works 応募作品-2025年-

作品No. 5276
中国ブロック まちづくり部門
作品名
ミライノボウサイチョウビイトルウトウ
みらいの防災町 ビートルー島
チーム名
はるともマイクラ
はるともマイクラ
メイン画像
チームの特徴

ほぼ毎日一緒にあそんでいる小学4年と小学6年の仲良し男の子2人です。教育版マインクラフトで遊ぶオンライン教室「岡山で教育版マインクラフトを広めたいマスクラ」のメンバーです。

チームメンバー

2

ビートルー島は主に水害にそなえる防災町です。水害のときに大事なのは「早期避難」です。ビートルー島には避難所が3つあります。
島の南西にあるのが公園型の避難所です。避難所を運営する町役場がすぐとなりにあります。町の人の食料全部が入れられる巨大な冷蔵庫と貯蔵庫があります。マンホールトイレにテントを取り付けたものが島にはいっぱいあって、ベンチはかまどや貯蔵庫になっています。
川の近くにあるのがハッピーガストの避難所です。中には畑と牧場、たくさんのベッドがあります。
島の北には小学校と病院がくっついた建物があります。小学校は災害の時に応急給水場所になると水道局の人が言っていました。病院も一緒だともっと便利だと思いました。小学校は僕たちが通っている津島小学校をモチーフにしました。
ビートルー島の人々は、防災用の施設をふだんから使っています。これが、「フェーズフリー」な未来の生活です。

2人一緒に岡山市南区に出来たばかりの風水害体験施設に行きました。岡山では7年前にとてもおおきな水害が起きたそうです。自分の住んでいるところも浸水の危険があることを知りました。ひざぐらいまである高さの水流の中を歩く体験では、「早めに避難しないと命があぶない」と心から思いました。
夏休みに大阪万博に行きました。万博を走るバスは水素で発電していて地球にやさしく、しかも走りながら充電していることを知りました。
二人一緒にジュニア防災検定を受けました。勉強は大変でしたが、「自助・共助・公助」など知らなかったことを色々知れました。工作ではおぼれたときに見つけてもらいやすい道具と、おぼれた人を助ける道具を作りました。取材でインタビューを受けてテレビで流れました。
他にも住んでいる周りに色んな防災の工夫があることに気づきました。公園は避難場所になっていて、防災ベンチやマンホールトイレがありました。

①ビートルートの形の島にしたかったので、World Painterを初めて使いました。お母さんと一緒に何度も作り直して、山脈や川の場所を決めました。
②毎週参加しているオンラインサークル『マスクラ』で教わった、コマンドブロックで長い道路を作る仕組みを使いました。ダイヤモンドブロックを手に持って歩くと、歩いた下が道路になります。
③道路に電灯をたくさんつけたかったので、ストラクチャーブロックで一つ保存したものを、メイクコードではりつける仕組みを作りました。
④〜⑥は夏祭り会場にある出店です。
④射的は少しの振動で発電する自家発電で動いています。
⑤土砂災害で砂にうまってしまったときにどうすればいいかを考えるための流砂(りゅうさ)体験施設です。ドリップリーフとレッドストーンの上に砂を置くことでおきるバグを利用しています。
⑥戦争の学習展示ではレッドストーンとレールを使っています。

ぼくたちは同じアパートの2階と3階に住んでいて、同じ小学校に通っているので、予定を合わせるのに苦労はしません。学校から帰ってきて宿題が終わったら、ほとんど毎日一緒に遊んでいます。
夕方6時にそれぞれの家に戻ってからがマイクラタイムです。晩御飯までの間、メタライフに入って会話しながら、マルチプレイで作品を作りました。作り始めたのは6月からです。
まず最初に、風水害体験施設に行きました。大人の人はみんな、「7年前の西日本豪雨はすごかった」と言いますが、ぼくたちは覚えていません。風水害体験で、西日本豪雨が本当に大変だったこと、岡山は海抜ゼロメートル地帯が広いことを知りました。水害を中心に考えたかったので、ワールドは島にして、お互い作りたい建物を地図に書きこんでいきました。災害について勉強するたびに建物を少しずつ増やして、余裕を持ってお盆までに出来上がるように、夏休みにスパートをかけました。

島にある家は全て、地震で倒れないように4本の杭(くい)と、真ん中の太い柱で支えられています。村人の家はSDGsのために木でできています。なぜなら木が二酸化炭素を取り込んでくれるからです。ぼくたちの家は鉄でできています。とても頑丈で倒れません。家の電気は、水素で発電する車の電源から取ります。これも「フェーズフリー」です。
大雨で浸水したときのために、4世帯に1匹ずつハッピーガストを飼っています。もしものときは上に乗って避難します。
ハッピーガストの避難所の建物は、かたく燃えない素材で出来ていて、強力な風船の力を使って、浸水の時には建物ごと浮かぶことができます。
街を走る「万博バス」は、道の下に埋め込まれたコイルで走りながら充電ができます。
島の中心部にある「ゲリラ大木」は、根っこが岩盤までふかく伸びていて、地震が起きても島が割れないように支えて守ってくれている、大切な神の木です。