第6回 Minecraftカップ

works 応募作品-2023年-

作品No. 1308
北海道ブロック ミドル
作品名 サステナブル・オアシス・シティー
チーム名 Ishigaki Bros
チームの特徴

台湾道禾実験学校の仲良しの友達2人で挑戦します!学校はエコ教育を重視しているので、2週間に1回山や川に行って自然と触れ合います。私たちもそれで大自然がとても好きになって、このような思いを今回の作品に込めました。また本大会への参加は今回が初めてなので、東京のハツメイカー研究所から指導を頂きました。

チームメンバー

2

作品の中で注目して
みてほしいところ

作品の中で注目してみてほしいところ

最も注目して見てほしいのは、オアシス・シティ全体の核となる「緑の高層ビル群」です。高層ビル群を支える電力は、郊外に設置されているバイオガスや風力や太陽光発電所などのクリーンエネルギーで賄っています。また砂漠地帯では日照時間が長いため、建物の外側に緑の蔓を多く植えています。これによって、空調設備の冷却エネルギー消費を削減し、低炭素化の効果を図れます。さらに、生理用品を無償提供する機械が設置してあるオールジェンダートイレを設置することで、ジェンダーの不平等をなくします。
苦労した点は「高層ビル内のエレベーター」です。マインクラフト内には「はしご」がありますが、高層ビル内の移動手段としては違和感を感じて悩んでいました。その後、既存の道具を活用し、迅速に移動できるエレベーターを作れないかと考えたところ、「マグマブロック」と「ソウルサンド」と「水」で、斬新な「液体エレベーター」を生み出しました。

「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現したか

今回の作品にはSDGsの3つの目標を取り入れて制作しました。
1つ目は目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」であり、高層ビル群の中心に生理の貧困をなくすための生理用品無償提供の「オールジェンダー公衆トイレ」を設置しました。
2つ目は目標7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。海岸には風力発電機を設置したり、砂漠地帯やビル・車の屋根には太陽光発電パネルを多数設置しました。更に牛、鶏などの排泄物を利用したバイオガス発電所も設置し、都市にグリーン・エネルギーを供給できるようにしました。
3つ目は、目標の11「住み続けられるまちづくりを」です。現在通っている学校は2週に一回山や川の方へ行っています。自然と触れ合うことで、生物に対する親近感・保全意欲が増し、心も豊かになったと感じています。このような思いから、家の中に自然を取り込み、心地のよい「天空の家」と「海洋の家」を制作しました。

どのようなことを調べたか

どのようなことを調べたか

ネットでSDGs目標の関連資料をたくさん調べました。
a. 目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」ですが、抽象的な目標であり、どのようにマインクラフトで再現するのかかなり悩んでいました。近年コロナの影響で注目された「生理の貧困」を見かけました。経済的な理由などで、生理用品が買えなくなった女性が増え、外出や登校・通勤を控えることになりました。それで男性と平等に教育を受けることや、仕事ができなくなったことを知るようになりました。
b. 目標7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」について、一般的に風力発電や太陽光発電は注目されがちですが、実はバイオガス発電などの素晴らしい発電方法があることを発見しました。
c. 目標の11「住み続けられるまちづくりを」について、2050 Paris Smart Cityのプロジェクト内の緑にあふれる未来都市を見かけまして、参考にしました。

プログラミングなどを、
どのように使ったか

プログラミングなどを、どのように使ったか

今回は風力発電所の整地とバイオガス発電用養鶏場の2箇所に、 「make code」を使用したほか、随所に様々なツールを工夫して、本作品を充実させました。
例えば、中心部に高層ビルを建設する際には、完成したフロアをコピーできる特殊な「構造ブロック」を使用することで、効率よく建物を建てることができました。
また、トラック輸送の代わりに、排気ガスの出ない無人搬送車を作るときに、「チェスト付きのトロッコ」を活用することで、街の間でモノを運ぶ装置を再現することができました。
あとは、高層ビル内の移動手段として、「マグマブロック」と「ソウルサンド」と「水」を生かし、「液体エレベーター」を制作しました。天空の家にどうやって辿り着けるのかを悩んでいた時、「ディスペンサー」と「レッドストーンダスト」と「水」と「TNT」を利用し、何度も人を高く飛ばせる「TNTキャノン」発射装置を作り出しました。

どのような計画をたてて
制作をすすめたか

どのような計画をたてて制作をすすめたか

本大会に向けて作品の制作には約4か月を費やしました。最初は2~3週間かけて大会のテーマである「誰もが安心して暮らせる持続可能な社会」を理解するために、SDGsの3つ目標の定義や関連の資料をよく調べて討議しました。
それから週に一回、放課後に二人で集まり、学校で一緒に制作を行いました。最初の1ヶ月は主に風力発電、太陽エネルギー、バイオガス発電所などのクリーン・エネルギー源を制作していました。
2ヶ月目はサンゴや魚などの自然の生物と触れ合う海洋の家づくりに着手し、3ヶ月目は楽園のような天空の家を作っていました。
最後の一ヶ月間は街の中心となる高層ビルづくりと近隣の道路の整備を進めました。

THUMBNAIL
サムネイル
MAP
マップ
MAKE CODE
MAKE CODE