応募作品-2022年-
チームの特徴
青森と宮城で離れ離れになった幼馴染2人で参加します。
チームメンバー
2名
作品の中で注目して
みてほしいところ
注目は僕達の住む宮城と青森の問題を解決するアイディアを入れたことです。
宮城では地震が多いため、津波に備え生き物そのものを守るために防災に力を入れたまちを造りました。東日本大震災では約18mの波がきたことから、巨大津波からまちを守る高さ25mの昇降する堤防をプログラミングで海に作りました。海の側には防災林、強化ガラスでできた道路型堤防、電車の走る線路部分をかさ上げした堤防で何重にも守っています。 防災林は普段は防風・防砂の役割をしたくさんの生き物の住処になっています。避難できる丘や、津波避難施設を作り災害時に備えて備蓄をしており、普段はカフェや遊び場として憩いの場となります。
青森は雪が非常に多いので、その雪を活用することを考えました。積もった雪を雪室に保管し畑で収穫した作物を保存します。雪の運搬はプログラミングで作ったドローンがやってくれます。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
防災で人と生き物を守ることの他に、農地で不耕起栽培を取り入れ、耕さないことで土の中の生態系を守り、同時に炭素を掘り起こさないことやトラクターを使わないことでCO2の削減をしています。不耕起栽培では区画を三つに分けて動物に雑草を食べてもらい糞も活用します。区画を移動させ、野菜を植えて収穫後、また別の野菜を植える二毛作の仕組みを作りました。取れた野菜は雪室へと運ばれ、天然の冷蔵庫で保管します。
街から川へ約8割のプラスチックゴミが流れていることを調べ、河口にゴミ回収装置を作り、回収したゴミは素材によってリサイクルと焼却ゴミに自動でわけられ、エネルギーにする仕組みを作りました。
河口にある干潟、海の側の動物保護公園では散歩やボートで散策ができ、車と動物がぶつからないように強化ガラスのトンネルにしました。自然豊かで、動物も人も安心して暮らすことができ、人と自然の距離が近いまちを造りました。
どのようなことを調べたか
防災林の育樹会に参加し、植樹して終了ではなく回りの雑草を定期的に刈ってお世話をしないと育たないことや、防災林が育つまで約30年かかることを知りました。
震災遺構荒浜小学校を訪れ津波の怖さを知り、まちを守るために仙台市の防災の取り組みを調べ参考にしました。津波で干潟が流されてしまったけれど、少しずつ干潟が再生していきたくさんの生き物が育つ環境になってきたことを知りました。
ビーチクリーン活動を通し、ペットボトルやプラスチック紐等、色々なゴミが浜辺に流れ着いていました。ゴミの中にホタテの養殖に使われるまめ管がたくさん落ちていて、再利用するために別に集めていました。海に流れ出るゴミはまちから風などで飛ばされるものが約8割を占めることを調べました。
積水ハウ工場見学では生物多様性の話を詳しく教えてもらい、5本の木計画には在来種の生き物がたくさん住み着く木を植えることを知りました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
大変な作業や動かす物の大きさによって、プログラミングとコマンドを組み合わたり使い分けました。
広い範囲で物を動かすため、ティック領域を設定して遠くのものも動かせるようにしました。
■例
・巨大津波からまちを守る昇降する巨大堤防(幅1000ブロック高さ○○ブロック)
・電車の走行
・エージェントとプログラムを両方つかい、大きな農場(3面)の耕作作業
・大型ドローン(プロペラの回転、基地と山の往復、雪の運搬等)
・大型ドローン駐機場の屋根の開閉
・河口のゴミ回収装置、素材別の処理分別機(ベルトコンベア、圧縮ピストン、焼却炉)
・特殊なパーティクルと効果音
・ワールドの整地
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
6月はテーマについて調べたりどんなワールドを作るか考え、7月と8月で建築、9月にプレゼン動画を作る計画を立てました。人と生き物を守るため海に堤防を作り雪室を作ることに決め、海と雪山との距離のバランスが良い場所を探しました。
夏休み中は思った以上に同時に作業できる時間が取れず、それぞれで作業することも多かったけれど、どの場所を誰がいつまでにどのように作るか決めておいたのでスムーズにできました。
一緒にできる時はライン通話しながら進めました。
作り始める前はコマンドばかり使っていたけれど、プログラミングを本や動画を見たり教えてもらったら色々出来るようになり面白くなってきて作れる物の幅が広がって、最初の計画よりたくさんのものを作って動かすことができました。
夏休みに宮城で5年ぶりに再会し、一緒に積水ハウス工場の見学やマイクラカップのワークショップに参加して作品に活かしました。