• イベントレポート

青森県弘前市にて、教育版マインクラフトワークショップ「創造しよう!未来の弘前駅前エリア」を開催しました

10月26日、青森県弘前市の「弘前れんが倉庫美術館」にて、「創造しよう!未来の弘前駅前エリア」ワークショップを開催しました。

講師に、弘前大学大学院の土井 良浩先生、鯵ヶ沢町教育委員会ICT教育推進アドバイザーの相馬先生、弘前市議員の樋川 あつこ氏をお迎えしました。

当日は、小学生20名とその保護者が参加。

2024年度開催の第6回Minecraftカップ全国大会にて、最優秀賞を受賞したチーム「弘前高校メディアクリエイト同好会」の作品ワールドを活用し、子どもたち自身の視点から2055年、未来の弘前駅前を考え、形にするワークショップを行いました。

主催は「学生団体OTAKIDS」、共催「特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会」です。

   

「創造しよう!未来の弘前駅前エリア」ワークショップについて

本ワークショップは、「青森県弘前市のまちづくりや地域の未来について考えるきっかけをつくること」を目的に開催されました。

過去のMinecraftカップで全国大会 最優秀賞を受賞した弘前高校メディアクリエイト同好会のワールドを教材に、子どもたちは「子どももお年寄りも交流できる」「未来の図書館」「未来の弘前駅」などをテーマに、未来のまちを再設計していきます。

ワールド紹介では、工夫したポイントや地域の人からのコメントなど、魅力たっぷりに紹介してくれました。

 

作品情報

・チーム名「弘前高校メディアクリエイト同好会」

・作品名「環世界~歴史と共に歩む街~」

(▼作品画像)

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

  

ワークショップの様子

ワークショップの流れ

以下のような流れで行いました。

STEP1:弘前の「まち」や「駅前」の特徴を学ぶ

STEP2:アイデアを整理して、何をつくるか話し合う

STEP3:“これから使えるプログラミング”にチャレンジ(MakeCodeを体験)

STEP4:教育版マインクラフトでアイデアを具体化

STEP5:作品を発表して、2055年の弘前市を想像

 

会場となった「弘前れんが倉庫美術館」は、アートと創造の空気に包まれた空間。

午前中の導入では、講師の土井先生が弘前市の特徴をクイズ形式で紹介し、子どもたちは「りんご」「桜」「歴史的建造物」など、自分たちのまちの魅力を次々と発見していきました。

 

プログラミング体験では、全員で同じエリアに集まり「コンクリート広場をお花畑に変えるミッション」に挑戦!

宙に草が生えたり、奈落に落ちたりと、笑い声と歓声が絶えない時間に。

何度も失敗を重ねながら原因を探り、トライ&エラーを繰り返す姿に、まさに“遊びながら学ぶ”子どもたちの姿がありました。

 

教育版マインクラフトを使った制作では、明治時代から続く弘前のまち並みや、前川國男建築の美しい意匠をヒントにしたかのような建築作品が次々と登場。

中には、習ったばかりのMakeCode(メイクコード:ビジュアルプログラミング)を使って建築に挑戦する子もいて、マイクラ初心者ながらも効率的にブロックを組み上げていく姿が印象的でした。

お昼ご飯を食べ終わった後は「休憩する時間がもったいない!」と、開始30分前には全員が制作を再開。

集中した表情でパソコンに向かう子どもたちの姿に、講師やスタッフも驚きの声をあげていました。

 

制作のあとは、グループごとに作品を発表する時間です。

「飛行場と駅が合体した未来の弘前駅」「未来の100円ショップ」など、それぞれのチームが創造した未来の弘前駅前が会場全体に共有されました。

 

講師陣からは、子どもたちの柔軟な発想と空間デザイン力に驚きと感動の声が上がりました。

さいごは、ワークショップの定番になってきたMinecraftカップの”M”ポーズで記念撮影。

 

今回のワークショップでは、「2055年の弘前駅前を考える」というテーマを通じて、子どもたちが自分のまちの魅力や課題に気づき、未来を想像する貴重な機会となりました。

昨年度開催の、第6回Minecraftカップ全国大会で最優秀賞を受賞したチーム「弘前高校メディアクリエイト同好会」の作品に刺激を受けながら、自分たちの手でまちを“再構築する”体験を楽しむ姿が印象的でした。

講師の土井先生からは、「子どもたちの発想が未来のまちづくりを変えるかもしれません」と期待の声をいただき、主催の学生団体OTAKIDS代表 小田桐さんは「子どもたちと一緒に弘前の未来を考える場を今後も続けたい」と意気込みを語ってくれました。

Minecraftカップとしても、大会への参加を通じて、地域への関心を持ち続け、継続的にアクションを起こしていくことを期待しています。 

 

スタッフのご紹介

大学生の他、高校生もスタッフとして参加してくれました。

弘前高校や弘前大学の心強いメンバーが揃い、充実したサポートだったと思います。

ありがとうございました!

 

自分の住む地域でも教育版マインクラフトを活用して子ども達にデジタルものづくり教育を届けたいという方は、ぜひMinecraftカップ事務局までお気軽にお問い合わせください。 

▼お問い合わせ先は、こちらから

 

次回大会の自治体パートナーを募集しています

Minecraftカップでは、第8回Minecraftカップ(2026年度大会)を応援いただける自治体パートナーを募集しています。

子ども達の創造力を支えるパートナーとして、私達とともに地域のデジタルものづくり教育の普及・推進に取り組みませんか?

ご興味をお持ちいただける自治体様は、以下の「パートナーシップ」ページをご覧ください。

第7回Minecraftカップ(2025年度大会)自治体パートナーについてはこちらから

https://minecraftcup.com/24337/embed/#?secret=jO205FWlei#?secret=Ia7zZGGZdW

イベントレポート
一覧に戻る