works 応募作品-2022年-

作品No. 5358
北関東信州ブロック ヤング
作品名 みんなを守る!安心安全SaSaワールド
チーム名 みんなのさんさんSaSaLAND2025
チームの特徴

長野市の教育支援センターSaSaLAND(ササランド)を利用する小中学生のチームです! SaSaLANDは、令和6年にオープンした学校に行きづらさを感じる児童生徒が通う施設で、週3日マインクラフト教育版の活動を行っています。SaSaLANDでは、マイクラの活動があるから来れたという子もいて、子どもたちがマイクラを通してコミュニケーションを取るようになったり、協力し合ったりする姿にスタッフは日々驚かされています!そんなマイクラの活動を通して集まった建築好きの子どもたちによる2年目の挑戦です!ワールド内にはミニSaSaLANDも作られました。パワーアップした今年の作品をぜひ見てみてください!

チームメンバー

12

作品の中で注目して
みてほしいところ

作品の中で注目してみてほしいところ

私たちは、みんなが安心してくらせる町を作りました。普段のくらしがこの町だけで完結できるように生活に必要な建物をそろえるだけでなく、いざというときに役立つ避難所や備蓄施設も配置しました。住宅街はただ家を並べるのではなく、まず間取り図を考えてから設計し、実際に人が住んでいるように見えるよう工夫しました。町の中にはNPCを置いたり、家の内装を細かく作りこんだりして、日常のくらしを感じられるようにしました。避難した人の不安が少しでもやわらぐように「わくわく避難所」を作り、暗くても足元が見えるように床のライトで安全に歩ける工夫もしました。また、昨年も作った黒猫のオブジェは食品庫として使えるようにして親しみや楽しさを取り入れています。こうして、防災の機能を持ちながら町に温かさを取り入れ、自動生成されたマイクラの自然の中に日常と防災を合わせた生活空間をみんなで協力して完成させることができました。

「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか

「作品テーマ」をワールド上でどのように表現したか

私たちは建物づくりや防災のことをいろいろ調べたり体験したりしました。マインクラフトの本で建築やデザインのアイデアを学び、ネットでコマンドの使い方を調べて、町づくりに役立てました。防災については、中部電力のホームページでダムのしくみを調べながら町にダムを建て、実際に長野市の防災ダムである浅川ダムを見学して学んだことも生かしました。ダムの見学では、水を調整して洪水を防ぐ役割や、土砂災害を防ぐためのよう壁の工夫について教えてもらい、それをワールド内でも再現しています。さらに、横浜国立大学の先生からオンラインで防災の大切な考え方を教えてもらったり、土木研究所の先生の防災ワークショップに参加して、マイクラで再現した長野市で水害のシミュレーションを体験したりしました。本やネットで調べたことと、ダムの見学や先生方から教えてもらったことを組み合わせて、より安心して暮らせる町づくりにつなげました。

どのようなことを調べたか

どのようなことを調べたか

私たちは、町づくりの様々なところでプログラミングの仕組みにもたくさん挑戦しました。建築を効率よく進めるためにストラクチャーブロックを使い、トンネルをすばやく作ったり、住宅街の家やアパートをコピーして町をどんどん広げたりしました。fillコマンドで土地を整地して、大きな建物や町並みをつくる土台を整えたことも工夫のひとつです。さらに、コマンドブロックで町のエリアをチャットで紹介するしかけをつくったり、災害が発生したときに防災放送が流れて避難をよびかける仕組みを取り入れました。コマンドは最初むずかしく、失敗もしましたが、調べたり繰り返し試したりしてうまく動いたときはとても達成感がありました。こうした挑戦を通して、ただ遊ぶだけでなく、技術を工夫して使うおもしろさや、仲間と協力して防災の町を完成させる楽しさを学ぶことができました。

プログラミングなどを、
どのように使ったか

プログラミングなどを、どのように使ったか

私たちは、まずミーティングを行い、どんな建物や施設をつくるかを話し合いました。その後は、週3日のササランドの活動の時間のときなど各自がそれぞれ少しずつ取り組むようにしました。7月以降は、定期的にミーティングを行い担当するエリアを決めたり、これからのスケジュールを計画して確認しながら作業を進めたりしました。一人一人がその日の活動で「今日はこの建物をつくろう」と目標を決めて進めることで、少しずつ町が形になっていったと思います。また、新しいアイデアを思い付いたときには町の中に取り入れて、よりよくなるよう改良していきました。8月の後半には間に合うかちょっと心配になることもありましたが、それぞれが積極的に参加することが増え、提出の締め切りの日までみんなで協力しながら作業を行い、作品を完成させることができました。

どのような計画をたてて
制作をすすめたか

どのような計画をたてて制作をすすめたか

私たちは「防災」というテーマを、だれにでもわかりやすく表せるように工夫しました。まず、いざというときに安心できるように、町のいろいろな場所に食料や物資の備蓄を置き、どこにいても避難生活ができるようにしました。避難所はバリアフリーを意識して、車いすでも使いやすい建物にしたり、通路を広くしたりしました。さらに、言葉のバリアフリーとして、災害時には多言語で防災放送を流し、日本語だけでなく外国の人にも情報が伝わるようにしました。文化のちがいによるバリアをなくすために、見てわかるピクトグラムや写真をつけて、誰でも見てすぐ分かるようにしました。そして、津波で町や道がこわれないように、バリアブロックで守れるようにしています。建物や景色を作るだけでなく、「備えること」「伝えること」「分かり合えること」を大切にしたことで、日常の生活と防災をつなげたみんなが安心して暮らせる町を表すことができました。

THUMBNAIL
サムネイル
MAP
マップ
MAKE CODE
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