【第7回Minecraftカップ】全国大会審査員8名が決定!2026年2月15日「東京大学」開催の全国大会にて「災害に立ち向かう力」をテーマにつくられた作品の審査を行います。

2019年の初回から本大会に関わる日本初のプロマインクラフター「タツナミシュウイチ氏」、カズクラでお馴染みMinecraft実況動画の再生回数7億回超えの「Kazu氏」をはじめ、キャリア教育の専門家や大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、女性初の公立中学校の民間人校長、東京大学大学院教授など、各業界の専門家が集結。

さらに、能登半島地震被災地の最前線で支援を行う株式会社Mutubi 代表取締役「加藤愛梨氏」や、CREATIVE ACTIONをテーマに、地域デザイン、観光、DXなど、様々な分野を横断的に取り組むパノラマティクス主宰「齋藤精一氏」の2名が新たに参画しました。

今年の大会テーマ「災害に立ち向かう力」が表現された作品を、それぞれの専門的視点から審査します。全国大会は、2026年2月15日(日)東京大学にて行います。

 

第7回Minecraftカップ概要

Minecraftカップは、高校生以下の子どもたちを対象に「教育版マインクラフト」で作られた作品を国内外から募集し、内容を競い合う大会です。第7回Minecraft カップでは、阪神・淡路大震災から30年。戦後80年の節目を迎えることから、災害・気候変動・戦争といった「予想外の出来事に対応できる未来のまち」を考えます。​

大会テーマは、
「未曾有の災害から人類の命をまもれ!〜レジリエンスを備えたまちづくり〜​​」

予想できない困難に陥っても人々は諦めずに立ち上がる力「レジリエンス」を持っています。大変な出来事があっても、人々が支え合い、安心して暮らせる社会をつくる。​まちが壊れても、より強く、安全な形でつくり直す。​そんな力を持ったまちやたてものを、Minecraftの世界でデザインします。

作品は、2部門で募集。締め切りは、夏休み明けの9月4日まで。

① 「まちづくり部門」
部門テーマ「レジリエンスを備えたまちをつくろう​」
レジリエンス・防災・復興をテーマにした「未来のまち」を設計しよう。​※1

② 「たてもの部門」
部門テーマ「レジリエンスを備えた建物をデザインしよう​」
地域の防災対策を調べ、防災・減災に役立つ建物を設計しよう。※2

※1 全国大会審査員は「まちづくり部門」最終審査を担当します。
※2「たてもの部門」は、大会運営委員会が定めた審査員による書類審査を実施します。

 

全国大会概要

会場東京大学大学院 情報学環・福武ホール
時間全国大会・表彰式 10:30〜17:00 ※予定

 

全国大会審査員プロフィール

タツナミ シュウイチ氏 

Minecraftカップ全国大会審査員長
東京大学大学院 客員研究員
常葉大学 客員教授
NASEF JAPAN 理事

<プロフィール>
2018年マインクラフトマーケットプレイスにてアジア初、日本初の作品をリリース、プロマインクラフターとなる。2021年9月 Microsoft Innovative Educator FELLOW の称号を米マイクロソフト社から授与。情熱大陸(毎日放送)マツコの知らない世界(TBS)有吉ぃぃeeeee!(テレビ東京)など地上波番組にプロマインクラフターとして出演、マインクラフトの教育的効果について広く発信、現在もマインクラフトをプラットフォームとして使用した教育教材の制作や活用を研究中。

コメント

Minecraftカップは、子どもたちが自ら学び、考え、表現し、他者と協働する力を育む、極めて優れた学びの場です。第7回大会のテーマ「レジリエンスを備えたまちづくり」は、災害や困難に立ち向かう力と共に、持続可能な社会の在り方をマインクラフトを使って考える重要な機会です。教育プラットフォームとして国際的にも認められているマインクラフトという創造的なツールを通じ、子どもたちが未来の課題を主体的に捉え、自分なりの答えを形にしていく姿、そして作り上げられた作品たちを今年も楽しみにしています。教育者として、マインクラフターとしてその成長の瞬間に再び立ち会えることを誇りに思います。さぁみんな、ブロックを積みはじめよう!!

 

カズ氏

動画クリエイター

<プロフィール>
福井生まれ、福井育ちの超行動派動画クリエイター。ガジェットのレビューを始め、DIYや古民家改築、旅や料理動画、生活の全てを動画にしており、福井弁訛りの癒やしな話し方と、分かりやすいレビューには定評があり、優しい笑顔と明るいキャラクターで人々を魅了している。ゲーム実況者としての顔も持ち、Minecraft実況シリーズ「カズクラ」は累計7億回以上再生されている。

コメント

今年も、Minecraftカップ全国大会の審査員を務めさせていただくことになりました。皆さんの素晴らしい作品にまた出会えるこの大会が、毎年本当に楽しみです。「へぇ、こんな発想があったのか!」「その手があったか!」皆さんの作品を見ていると、いつもその自由なアイデアに驚かされ、心から楽しませてもらっています。Minecraftは、誰もが考えを表現できる最高のツールだと、毎年皆さんが教えてくれます。さて、今年のテーマは「未曾有の災害から人類の命をまもれ!〜レジリエンスを備えたまちづくり〜」です。 「レジリエンス」って何だろうって調べてみました。災害のような大変なことがあっても、しなやかに立ち直れる「心の強さ」や「まちの回復力」のことみたいです。皆さんがこのテーマをどう考え、どんな街を創り出すのか。災害への備えはもちろん、そこでの生活や笑顔まで想像させてくれるような、皆さんの豊かな表現力に出会えることを楽しみにしています。

 

加藤 愛梨氏

株式会社Mutubi 代表取締役

<プロフィール>
神奈川県横浜市出身。高校時に阪神淡路大震災の聞き語りに参加し防災の道へ。慶應義塾大学卒、東京大学大学院修士課程修了。BCP/BCM国際資格保有。災害に強く持続可能なまちづくりを企画・監修し「ジャパン・レジリエンス・アワード最優秀賞」など4賞を受賞。令和6年能登半島地震では、発災直後から被災地域内外のコーディネーターとして従事。「被災地から日本の防災を変える」を掲げ、発災4ヶ月後に株式会社Mutubi設立。被災地メディア「MuTube」運営。2025年1月より、能登官民連携復興センター広報/PRストラテジストに就任。青年版国民栄誉賞(JCI JAPAN TOYP 2025)準グランプリ。

コメント

私は今、能登半島地震の被災地に移り住み、復興と防災の現場で日々奮闘しています。災害によって崩れた町並みはショッキングな風景ですが、そこに集う人びとの手によって、新たな未来が築かれようとしています。「レジリエンスを備えたまちづくり」とは、災害によって壊れない強さのみならず、壊れてもまた再生し、手を取り合いながら、前よりもっといい社会を創る営みでもあります。皆さんの作品にはきっと、日本の未来を守るためのヒントが宿っているはずです。最終選考でお会いできることを心から楽しみにしています!

 

齋藤 精一氏

パノラマティクス 主宰
クリエイティブディレクター

<プロフィール>
建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2006年、株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。2020年、「CREATIVE ACTION」をテーマに地域デザイン、観光、DX等を手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。

コメント

Minecraftは、もはや世界を創生するシュミレーターになっています。自然界から様々なものを手に入れ、道具を創り、建築も都市も世界も社会も創り出すこと。社会の常識に染まってしまった私たちの想像を超えてたくさんの国、文化圏、言語、年齢層によってそれは加速し続けているように思います。今回のテーマである「レジリエンスを備えたまちづくり」では、今までの常識や実社会の事情を超越して、いまあるべき生活や街の機能、食、自然との距離や人間以外の生物との共存などといった社会のあり方をぜひ試してもらいたいです。何よりまちは楽しい場所でもあってほしいので、そんな要素をぜひ表現に入れてもらえればと思います。

 

赤土 豪一氏

リクルート「キャリアガイダンス」編集長
国立大学法人東京学芸大学 客員准教授

<プロフィール>
大阪府生まれ。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(MBA)修了。新卒で株式会社ベネッセコーポレーションへ入社。幼児・小学生向けの教材開発・マーケティング等に従事。その後、株式会社リクルートにおいて高校生向けキャリア教育アプリの新規開発や、アントレプレナーシップ・プログラム「高校生Ring」の立ち上げを担当。2021年4月よりキャリア教育専門誌「キャリアガイダンス」編集長へ就任。また、国立大学法人東京学芸大学では「情報デザイン論」と題する講義を担う。

コメント

昨年度に引き続き、第7回Minecraftカップの全国大会審査員を務めさせていただくこと、大変光栄です。私は普段、高校生のキャリア教育やアントレプレナーシップ(起業家精神)に関わる仕事をしており、「ちょっとやってみる」ことの大切さを軸として伝えています。変化が激しく、正解がないと言われる時代だからこそ、自分の内側から湧き上がる「好き」という気持ちを信じて一歩踏み出し、夢中で取り組む。その積み重ねが、きっとあなただけの道標になるはずです。Minecraftは、そんな「ちょっとやってみる」の気持ちを胸に、たくさん挑戦ができる場所。成功も失敗も関係ありません。どんどん新しい世界への扉を開いてほしいと思います。そして、Minecraftで生まれた「ちょっとやってみる」が、現実世界での「ちょっとやってみた」にも続いていくことを願って。皆さんの作品を、心から楽しみにしています。

 

中島 さち子氏

大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー
音楽家、数学研究者、STEAM 教育者

<プロフィール>
音楽家・数学研究者・STEAM 教育者。(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。国際数学オリンピック金メダリスト。クレ・デ・ポー ボーテによる、STEAM分野(科学、技術、工学、芸術、数学)の教育に貢献した女性を表彰する世界的な “Power of Radiance Awards” 2025 受賞者(本国初)。大阪・関西万博では、テーマ事業「いのちを高める」のプロデューサーを務める。著書に「クララとそうぞうのき」(絵本、ひかりのくに)、「ヒット曲のすごい秘密」(青春出版社)他。

コメント

後日公開いたします。

 

平川 理恵氏

学校法人金蘭会学園副理事長
前広島県教育長

<プロフィール>
京都生まれ大阪育ち。同志社大学卒業後、(株)リクルート入社。同社より企業派遣で、南カリフォルニア大学ビジネススクールへ。MBA取得。帰国後、留学斡旋会社を起業。10年間無借金・毎年少し黒字経営を達成。その後41歳で日本初女性公立中学校民間人校長になる。勤務していた中学校では生徒たち作成の裏学校が存在していた。49歳の時、広島県教育長就任。現在は大阪の学校法人金蘭会学園副理事長を務める。

<コメント>

本年もMinecraftカップ全国大会の審査員を務めさせていただくことを大変光栄に思います。Minecraftにより、子どもも大人も、これまでのブロックや平面の絵とも異なる「新しい表現方法」をゲットした!と思います。皆さんのイマジネーション豊かな世界に審査員である私も引き込まれっぱなしです。そして、全国大会では審査項目の一つに「プレゼンテーション」があります。去年の出場者の熱いプレゼンテーションが今も思い出されます。どうか「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」皆さんの思いを表現してみてください!

  

渡邉 英徳氏

東京大学 大学院情報学環 教授
東京大学 コミュニケーション戦略本部 副本部長

<プロフィール>
情報デザインとデジタルアーカイブを研究。近年は、デジタルツイン・VR・AIなどの先端技術を活用し、社会に“ストック”されたデータを“フロー”化する手法について研究している。『データを紡いで社会につなぐ』講談社(2013)、『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(共著、2020)。「ヒロシマ・アーカイブ」(2011)、「沖縄戦デジタルアーカイブ」(2015)、「忘れない:震災犠牲者の行動記録」(2016)、「ウクライナ衛星画像マップ」(2022)、「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」(2024)などにより、文化庁メディア芸術祭、アルスエレクトロニカ、日本新聞協会賞などを受賞。

コメント

昨年度に引き続き、Minecraftカップの審査員を務めることを大変光栄に思います。私の研究室では、AIやVR、デジタルツインといった技術を用いて、戦争や災害の記憶を未来へ継承する活動に取り組んでいます。その一環として、子どもたちがMinecraftでヒロシマ・ナガサキを再現し、歴史を「じぶんごと」として学ぶ平和学習ワークショップは大きな反響を呼び、今年も文京区・港区・長岡市・長崎市で実施する予定です。Minecraftカップは、子どもたちが楽しみながら創造性を育む素晴らしい機会です。今年のテーマ「未曾有の災害から人類の命をまもれ!」は、まさに私の研究テーマとも重なります。デジタルなものづくりを通じて、未来の社会課題に立ち向かう皆さんの斬新なアイデアに触れられることを、心から楽しみにしています。

 

参考情報

教育版マインクラフトとは

「マインクラフト」は2023年時点で約3億本を売り上げ、世界一の記録を更新中の人気のゲームです。ブロックで構成された世界で、ブロックを組み上げることで様々な物を作ったり、構造物を探検したりすることができます。日本ではSwitch版でお馴染みのゲームです。 この「マインクラフト」を創造性、社会性、問題解決力、プログラミング思考などの将来を見据えたスキルを身につけ、教育の現場で活用するために生まれたのが「教育版マインクラフト」です。プログラミングを活用することで、通常のゲームよりも幅広い作り込みや、共同作業が可能です。

 

Minecraftカップとは

Minecraftカップは、高校生以下の子どもたちが「教育版マインクラフト」を使ってデジタルものづくりに挑戦する大会です。 日本のデジタル教育は、地域や環境による格差が大きいのが現状です。Minecraftカップは、「ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所」をコンセプトに、本大会を通してすべての子どもたちにプログラミング教育やデジタルなものづくり体験を届けることを目的としています。

 

大会概要

特別パートナー:日本マイクロソフト株式会社

主  催:Minecraftカップ運営委員会

構成団体:特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会、一般社団法人ICT CONNECT 21

Minecraftカップ公式サイト: https://minecraftcup.com/

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