 応募作品-2025年-
        応募作品-2025年-
      
      
       
                                  チームの特徴
Future Codersからの参加
チームメンバー
2名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
                 
                                      私たちの作品では「レジリエンスと防災」をテーマに、自然エネルギーとともに火力発電所もあえて建設しました。災害時や非常時には安定した電力供給が不可欠ですが、太陽光や風力といった自然エネルギーは天候に左右され、十分な電力を安定的に得ることが難しい場面もあります。そのため、街全体の安全と持続性を考え、需給のバランスをとる役割として火力発電を配置しました。火力発電所は非常用電源としての意味も持ち、停電時の避難所や医療機関を支える重要なインフラとなります。自然エネルギーを活用しながらも、現実の都市と同じように多様な電源を組み合わせることで、より現実的で強靱な街づくりを表現しました
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
                 
                                      私たちは「レジリエンス」と「防災」について理解を深めるために、まず過去の災害について調べました。特に津波の被害やその最大の高さ40メートルに注目し、自然災害が人々の暮らしやまちに与える影響を考えました。その学びを生かし、私たちの作品では浮島を地上から40ブロック離れた高さに設け、津波にも負けない都市を目指しました。また、より良いまちづくりの方向性を探るために、国連のSDGs(持続可能な開発目標)についても学びました。特に目標11「住み続けられるまちづくりを」を中心に、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標16「平和と公正をすべての人に」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」とのつながりを意識しました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
                 
                                      この作品では、建築や設備にプログラミングやレッドストーン回路を活用しました。まず、円形の島は防具立てを回転させて視線方向にブロックを置くコマンドを用い、その軌跡で正確な円を描きました。この仕組みを応用して橋も作り、巨大な円を縦方向に描いた一部を切り取り、さらに画像のように「横に4ブロック進むごとに縦に3ブロック下がる」という比率を設け、なだらかなカーブを実現しました。これにより、高齢者や車椅子の人でも安全に避難でき、災害時の力を分散して受け流す橋となっています。また、複数の構造物を効率よく作るためにストラクチャーブロックやcloneコマンドを活用しました。さらに、レッドストーン回路で動くエレベーターや、燃料を運ぶベルトコンベアーを設け、防災を支えるインフラの表現にも挑戦しました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
                 
                                      私たちは計画的に制作を進めるため、7月から準備を始めました。まず7月中にレジリエンスや防災について調査し、過去の災害事例やSDGsの関連を学んでテーマを決定しました。その後、構想をまとめ、8月の夏休み期間を使って制作に取りかかりました。浮島や建物ごとに担当を分けて分担作業を行い、基本はリモートで進めつつ、週に一度はスクールの教室に集まって共同作業をしました。効率よく作業を進めるためにスケジュールを立て、学校が始まる9月に入る前、9月1日までに完成できるよう逆算して進めました。最終段階では仕上げや確認を行い、作品を完成させました。このように調査から制作、仕上げまでを計画的に進めることで、限られた時間の中でも協力して作品づくりを行うことができました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
 
                                      この作品で一番注目してほしいのは、円形の浮島が輪のようにつながっているデザインです。島と島をつなぐ橋も、プログラミングで円弧を描くように工夫し、なだらかにかけています。とくに苦労したのは、円形の形状をプログラムで正確に作ることでした。浮島や橋が少しずつつながっていく様子を確認しながら調整し、完成したときには大きな達成感がありました。円形の構造には「レジリエンス」の意味も込めています。円は力を均等に分散できる形なので、どんな災害が来ても受け流し、すぐに立ち直れるまちを表現しました。さらに、浮島をつなぐ円の形は、人と人との和でつながる街のイメージも重ねています。また、一番大きな建物は体育館で、中には小さな避難用の住宅を備えており、大人数が集まれる場所と安心して過ごせる空間を両立させています。