注目してみて欲しいところは、11種類の個性的なカフェです。
私は友達とは違う意見を持つことが多くて、なかなか自分の意見を理解してもらえず、苦しむことが多いです。
だから、そういう人でも趣味や考え方を尊重できるような、心の多様性を重視したカフェがあるパビリオンを作りました。
苦労したところは、多様性を意識してあまり詳しくないテーマのカフェも、人に聞いたり、ネットで調べたりして形作ったところです。
工夫したところは、なるべく多くの人がリラックスできるように最大限本物に似せた作りにしたことです。例えば漫画喫茶は狭い空間に席があったり、ビリヤード台やダーツを完璧に再現したり、水族館風カフェでは、水族館によくある床以外自分の周りが全て水槽の部屋を作ることにより、まるで自分が水槽にいるように感じられるようにしたりしました。

大阪・関西万博のサブテーマの一つである「いのちを救う」の中で、Well-Beingについて話し合われるということを知ったので、Well-Beingについて調べました。
Well-Beingは常に幸せな状態を表していますが、幸せは人によって異なると言うことを学びました。みんながWell-Beingに暮らすと言うことは、文化や人種の多様性、心の多様性などを尊重する必要があるということも学びました。
また、より現実に近い建物や家具を表現するために、本を使って、マイクラのブロックを組み合わせ 建物や家具を
作る方法を調べました。さらに、マインクラフトに詳しい友達にかっこいい家具の作り方などを聞いて参考にしました。

体が不自由な人、障害も持った人が、普通の人と同じように 難なく移動できるようにコンマンドのテレポート機能を使って、
入り口から各階のカフェに瞬間で移動できる入店ゲートを作りました。
入店ゲートの足元に、感圧板という動力作る装置とテレポートコマンドを呼び出すコマンドブロックを置いて、感圧板を踏めば瞬間移動できるという仕組みです。コマンドブロックは使ったことが無かったので、友達に聞いたり本やネットで調べたりして使いました。
また、makecodeで一瞬で屋根を作ったり、空に浮く球を自動的に作成させたりしました。この機能は「高度なブロック」に含まれている機能もあったので、どのブロックをどう利用すると一番早く簡単にプログラムを実行できるかを考えました。

マイクラカップのテーマが発表されてすぐ、well-beingが何かを調べ始めました。調べていくうちに、客観的well-being（以下客観的）と主観的well-being（以下主観的）という二つのタイプのwell-beingがあることを知りました。だから、その二つのwell-beingを調べるため、５月の中旬は客観的を、５月の下旬は主観的を調べることにしました。二つのwell-beingの関係が大体わかったところで、ワールドの構想に差し掛かりました。ワールドの構想を練っていくうちに主観的に沿ってワールドを作った方が客観的でワールドを作るよりも作りやすいことに気がつきました。だからワールドは主観的に沿って作ることにしました。ワールドを作り始めたのが夏休みに入った７月下旬です。ワールドが完成してからは、文章と写真を一週間の間で作りました。

テレポートは障害を持った人でも難なく移動できるWell-Beingな技術なので、パビリオンの中に表現しました。
このパビリオンには11種類のカフェがありますが、1階の入店ゲートから瞬時に移動することができます。例えば、和の雰囲気が好きな人は、和風の色合い・雰囲気や小物に囲まれて落ち着くことができる和風のレストランに瞬間移動。また、動物に癒されたい人は壁や天井が水槽になっていて、まるで自分が海の中にいるように感じられる水族館風のカフェに瞬間移動。また、外の空気に触れたい人は、人工の自然とは思えないような大自然に囲まれて食事ができる自然のコーナーやシックな空間から個性あふれるパビリオンが立ち並ぶ万博が一望できる近未来のコーナーへ瞬間移動するなど、その人それぞれの趣味に合わせたカフェへ瞬間移動することができます。