にやっても良いことになっています。(中略)

PCは8人に対してデフォルトで2台支給されていて、それでも足りないのであれば、ストックから持っていって良いことになっています」

西野さん「パソコンを嫌いになってほしくない。子ども達にはある程度エンジニアと同じような環境を与えてあげたい。パソコンを壊したって子ども達が怒られることはなくて、機材を仕入れるコストを下げることで、最悪壊してしまっても良い。好きなように使う、というのをやり続けています」

続いて、職員の豊本さんにお話を伺いました。

豊本さん「見ていて単純に凄いので、褒められる機会は格段に増えたようです。なんか、素直に驚けるんですよね。子ども達自身が、相手に伝えることの喜びを感じることができているのかなって思います。

マイクラを始めた当初は自分でブロックを並べて家をつくるとかいう感じだったと思いますけれど、ここ1年ぐらいはコマンドを打つことでコンピューターに作業をさせて、自分は見ているというようなことも増えてきたなと思います」

次は、パソコン教室ボランティアの若井さんにお話を伺っていきます。

若井さん「マインクラフトカップのために何かものをつくったり、ワールドをつくったりという機会があることで、自主的に本で調べようとしたり、コマンドを打つためにキーボードを積極的に活用したり。そういった前向きな姿勢のきっかけになっているな、と思います」

最後は、施設長の加藤さんと、経営企画室長の秦さんにお話を伺いました。

加藤さん「『来年の大会にはこんな風にして取り組んでみようか』というような組み立てが子ども達の中にも浸透してきたような気がします。例えば、去年は鎌倉児童ホームを題材につくっていったんですけど、実際に『ここからここまでが何メートルあるのか』『どうやったら入選できるか』とか、そういうことを考えられるモチベーションが、段々高くなっていますね」

秦さん「立体構造力とか頭の中の空間把握とか、その辺が育っていっている気がしますね。YouTubeなんかでも、かなりのレベルのマインクラフトの作品が見れるので、まずそこを真似するところから。何を指導しているわけではないんですよ。私も西野さんもマインクラフトは使えないから。wキーで前進するぐらいしかわからないですね」

西野さん「とりあえずは、やりたいって気持ちが大事ですよね」

秦さん「集中できることを見つけられるっていうのが素晴らしいことで、さらに熱中した成果を見てもらえて、良かった悪かったの審査結果が来る。そこに子ども達の成長機会があると思います」

自分の住む地域でも教育版マインクラフトを活用して子ども達にデジタルものづくり教育を届けたいという方は、ぜひMinecraftカップ2022全国大会運営委員会事務局までお気軽にお問い合わせください。
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