第5回 Minecraftカップ

審査基準

  1. 1.構想力

    大会のテーマについて考え、他の作品にはない自分の作品だけにある要素やポイントを考えだし、文章や絵でまとめたり、設計図などにして、イメージをふくらませることができたか。

  2. 2.調査力

    大会のテーマについて本やネット、動画などでいろいろな場所やものがしらべられているか。さらに提出物や発表時に何をしらべたかしっかりと伝えられているか。

  3. 3.技術力

    ワールドの建物などを手作業だけでなくMakeCodeで組んだプログラムでも作れたか。さらにレッドストーン回路やコマンドブロックをつかって新しいしかけを作ることができたか。そのしかけがきちんと動いているか。

  4. 4.計画遂行力

    作品を作る前にどのように進めていくか、考えることができたか。スケジュールやカレンダーなどを作成して計画を立てられているか。必要な情報や技術、チームの場合は仲間を集めるための努力をしているか。問題が発生したときは、どうするかを考え、予定通りに進められなかった場合も、最後まで完成させるために行動できたか。チームワークを高めるために、メンバー同士が協力して作品制作を進められたか。

  5. 5.テーマ性

    大会のテーマをワールドの中で表現できているか。提出物や発表時に、テーマについて何を考えて作ったかをしっかりと伝えられるか。

  6. 6.表現力

    動画や画像、発表時において、作品を人に見せるときに、見た目の効果や演出、表現の良さなど、作品の魅力をしっかりと伝えることができているか。話し方や構成、演出、動画作りにおいて作品を作った背景やコンセプトを説明することで、見ている側が作品をよく理解し、共感してもらえるようにできたか。

全国大会について

開催日時
2024年2月11日(日)
審査方法
リアル/オンラインの複合型審査会
発表方法
ブラッシュアップ動画+アピールタイム(スピーチ+ワールド動画)
場所
日本マイクロソフト株式会社 品川本社
審査担当
全国大会審査員
審査対象
地区大会本選通過作品

全国大会では、MinecraftカップYouTubeチャンネルにてリアルタイム配信を実施します。各分野の専門家や大会パートナーによる審査と合わせて、地区大会本選と同じようにオーディエンス投票も行われます。同日には表彰式も行われ、今年の最優秀賞をはじめとする各賞が決定します。

全国大会 賞について

総合賞

  • 最優秀賞(各部門)

    総合的に判断し、最もすぐれたものに与えられる最高の賞。ジュニア部門、ミドル部門、ヤング部門からそれぞれ1チームを選定します。

  • 優秀賞(各部門)

    個人、チーム問わず、すぐれたものに与えられる賞。ジュニア部門、ミドル部門、ヤング部門からそれぞれ1チームを選定します。

  • 学校賞

    学校内での活動の一環で参加したチームの中からすぐれたものに与えられる賞。

  • 新人賞

    初めて参加したチームの中からすぐれたものに与えられる賞。

  • オーディエンス賞

    オーディエンスの投票数が最も多いものに与えられる賞。オーディエンスは審査基準を元に、最もすぐれたものだと判断する1チームへ投票する権利が与えられます。

  • 奨励賞

    今後の活躍が期待されるものに与えられる賞。

特別賞

  • すすめ、ゼロカーボン!賞

    地球の未来のためにCO2を出さないエネルギーの作り方(ゼロカーボン発電)が表現された作品に与えられる賞(授与者:関西電力株式会社)

  • 幸せ住まい賞

    「住めば住むほど幸せになる住まい」が表現された作品に贈られる賞(授与者:積水ハウス株式会社)

  • ワクワクして暮らせる社会賞

    人と自然と生物が共生できる明るい未来を表現された作品に与えられる賞(授与者:BIPROGY株式会社)

  • 人とまち賞

    都市の主役は人。出会い・交流が生まれ、にぎわい活気があるまちが表現された作品に贈られる賞(授与者:三菱地所株式会社)

  • まじめにふまじめ!?楽しんでつくったで賞

    マインクラフトを思いっきり楽しんで、「まじめにふまじめ」なチャレンジを表現した作品に贈られる賞(授与者:株式会社ポプラ社)

  • こどもとIT賞

    遊んでみたくなる工夫にあふれ、マーケットプレイスに出品できるくらい完成度も高いワールドに贈られる賞(授与者:株式会社インプレス こどもとIT)

  • ベストチームワーク賞

    教育版マインクラフトを通じて、自分たちの可能性を大きく伸ばすことができたチームに贈られる賞(授与者:日本マイクロソフト株式会社)

  • One World One Family賞

    “One World One Family(世界は一つの家族)”といった、ダイバーシティー&インクルージョンの観点が織り込まれた作品に贈られる賞(授与者:日本財団)

  • クラフター賞

    十分な調査に基づいた建築物や造形物であること。レッドストーン回路・コマンドブロック等を使用した動的な装置が随所に組み込まれていること。オリジナルのテクスチャ、アドオン等の外部リソースが組み込まれていること(授与者:タツナミ シュウイチ)

  • SDGs賞

    世界・国・地域の持続可能なあり方についての問題を自分事として考え、テーマ化されていること。その問題の解決に向けて、多くの人が前向きに取り組めるようなアイデアが盛り込まれていること(授与者:浅利 美鈴)

  • 映像クリエイティブ賞

    他者の目線に立って映像を見た際に、思わず訪れたくなるような気持ちを与えてくれる映像であること。動画構成が優れており、ストーリー性の深さなどに思わず魅入ってしまうようなオリジナリティあふれる映像であること(授与者:カズ)

  • フューチャーイノベーション賞

    テクノロジーを駆使し、今は存在しないが近い将来現れそうな物が組み込まれていること。これからの世界、社会を彷彿とさせるような物が組み込まれていること。他者があったら良いなと思えるような物が組み込まれていること(授与者:小宮山 利恵子)

  • エデュテイメント賞

    「他者を楽しませる」という視点で制作されていること。「楽しい(エンターテインメント)」だけでなく、「学習(エデュケーション)」の要素が含まれていること。これまでにない新しい発想であること(授与者:正頭 英和)

  • 建築賞

    環境や社会の課題に取り組み、工夫を凝らした建造物であること。その人にしかできない創造的で独創的なオリジナリティ溢れた未来思考のある建造物であること(授与者:髙﨑 正治)

  • プログラミング賞

    コンピュータと人間が共生するイメージが持てるようなプログラムがMakeCodeを含め使われていること。ワールドや作品テーマに適した仕組みや動きを実現するための、シンプルで汎用性があり随所に応用できる効率化がうかがえるプログラムであること(授与者:畑 紗羅)

  • サステナブルまちづくり賞

    まちづくりについてよく調べられており、豊かな発想のもと持続可能な都市計画が表現できている作品であること(授与者:堀内 容介)

全国大会 審査員

  • タツナミ シュウイチ

    タツナミ シュウイチTatsunami Shyuichi

    • Minecraftカップ全国大会 審査員長
    • プロマインクラフター

    東京大学大学院客員研究員、明治大学研究所員、常葉大学講師。アジア初、日本初のプロマインクラフター。マインクラフトカップ全国大会審査員長。2021年9月、Microsoft Innovative Educator FELLOW の称号を日本人7人目として米マイクロソフト社から授与。情熱大陸・マツコの知らない世界など地上波番組に出演、マインクラフトの教育的効果について広く発信、現在もマインクラフトをプラットフォームとして使用した教育教材の制作や活用を研究中。

  • 浅利 美鈴

    浅利 美鈴Asari Misuzu

    • 京都大学地球環境学堂 准教授

    2000年、京都大学工学部地球工学科卒業。2004年、工学博士。現在は京都大学地球環境学堂准教授。研究テーマは「ごみ」や「環境・SDGs教育」。世界中の「ごみ」や暮らしぶりを観察して歩く日々を送る。社会の縮図として、京都大学のサステイナブルキャンパス化にも取り組む。学生時代に「京大ゴミ部」を立ち上げ、環境啓発・教育活動に取り組み始め、2005年からは、京都議定書達成に向けた「びっくり!エコ100選」、エネルギー問題にアクションを起こす「びっくりエコ発電所」、京都におけるSDGs実装を目指す「エコ~るど京大」や「京都超SDGsコンソーシアム」「京都里山SDGsラボ(ことす)」などを展開。2022年11月に第15回を開催する「3R・低炭素社会検定」の事務局長も務める。

  • カズ

    カズKazu

    • 動画クリエイター

    福井生まれ、福井育ちの超行動派動画クリエイター。ガジェットのレビューを始め、DIYや古民家改築、旅や料理動画、生活の全てを動画にしており、福井弁訛りの癒やしな話し方と、分かりやすいレビューには定評があり、優しい笑顔と明るいキャラクターで人々を魅了している。ゲーム実況者としての顔も持ち、Minecraft実況シリーズ「カズクラ」は累計7億回以上再生されている。

  • 小宮山 利恵子

    小宮山 利恵子Komiyama Rieko

    • スタディサプリ教育AI研究所所長
    • 東京学芸大学大学院准教授

    1977年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了後、衆議院、ベネッセ等を経て2015年リクルート入社、現職。東京工業大学リーダーシップ教育院、「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」、ANA、熊本県八代市などのアドバイザーを兼務。その他経団連EdTech戦略検討会座長等。近著に『レア力で生きる』(KADOKAWA、2019年)、『新時代の学び戦略』(産経新聞出版、2019年)等。

  • 正頭 英和

    正頭 英和Shoto Hidekazu

    • 立命館小学校教諭
    • 株式会社Edutainment Education 代表

    大阪府生まれ。2019年にMinecraftを活用した授業が認められ、「教育界のノーベル賞」と言われるGlobal Teacher Prize 2019において、世界150ヵ国以上、3万人のエントリーの中から、日本人小学校教員初となるTop10に選ばれ、「世界の優秀な教員10人」となる。主な著書に「世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書(講談社)」などがある。

  • 髙﨑 正治

    髙﨑 正治Takasaki Masaharu

    • 王立英国建築家協会名誉フェロー建築家

    1953年鹿児島生まれ。シュトウッガルト大学(ドイツ)、グラーツ工科大学(オーストリア)の教授と協働を経て、(株)髙﨑正治都市建築設計事務所、TAKASAKI物人研究所を設立。現在、京都芸術大学大学院客員教授、鹿児島大学講師。設計活動、教育活動、個展活動を三位一体として、世界と地域をつなぐビジョンを創造している。

  • 畑 紗羅

    畑 紗羅Hata Sara

    • Micro:bit Educational Foundation Japan Community Lead

    2018年に新卒で現特定非営利活動法人みんなのコードに入社。プログラミング教育必修化に向け、全国の教育委員会・先生方の授業づくりを支援する他、企業連携による新しい教育のあり方を模索。2021年よりMicro:bit Educational Foundation で日本の micro:bit ユーザーのコミュニティ運営を担当。日本の子どもたちがデジタルテクノロジーを使いこなし、未来を切り拓いていけるよう、NPOや学校と連携している。2023年よりビジネス・ブレークスルー大学の入試広報に携わる。

  • 堀内 容介

    堀内 容介Horiuchi Yosuke

    • 積水ハウス株式会社 代表取締役 副会長執行役員
    • 財務・ESG 部門担当​

    1956年生まれ。東京都出身。1980年積水ハウス入社。入社以来、戸建住宅・賃貸住宅の営業担当として数多くの「幸せ住まい」を実現してきた住宅コンサルティングのプロフェッショナル。2021年4月代表取締役副会長執行役員(現任)就任。自身もこれまでに、引越は自社物件で十数回経験。住宅建築への思い入れも強く、自宅を4回も新築し、住宅ローンに追われた半生だったと振り返る。これらの経験をしてもなお「いまだ”終の棲家”に辿りついていない」と奥の深さを語る。担当しているESG部門では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を推進し、住宅メーカーにおける実績No.1。事業用電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指す国際的なイニシアティブ「RE100」にも早くから参加し、脱炭素化に向けた取り組みを積極的に進めている。