応募作品-2022年-
チームの特徴
東京都立青峰学園は、東京都青梅市にある特別支援学校です。 授業でみんなと作ったワールドです。
チームメンバー
2名
避難所を見てもらいたいです。まず、設計の工夫として、大きな建物にしたかったので、形は立方体にして、コマンドを使って効率よく建てられるようにしました。洪水などが起きても大丈夫なように入り口を高くしています。次に、機能の工夫です。この施設は、災害時に住民が避難するためだけの場所ではなく、普段から使えるようになっています。1階はみんなが集まれる広場、2階は自然や暮らしについて学べる展示や実際に体験ができるコーナー、3階は木々に囲まれながら自然豊かなまちを一望できる展望デッキがあります。
人々の暮らしと自然の共存を意識しました。ダムは自然災害を防いだり、川が枯渇してしまったときに水を流して生き物を守ったり、農業用水として使ったり、人も生き物もみんなで使えるようになっています。
公園にある木道は、人が歩いたときに草花が踏まれないようになっています。人々にとっては道しるべになっています。プールは、中に入って遊ぶことができ、災害時は遊水池として川が氾濫しないように活用します。園内の羊毛自動回収ボックスは、羊がたまたま通った際に羊毛を刈り、人々の生活に活用します。
畑は、クモの糸で食害から作物を守ったり、生分解性物質(土にかえる素材)である羊毛でマルチを再現したりしました。すべて、自然にかえるもので作ったのがポイントです。
まずは、自分たちの身の回りのことから調べました。青梅市のハザードマップを見て、自分たちがどのような場所で暮らしているかを調べました。青梅市は山が多いので、洪水や土砂災害の起こる危険性のある場所が多く、水害が起こりやすいことが分かりました。また、青梅市は、川や山に多くの生き物がおり、自然を守る取り組みや、自然について学べたり、触れ合えたりする施設が多くあると分かりました。
次に、いろいろな自治体のホームページを見て、自然を大切にしながら災害からまちを守るための取り組みを調べ、まちづくりの参考にしました。
さらに、給食にとうもろこしをおろしてくださっている農家さんにオンラインでインタビューをし、災害の付き合い方や、農業における自然を守る取り組みを教えていただきました。
プログラミングは、繰り返し同じ作業をするときに使いました。やり方がわからないときは、チュートリアルをやり直してみたり、YouTubeの動画を参考にしたりしながら作業を進めました。具体的には、家を作るときはエージェントに渡した素材でいろいろな色の家を作りました。どの方向に何ブロック置くかを指示したり素材を変えるタイミング指示したりしました。川に生き物があまりいなかったので、魚を放流するときにも使いました。一気に100匹ずつ放流しました。公園に羊を放すときにも使いました。自分が歩いたところに羊が出現するようにしました。
また、レッドストーンもいろいろな場所で活用しました。特に力を入れたのはダムです。スイッチで、ダムの開閉ができるように地下で回路を組みました。
今回は自然を守ることがテーマの一つであるので、マインクラフトの中の自然も大切にしました。「新しく作る」で、出会ったワールドのなかで、地形はほとんど変えずにまちを作りました。木を切ったり、川の形を変えたりすることも必要最低限になるよう努力しました。もともとある地形の中で、どのような位置関係で建築をしていくか、地図を見ながらみんなで考えました。今回のワールドはとても川が多く、水害の被害にあいやすい場所でした。私たちのテーマとして、人々の安全な暮らしがあるので、水害が起こった時に家から避難所まで行く際、川をまたぐことのないように、位置関係は注意して決めました。