第6回 Minecraftカップ

works 応募作品-2022年-

作品No. 93
東海ブロック ミドル
作品名 循環型リノベーション都市〜人と自然とドローンが共存する街〜
チーム名 吉川岳人
チームの特徴

Minecraft大好きな小学校5年生です。 Minecraftカップ2020年ファイナリスト コロコロコミック賞 Minecraftカップ2021年ファイナリスト 農林中央金庫賞

チームメンバー

1

作品の中で注目して
みてほしいところ

作品の中で注目してみてほしいところ

僕のワールドは2つのポイントでできています。一つ目は「豊かな自然や動物たちと人間がどちらも幸せに暮らせる街」です。人間が住む場所と動植物が繁栄する場所の住み分けと融合を目指しました。そこで僕は森林や河川、海などの環境保全が必要であること、水力や地熱、バイオマスのような再生可能エネルギーの活用が大切なことを表現しました。二つ目のポイントは、新しい人工物を次々に作りだす社会から、不要になったものをリノベーションして活用する社会(廃校利用や一般の住宅を警察署、病院、宅配所などに再利用)への転換です。静岡県は2007年をピークに人口が減少し、高齢化率も上昇しています。県の資料では、2050年までに現在の居住地の約40%が人が住まなくなるか、ほとんど住まなくなると予想されていました。人口減少で農業や林業、漁業の人手が減る代わりにテクノロジー(特にドローンを活用)で代用することを考えました。

「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現したか

静岡県には富士山や、日本一深い駿河湾、そして大井川などの河川があります。このような豊かな自然を使った防災、減災を考えました。具体的には棚田、ため池、森林・海岸の整備による環境保全、、漁業による混獲やゴーストフィッシングの予防・茶草葉農法や森林保護のFSC認証の推進、をワールドで表現しました。特に頑張ったのは世界農業遺産に選ばれた茶草葉農業の粟ケ岳のお茶畑を再現したことです。サクラエビの水揚げが減っているニュースを見ました。原因としては水質汚染や獲り過ぎが考えられています。そこで環境保護と漁獲量のバランスをとるため水中ドローンによる水中管理をすることにしました。またスーパーの魚屋さんにインタビューして駿河湾の豊富な深海魚や未利用魚を活用することを考えました。まずは消費者の意識を変えていくために港に未利用魚の魚屋を建築し、住民が身近に未利用魚について考えたり買うことができるようにしました。

どのようなことを調べたか

どのようなことを調べたか

地元の自然についてフィールドワークを行いました。去年、森林組合やキウイ農園から循環型農業について学びました。この循環の大切さを知り、循環型社会について調べることにしました。魚屋さんから未利用魚の活用について教えてもらったり、森林管理の認証であるFSC認証を探してユニクロやGU、スターバックスの袋に使われていることを見つけたり、美しい棚田やおごそかな神社に足を運んでそのすごさを体験したりしました。またマイクラカップワークショップキャラバンに参加してタツナミシュウイチさんから廃校について教わりました。子どもの数がどんどん減って毎年400校以上が廃校になっていくことを知り廃校の有効利用の必要性を強く感じました。そこでワールド内の校舎をホテルと外で飼えない動物(ホッキョクグマ、ペンギン、蜂)の飼育所として、グランドはキャンプ場、グランピング場、体育館はレストラン、カフェとして活用しました。

プログラミングなどを、
どのように使ったか

プログラミングなどを、どのように使ったか

レッドストーン回路:ボートがでる。自動ドア。スイッチを入れると段々畑に水があふれ出し、作物を刈り取り回収する。スイッチを入れると羊の毛を刈り取る。サトウキビを収穫・回収する。自動で花を増やす。海岸でスイッチを入れると、ウミガメにエサをやる。木造駅舎にあるスイッチを押すとトロッコが出てくる。メイクコード:「1」と入力するとエージェントが一歩前に出て、後ろにブロックを一つ置く動作を100回繰り返す。海に入ると自動で少し浮かぶようにした。走ると移動速度が上がる。特定のアイテムを使うとエージェントが「こんにちは僕はエージェント」と言葉を言う。「こんにちは」というとエージェントが「ようこそ」と言ってブロックを置く。大量のブロックを生み出す。「遊具で遊ぶ」「家に帰る」と入力するとサバイバルやクリエイティブモードになる。またプレイヤーが死ぬとピースフルとクリエイティブになるという保険を作りました。

どのような計画をたてて
制作をすすめたか

どのような計画をたてて制作をすすめたか

最初に生物多様性について本やインターネットで調べました。静岡県が非常に自然豊かなことを知ることができました。この知識から、まずは住んでいる場所の近くにある自然や象徴的な建物の略図をつくりました。この略図から作りたいワールドを想像し、どのようなものを作っていくのか計画していきました。ドキュメントで作成した目標用紙に建築物や自然環境のリストを作成し、達成したら赤字で「達成」の文字をいれました。これによって作り忘れの予防と計画的な作成をすることができました。8月に入るとフィールドワークを行いました。美しい棚田や、清少納言の枕草子にも出てくる事任八幡宮の視察に行ったりしました。また街中を走る自動運転バスの実証実験を見学したり、世界農業遺産の茶草葉農場がある粟ケ岳や、ウミガメの産卵場所である御前崎の海岸に行ったりしました。このような経験を作品にしっかりいかすことができました。

THUMBNAIL
サムネイル
MAP
マップ
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