応募作品-2024年-
チームの特徴
長岡高専の低学年でも研究に参加できる制度・「プレラボ」の取り組みで参加しています。
チームメンバー
4名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
もっとも注目してほしいところは、Well-beingが実現された世界と、その目標が達成されず、人間がいなくなった並行世界を一つのワールドで同時に表現しているところです。
片方の世界では、最先端技術が駆使され、自然と調和した豊かな暮らしを人々が送っています。しかし、鏡を挟んだもう一方の世界では、戦争により街は破壊され、土壌は汚染され、人々の姿は見つかりません。この真逆の結末を辿った2つの世界は、今を生きる私たちがどのように行動するかで未来が左右されることを表現しています。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
サウジアラビアの「THE LINE」と呼ばれる都市構想をインターネットで見つけたので、参考にしました。この都市は、幅200m、長さ70km、海抜500mという、巨大な壁のような空間で、100%再生可能エネルギーで電力をまかなっています。また、人々は徒歩5分以内ですべての施設にアクセスでき、端から端まで20分で移動できるそうです。この都市計画から着想を得て、超高速の道路上を走る「スカイライダー」という乗り物や、マンションの上にジャングルを設けて、住民が自然と常に触れ合える場所を考えました。ほかにもイタリアの木々とクラスマンション「Vertical Forest」や、chatGPTのアイデアも参考にし、自分のアイデアとも組み合わせながら作っていきました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
並行世界を生成するために、コピー&ペーストに挑戦しました。狭い範囲のコピー&ペーストはWorldEditで可能でしたが、広い範囲をコピーする際には段階的に作業する必要がありました。そうするとブロックのズレが起きたり、移動に時間がかかるため、コマンドを組み一列ずつブロック情報をクリップボードにコピーし、並行世界側にペーストしていきました。タイミングがずれて異なるブロックがペーストされるなどのトラブルも発生しましたが、最終的にすべてのブロックを無事にペーストすることができました。
また、makecodeを使用し、道路を作ったり一括でブロックを設置するプログラムを作成しました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
私たちの活動時間は週に2時間しかなかったので、活動時間外で製作を進めていくことが必要でした。そのため、エクセルに完成までの道のりを書き起こし、常時進捗度を更新するようにしていました。これによって、メンバー内で誰がどこを担当するべきなのかをハッキリさせることができました。
まず部活動の時間にホワイトボードに構想図を描き起こしました。いきなり3次元で製作するのではなく、2次元で描くことによってより作品のテーマについて深められました。
メンバーの学科がそれぞれ異なっていたため、レポート、定期試験などに追われて、同時に作業できる時間があまりありませでんした。しかし、それぞれの得意分野で分担することによって負担を軽減し、完成させることができました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
SDGsの目標も取り入れて制作した場合は、それも含めてお答えください。
①でご紹介した通り、この作品ではWell-beingが実現された世界と、実現されなかった世界の2つの世界が存在しています。
その対比された世界の間には、『鏡』と呼ばれる境界があります。
『幸せ』を表現するために、あえて『不幸せ』を描いたこの世界観にぜひご注目ください。
-発電 【SDGs7 エネルギーをクリーンに】
・東京駅でも使われたことがある、「エコロード」と呼ばれる床を踏むことによって発電されるシステムに着目し、スケートパークとクラブにこれを配置することで、発電することができます。
-最先端の移動手段 【SDGs11 住み続けられる街づくりを】
・スカイグライダーレールの横を高速で移動します。空中を移動するように見えるので、景色も楽しめます。