応募作品-2025年-

チームの特徴
山口県防府市にあるオセアコスペース防府校の3人で参加!全国大会に絶対に行きたいです!!
チームメンバー
3名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。

テーマであるレジリエンスをワールド全体でどう表現するかを課題とし、各自で取り組んできました。その中で、みんなで協力して作成したのが電力保管庫です。
当初はコマンドブロックを使って地道に一つずつ繋げながら制作していましたが、ワールド内でバグが発生し、作品の一部を再生成する必要が生じました。そこでコマンドブロックの使用をやめ、反省点を活かしてMakeCodeに切り替えました。関数や変数、ループを工夫して使い、より分かりやすいプログラムになるよう心がけました。
電力保管庫では、地震の揺れをcamerashakeで、熱から電気への変換をtitleコマンドで表現しました。また、レッドストーンランプを使って電力が下から少しずつ貯まっていく様子を視覚化しました。(座標位置:-43, 313, -491)
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。

私たちは作品制作にあたり、様々な方法で情報収集を行いました。
まず、レジリエンスについて理解を深めるため、インターネットで調べました。また、わからないプログラムについても動画やインターネットを活用して学習しました。
青少年科学館ソラールでは実際に体験学習を行い、硬い石の種類、地震発生の仕組み、水の流れによる揺れ、揺れ方と感じ方の違い、地震の伝わり方、火山噴火の仕組み、竜巻の発生原理、雲の形成過程、波の重なりなどを学びました。
さらに、チームに親ががけ崩れ防止の仕事に従事している方がおられたので、その仕事を参考にして山の斜面を制作しました。(座標位置:-22 79 -1006)秋芳洞では、災害級の暑さ対策として洞窟の涼しさを活用できないかと考え、実際に見学しました。洞窟内は奥から水が流れており、非常に涼しい環境(座標位置:9 94 -886)でした。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?

私たちはプログラミングやレッドストーン回路を使って、様々な装置作りにチャレンジしました。
レッドストーン回路では、誰もが快適に移動できるよう自動ドアやエレベーターを制作しました。また、津波対策として強い波を押し返す装置や、食料不足を防ぐ自動食料回収装置も作りました。地震対策では、免震構造の建物とそうでない建物を実際に揺らして比較できる装置も制作しました。
電力保管庫では、最初はコマンドブロックで仕組みを作成していましたが、プログラムが長く複雑になりすぎたため、MakeCodeに切り替えました。よりわかりやすい構造になるよう工夫しながら作成しました。
その他のMakeCode機能では、床の自動敷設、球体生成、レーザー装置制御、水車駆動システム、防災訓練(消火訓練)用のパーティクル表示機能を実装しました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?

私たちは最初にガントチャートで大まかなスケジュールを設定しましたが、常に進捗状況を共有しながら柔軟に計画を調整することを重視しました。
Discordを活用して日々の作業進捗を報告し合い、予定より早く完成した部分や時間がかかっている箇所を把握して、その都度スケジュールを再調整しました。
エリアの役割分担についても、3人でそれぞれの希望を話し合って決めた後、実際の製作過程で生じた問題や新しいアイデアに応じて、担当範囲を見直していきました。
球体1つの製作に約3週間を要することが判明した際も、他の作業との兼ね合いを考慮してスケジュール全体を調整し、無理のないペースで製作を進めることができました。
このように、固定的な計画ではなく、常にチーム内で情報を共有し、状況に応じて計画を修正しながら推進しました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?

私たちのチームでは、レジリエンスを3つの要素で表現しました。
①電力保管庫:災害について調べた結果、災害は自然の力であることに気付きました。そこで地震をただの災害で終わらせるのではなく、次につなげる仕組みとして考えました。地震で発生する揺れを熱へ、熱から電気エネルギーに変換して保管・配送するシステムを構築しました。
②地震対策:地震に備えて、地上の街の地面自体を免震構造にしました。球体の街は地震の影響を受けないように空中に浮遊させ、地上に降りなくても生活できるようインフラを整備しました。
③元気エネルギーを電気エネルギーに変換:災害は人々を不安にさせます。そこで災害からの心理的回復を支援する施設を作り、人々が元気を取り戻す過程で生まれる元気エネルギーを電気エネルギーに変換することにしました。地上・球体の住民から元気をパラボラアンテナに集め、電気エネルギーとして供給される仕組みです。