応募作品-2024年-
チームの特徴
長年台湾で育った兄妹二人は、日本語があまり話せませんが、Minecraftが大好きで、よく一緒に遊んでいます。今回のMinecraftカップに参加するのをとても楽しみにしています。応援よろしくお願いします!
チームメンバー
2名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
最も注目してほしいのは、太陽光発電を利用したキャッスルです。とても美しく作られており、一見すると中世ヨーロッパの城のように見えますが、実際には非常に現代的なキャッスルです。内部にはさまざまな家電が備わっており、そこで生活しても不便さを感じることはありません。また、エコで最新のハイテクノロジーが使われています。例えば、キャッスルの屋根には再生可能エネルギーの太陽光発電パネルが設置されており、地球温暖化防止や大気汚染の軽減に貢献できます。さらに、キャッスルの基部には、通常の磁石では達成できない非常に強力な磁場を生成できる超伝導磁石が利用されており、この王国を空中に浮かばせています。
最も苦労したのは城の外観です。中世の雰囲気を再現するために、プログラムではなかなか作られない細かい部分が多く、一つ一つ手作業でブロックを積み重ね、城の外観を非常に精巧に仕上げました。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
SDGsの目標をより深く理解するために、妹と私は多くの関連書籍を読んだり、インターネットで調べたりしました。そして、SDGsが経済成長と人々の健康で安全な暮らしを両立させることを目指していることを理解しました。
ところが、4月に私たちが住んでいる台湾でマグニチュード7.4と6.4の大地震が次々と発生しました。この地震の影響で、私たちの家のタイルや壁にもひびが入り、地震の恐怖を深く感じました。また、震源地付近の住民が家を失い悲しむ姿を見て、地震や津波の心配がない未来のまちを創りたいと強く思いました。
そこで、私たちは磁石の同極反発の原理を利用し、地面から浮かび上がるまちを作ることができるのではないかと考えました。しかし、通常の磁石ではそのような強力な磁力を得ることができないため、日本のリニアモーターカーで使用されている超伝導電磁石の技術を思いつき、さらに関連書籍を調べて研究を深めました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
昨年、私が友人と初めてMinecraftカップに参加したときには、MakeCodeなどのプログラム機能をうまく使いこなせませんでした。しかし、この1年間でPython言語を学び始め、さまざまなソースコードを覚え、コードを書いてものを作れるようになりました。そこで、今回は学んだPython言語を活用し、多くのプログラムを作成してみました。例えば、Python言語を利用して、妹が手作業で既に建てた建物を簡単にコピーし、まち内に数十の建物を短時間で配置することができました。今回の作品の一部である「桜の住宅エリア」は、Pythonプログラムを活用して作り上げたもので、以前は手作業で一つ一つ建物を建てていたときには実現できなかった大量の建設が、短時間で可能になりました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
4月3日、私たちが住んでいる台湾でマグニチュード7.4の大地震が発生しました。その後、余震が続き、不安で眠れない夜が数日間ありました。地震を心配せずに安心して暮らせる世界があればいいなと思い、今回の作品制作のきっかけとなりました。5月からはSDGsの目標やリニアモーターカーに使用されている超伝導磁石の仕組みについてより深く研究し、キャッスルエリアの制作を開始しました。キャッスルをよりリアルに仕上げるために、6月もその制作を続けました。7月にはPythonプログラムを活用して、桜の住宅エリアと自給自足を実現できる農場を作りました。空に浮かぶ町での生活をより楽しめるように、8月には幻想的なクラウドのようなエリアを作り、噴水やピンク色の商業施設なども制作しました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
SDGsの目標も取り入れて制作した場合は、それも含めてお答えください。
今回私たちが制作した「磁力浮上キングダム」では、まちが地表に浮かぶ仕組みを取り入れています。これにより、人々は地震や津波の脅威を心配することなく、安心して幸せに暮らすことができます。まち全体はガスや有害物質を排出しない太陽光発電を活用しており、SDGsの目標7「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」を実現しています。空中の生活を便利にし、心身ともに豊かにするために、商店や医療施設なども設置されており、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の実現に寄与しています。また、エネルギー消費が少なく、環境負荷の軽減ができる超伝導磁石を利用してまちを空中に浮かべ、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」も達成しています。最後に、まち内の各エリアは、地球温暖化対策としてゼロカーボン排出の太陽光発電飛行船で結ばれており、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」にも取り組んでいます。