works 応募作品-2025年-

作品No. 5176
東海ブロック まちづくり部門
作品名
つながりんぐえーあいろぼっとがあつめたこえでまちがつながる
つながりんぐ ~AIロボットが集めた声で、まちがつながる。~
チーム名
コーダードージョーおおぶ
CoderDojo大府
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チームの特徴

好きなことをきっかけに集まった小1〜小6の仲間たち! 学年も得意なこともバラバラだけど、みんなで協力して大会に挑みました。 参加を通じてさらに仲良くなった元気いっぱいのチームです!

チームメンバー

14

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

わたしたちの作品で一番見てほしいのは「つながりんぐ」の三つの約束です。レジリエンスを高めるためには、日常から人と人、住民と行政がつながり合い、困ったときにすぐ助け合える関係づくりが大切です。過去の災害の調査でも、地域でのつながりがあるほど避難や復旧が早く進んだことが分かっています。だからこそ①お年寄りと子どもがつながる、②市役所と市民がつながる、③安心と挑戦がつながる、という三つの約束を大事にしました。その仕組みを支えるのが、自治体が全世帯に配るAIロボットです。ロボットは声を集め、地域イベントや施設で「同じ趣味の人」や「助けを必要とする人と手助けできる人」を結び、世代を超えた交流を育みます。集めた声は市役所に届き、行政の迅速な対応につながります。さらに学校や防災施設で訓練し、災害時にはAIが要配慮者と支援者を結びます。こうして日常と非常時の両方で、安心を土台に挑戦できるまちを実現します。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。場所や物、事柄を具体的にお書きください。

高齢者でも使いやすい工夫した対話型ロボットの電子工作に挑戦しました。これは、AIが相性の良い相手を紹介する技術の実現可能性を確かめるためです。プログラムは生成AIを利用して作成しましたが、一度で正しく動くことはなく、何度も対話して修正しました。高齢者福祉センターで高齢者との交流会も開き、実証実験を行って手応えを得ました。さらに大府市企画広報戦略課の方と打ち合わせし、高齢者と若い世代の交流促進のために市が交流イベントを開いていることや、市長への手紙の仕組み、市が人口増加を続けられる理由を学びました。世代間交流や行政とのつながりに関する意識調査を確認するためのアンケートを企画し、アンケートフォームやチラシ制作を行いました。結果、8歳から85歳までの125名からご意見を頂き、市民の声をできる限りまちづくりに反映しました。また防災に関する理解を深めるため防災センターや名古屋大学を訪問調査しました。

プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

プログラミングやレッドストーンなどに対して、どのように挑戦しましたか?

MakeCodeでは、巨大なリング型道路と自転車道や歩道を自動生成し、さらに中心から外周に等間隔に5本の放射状道路も同時に作りました。プログラミングは生成AIを利用し約90%の精度で作成し、残りはチーム全員で補修しました。交通システムでは、自動運転バスを基本に仕組みを作り、そこから応用してレンタサイクルや電車、ドローン配送も動かしました。各世帯から集まる情報は、8方向から光ブロックがデータセンターに集まるように表現しました。レッドストーンやコマンドでは、地震体験施設や工場のベルトコンベア、エレベーター等を制作し、災害時にすぐ復旧できるように、支援が必要な家に赤い光の柱、支援できる家に緑の光の柱を立て、緑から赤へ光が送られる仕組みを作りました。さらにスコアボード機能で、地域イベントでNPCが好きなスポーツを尋ね、回答に応じて相性の合うプレイヤーを紹介するマッチングシステムも作りました。

どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

どのような計画を立てて制作をすすめていきましたか?

最初に大まかな日程(テーマ決め→アイデア出し→制作開始→提出資料作成)を立てました。その日程をベースに1~2週間ごとに集まり、進み具合・困り事と解決方法・次やること・期限を話し合いました。
制作に入るまでの3カ月間はブレインストーミングをしてアイデア出しを行いました。制作に入ってからは、まちの設計図を作成しメンバー毎の担当施設を一覧化しました。SNSを利用して随時情報共有をしましたが、昨年からメンバーの半分以上が入れ替わりコミュニケーションには苦労しました。リーダーは積極的にメンバーの発言を促したり、各種操作方法をレクチャーして支援しました。
ワールド制作のルールは文章や図で整理し、都度ルールを見直しながら進めました。
また、市役所での打ち合わせなどの他者を巻き込んだ活動は、1カ月以上前から活動実現に向けて調整し、当日の意見交換が効率よく進むよう準備を徹底しました。

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

ワールド上で三つの約束を表現しました。まず、市役所が全世帯にAIロボットを配る仕組みは、各住居にNPCを置くことで表現し、光ブロックでデータセンターに情報が集まる様子を表現しました。①お年寄りと子どもがつながることは、地域イベントでスコアボード機能を使用し、NPCが相性の合う人をマッチングする様子を表現しました。②市役所と市民がつながることは、市役所に市民の声が掲載される掲示板を設置し、NPCを通じて声が行政に届く様子を表現しました。③安心と挑戦をつなげるため、災害時に支援が必要な家と支援可能な家をビーコンで示し、光の流れで支援が届く仕組みを可視化しました。夢を応援する施設では、夢をNPCに伝えると、その挑戦を後押しする支援者とつながれる仕組みを表現しました。これにより、安心を土台に新しい挑戦がまちに広がる様子を表しました。また、大府市の主要施設や市民アンケート結果も作品に表現しました。