第6回 Minecraftカップ

教育版マインクラフトのはじめかた

参加者からの質問や相談が多かった技術的な内容について、本記事で紹介していきます。

※以下の手順は執筆時点の情報でありバージョンアップにともない古くなっていきますのでご注意ください。

※本記事はMinecraft Education for Commercial(キャンプ、クラブおよび組織向け)の記事であり教室および学校向けの記事ではありません。教室および学校向けライセンスについてはマイクロソフトにお問い合わせください。


ーMicrosoft365のアカウントのしくみ

マインクラフトJava版・統合版のアカウントは個人向けのMicrosoftアカウントで登録し、一度ライセンスを購入すればずっと有効になるのに対し、教育版マインクラフトのアカウントはMicrosoft365の組織アカウントで登録してサブスクリプション(年間契約)方式でライセンス費用が発生するという点で違いがあります。

マインクラフトアカウント種別ライセンス購入形態マルチプレイ制限
教育版Microsoft365アカウント
(組織向け)
サブスクリプション
(1年毎更新)
同一テナント内
Java&統合版Microsoftアカウント
(個人向け)
買い切りなし
教育版とJava&統合版アカウントの相違点

※「Java&統合版」の販売上の名称は「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」です。

元々、教育機関向けに提供されていた教育版マインクラフトのライセンスは児童・生徒が卒業したら使わなくなるものですので、1年毎更新で必要な数だけを購入するというスタイルになっています。

※教育版マインクラフトのライセンス費用は記事執筆時点で1,500円+消費税150円=1,650円/年となっています。

※2024/07/09追記:教育版マインクラフトのライセンス費用は2024/07/09現在1,788円+消費税179円=1,967円/年となっています。価格は為替相場の状況で変化しますので公式の情報を確認してから購入してください。


ーライセンス購入前に気をつけたい重要なポイント

先程の表の中に「マルチプレイ制限」という項目がありました。

Java&統合版マインクラフトでは購入したアカウントで自由に誰とでもマルチプレイをすることが可能ですが、教育版マインクラフトの場合は「同一テナント内でのマルチプレイ」に制限されることに注意が必要です。

同一テナントというのは、後述するライセンス購入で登録する際に作成した組織内という意味になっており、最初に購入したライセンスで管理される組織にユーザーアカウントを追加した相手とだけマルチプレイが可能ということになります。

つまり、Aさん、Bさんの友達同士でチームを組む場合にライセンスを購入するのであればAさんかBさんのどちらか片方の保護者の方が代表でライセンスをまとめて購入する必要がある、ということです。

Aさん、Bさん間でのライセンス費用のやり取りは現金以外にもスマートフォンでの個人送金方法がありますのでそういうものも活用すると手軽です。

複数ライセンス購入時注意点の図

もし、Aさん、Bさんのそれぞれの保護者の方が個別にライセンスを購入してしまうと、それぞれが別のテナントとなってしまい、マルチプレイが出来ないのです。

マルチプレイ不可のケースの図

ー教育版マインクラフトライセンス適用の概要について

後述する教育版マインクラフトのライセンス購入手続きを行うと組織向けMicrosoft365の管理コンソールからユーザーの設定が行えるようになります。

この管理コンソールからアカウントの発行、ライセンスの割り当てを行うことで、教育版マインクラフトのフル機能が有効になるアカウントをコントロールすることができます。

例えば、以下のようなユーザーが登録されていた場合には、mc01,mc04,mc06のアカウントにはライセンスが割り当てられているのでこれらのアカウントでフル機能が使える状態になります。

「割り当て」という言葉からイメージできると思いますが、割り当てを解除することも可能です。

例えば、ライセンス期間が残っている状態でmc06のユーザーがアカウントを使用しなくなり、mc02のアカウントを新たに有効にしたい場合には、管理コンソールからライセンスの「切り離し」と「割り当て」を行えば良いのです。

組織向けのMicrosoft365を使用している場合はここにOffice関連のライセンスを割り当てたりすることもできるのです。


ー組織アカウント作成~教育版マインクラフトのライセンス複数購入まで

では、具体的なライセンス購入の手順を見ていきましょう。

まずは以下のURLにアクセスしてください。

https://education.minecraft.net/ja-jp/licensing

学校などの教育機関以外は「キャンプ、クラブおよび組織」の「今すぐ購入」ボタンをクリックします。

入力フォームの各ステップに必要事項を記入していってください。

なお、始める前に次の項目を準備しておくと手続きがスムーズになります。

【準備しておくと良いもの】

メールアドレス

・会社名(適当な団体・チーム名を決めておくと良いでしょう)

・会社の規模(チームの人数で良いでしょう)

・本人確認認証コードを確認するためにSMS受信可能な携帯電話か音声通話可能な電話

・最初に登録するユーザー名パスワード

・ドメイン名(*.onmicrosoft.comの*の部分に入る名称を検討しておきます。重複があった場合は登録できないため、英字・数字の組み合わせなどを検討しておきましょう)

・購入するライセンス数(チームを組む場合で人数が明確なら必要数を確認しておきます。なお、保護者やコーチはプレイしないけれどもホストするだけのケースもありますがその場合のライセンスも必要に応じてここに含めても良いと思います)

・支払いためのクレジットカード情報

準備ができたら早速入力していきましょう。


ー本人情報の入力(メールアドレス)

最初に入力するのはメールアドレスです。「職場または学校のメールアドレス」とありますが、個人用メールアドレスで大丈夫です。メールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

ー本人情報の入力(姓名・電話番号)

次のステップでは登録する方の姓名・電話番号などの情報を入力をします。

「会社名」には適当な団体・チーム名を入力します。「会社の規模」は、チームの人数に該当する項目を選択します。

ー本人情報の入力(本人確認認証コード送信)

次のステップで本人確認を行います。SMS認証または音声通話認証のどちらかを選択してそれらを受ける電話番号を入力します。

「確認コードを送信」をクリックすると選択した方法で認証コードが送られます。

ー本人情報の入力(認証コード入力)

認証コードが分かったら、認証コードを入力して「確認」ボタンをクリックします。

ーサインインの詳細情報入力(アカウント作成)

次のステップでは、組織管理者のユーザー情報を登録します。

ユーザー名・ドメイン名・パスワードを入力していきます。

以下の画面の例のように入力した場合、登録されるユーザーIDは

Minecraft@Minecraft429.onmicrosoft.com

となります。これが教育版マインクラフトのログインに使うユーザーIDになります。

ーライセンス購入情報の入力(数量と支払い)

次のステップは「数量と支払い」の画面です。

こちらで必要なライセンスの数を選択してください。

特にチームを組んでマルチプレイをすることが前提となっている場合は、ここで必要な数を指定して購入することをオススメします(あとからこのテナントにライセンスを追加することも可能です)。

必要数を選択したら「更新」というリンクをクリックしてください。

<1ライセンスだけ購入の場合>

小計の金額が更新されて購入金額を確認することができます。

<複数購入の場合>

ライセンスを2つ購入するとその合計額が出ます。

ーライセンス購入情報の入力(支払い方法の追加)

次に「支払い方法の追加」です。クレジットカードの入力が必要となりますので各項目を正確に入力してください。

ーライセンス購入情報の入力(レビューと確認)

最後に「保存」ボタンをクリックすると「レビューと確認」ページになって、購入ライセンス数と販売先住所・お支払い方法・購入金額の合計が表示されますので間違いないか確認してから「注文」ボタンをクリックしてください。

ここで「注文」ボタンをクリックすると教育版マインクラフトのライセンス購入が完了します。


ーアカウント・ライセンスの管理

ライセンスの購入が完了するとMicrosoft365管理センターが使えるようになります。

ここでユーザーとライセンスの割り当てを行います。

以下の「ユーザーの管理」とあるところに「ユーザーの追加」というボタンがありますのでクリックします。

以下の画面が開き、ユーザーの追加やライセンスの割り当て作業が行なえます。

あとからチームメンバーが増えることになった場合は、こちらの画面から新規ユーザーの追加と追加ライセンスの購入・割り当てを行ってください。


教育版マインクラフトのライセンス購入は、Minecraftカップへの参加でチームを組んでマルチプレイをする場合には本記事を参考にして行ってください。

<執筆協力:星野 尚>

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