応募作品-2024年-
チームの特徴
鹿児島県垂水市立新城小学校3年生から6年生10人のチームです。 総合的な学習の時間に取り組んでいます。
チームメンバー
8名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
わたしたちは、2030年以降の、学校を中心とした1000×1000のエリアを「Well Bing」な世界を想像して「シン・タルシティ」をつくりました。学校エリア、街エリア、台地エリア、農地エリア、発電エリア、海浜エリアの6つのエリアを分担してつくりました。
最も注目してほしいのは、農地エリアにある「食料生産加工配送システム研究所」です。全天候型のドーム型農地ハウスが7つ。そのうち、最大のドームは半径40ブロックの巨大ドームになっています。また、ドームの農地の地下は、貯水池になっています。高齢化で食料生産の分野がきびしい状況にあることや天候不良等で安定した食料の供給ができなくなることを知りました。そこで、全天候をコンピューターで一括管理し、安定した食料の供給ができるような施設を考えました。そこでは、生産から加工、配送までできるようなシステムをつくりました。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
それぞれのエリアごとに、問題点を解決するための仕掛けや仕組を調べました。
・学校エリア…実際の建物を測量し、できるだけ実際の学校に近づけるようにしました。
・農地エリア…食料生産に関わる人の高齢化や天候不良による不作などの新聞記事を読みました。
・台地エリア…陸上動物・水中動物の生態や保護の仕方についてネットや本で調べました。
・街エリア…大型地域交流施設をつくるために、日本銀行の建物をモデルにしました。
・海浜エリア…空港の建物や飛行機やヘリコプターのつくりをネットで調べました。
・発電エリア…水力発電の仕組みや送電塔についてやネットで調べました。
そのほかにも、住宅の建築の構造や過程をネットで調べて、基礎→柱建て→屋根→外壁→内装の順につくっていきました。
また、コマンドの入力やコマンドブロックの使い方、エージェントの活用についてネットで調べました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
まず、ただの草原だったので、山地や台地・海のもとを作り、ストラクチャーブロックで複製しながら、バイオームづくりをしました。
つぎに、fillコマンドを使って整地をしたり、同じブロックを敷いたりしていましたが、座標をメモするのに苦労していたので、MakeCodeをつかってプレーヤーとエージェントの位置を対角に置くと簡単にブロックを置くことができる方法を考え付いたので作業が速く進みました。また、ドーム型農地も「高度なブロック」の図形の中の球や円を作るコードを活用しました。直径40ブロックのドームを作るのに、24時間かかりました。
ほかにも、レッドストーンを使った自動ドアやトロッコ線路、レバーや感圧板を使った扉もつくりました。また、NPCに話しかけるとテレポートできるコマンドも入れました。
ストラクチャーブロックで、家やキャンプ用テントなど同じようなものは、どんどん複製しました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
1学期中にある程度のものを作って、応募の準備を終わらせたかったので、応募準備の日を決めそこから、逆算して制作の計画を立てました。
まず最初に、テーマについてのマイクラカップの紹介動画をみて、あったら楽しいもの、作ってみたいものを考えました。次に、それぞれの担当エリアを決めて、それぞれの問題について調べたり、解決策を考えたりする時間を作りました。そして、調べて分かったことからプレゼンを作り、発表会をしました。みんなでイメージを共有しながら、それぞれの担当の場所の制作に取り掛かりました。
それぞれ担当のエリアのメインの建物が出来上がったところで、応募準備を始めました。応募紹介文の作成や動画作りに取り組みました。夏休みに入る前に準備ができてほっとしました。
夏休み中は、参加コードをTeamsを使って参加コードを共有し、空き地にさらに作りたいものをどんどん作っていきました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
SDGsの目標も取り入れて制作した場合は、それも含めてお答えください。
Well-beingのまちを、主にSDGs目標9の視点を中心に、他の達成目標を関連付けて制作を行いました。まず産業の基盤となる銀行をつくりました。外観は日本銀行をモデルにしました。窓口カウンターを設置し、お客さんがお金について相談しやすい環境を表現しました。また、銀行に公民館のような機能をもたせ大ホールや、会議室を表現しました。そうすることで、人々が気軽に銀行からのアドバイスをもらいながらまちづくりを進められるようにしました。
また、動物園をつくりました。受付ではNPCに話しかけると、見たい動物のコーナーにテレポートできるように工夫をしました。そうすることで、短い時間しか在園できない人、けがや足が不自由な人、外国の人など様々な人たちが楽しめるようにした。他にも「みんなのトイレ」を園内に設け、ピクトグラムをあえて掲示せずに個室を設けることで、ジェンダー平等に配慮するようにしました。