お知らせ
【自治体の方へ】地域の子ども達にICT・デジタルものづくり教育を届けませんか?
こんな課題はありませんか?
・学校教育の中でICT教育を進める魅力的な教材がほしい
・STEAM教育や探究的な学びを授業で取り入れたい
・不登校の子どもたちが学べる環境を作りたい
・現場の教員が授業で取り入れやすくする方法を知りたい
GIGAスクール構想によってICT環境整備が大きく進展し、ほぼすべての自治体で1人1台端末環境が整備された一方で、どんな内容で学習を進めたら良いのか悩んでいる学校や教員の方が多いと感じています。
Minecraftカップでは、これまで自治体や教育委員会と協働して、教育版マインクラフトを使った小中高校生の学びの場を作ってきました。
Minecraftは一般的にはゲームという印象が強いですが、子どもたちの創造力や協働する力を育む効果的な学習ツールです。
教育版マインクラフトとは
Minecraftは、立方体のブロックを積み上げて建物や街をつくったり、農業や動物の飼育、狩猟や採掘をしたりなど自分のやりたいことにあわせてプレイができる、世界中の子どもたちに人気のゲームです。
その中で、Minecraftカップで使用する「教育版マインクラフト」は、学校教育の中で使えるように仕様が整えられたもので、プログラミング学習や協働学習ができ、ゲームの域を超えて将来に役立つ力や態度を身につけられる教育のためのツールです。
STEAM教育の学習コンテンツが選べたり、授業の進行を支援するクラスモードルームを使えたりと、授業に便利な機能が多数用意されています。
学校教育での実践事例
学校教育の中でも、クラブ活動、総合的な学習(PBLや探究学習)、教科授業と多様な場面で活用ができます。
・小学6年生 理科での活用 【事例:愛知県江南市立古知野小学校の理科授業】
6年生の理科の授業「土地のつくりと変化」という単元で、全16回の授業をMinecraftを活用して、疑似体験とリアルの岩を観察させながら子どもたちに深い学びを届けています。
江南市には地層を観察する場所がないので、現実世界では難しいボーリング作業の過程や火山の中に入って内部からの観察をMinecraft内で行っています。
・中学生 総合 【事例:大阪府枚方市枚方中学校の総合授業】
枚方中学校では、1人1台端末の利活用を進めている枚方市のモデル校として、総合的な学習でMinecraftに取り組んでいます。
「枚方の街をより良くするためには」を探求テーマに半年ほどかけて、自分が興味あるテーマを1つ調べて、同じテーマを持った仲間と一緒に自分たちが出来ることは何なのかを調査し、活動報告のアウトプットにMinecraftを使用しています。
・中学高校生 部活動 【事例:大阪府立水都国際中学校・高等学校マインクラフト部】
学校の部活動でマインクラフトを使っています。年1回のMinecraftカップ出場を一つのきっかけに、作品作りを通して社会や地域とつながる機会として、異学年で協働しながら活動をしています。
・不登校の児童生徒支援 【事例:長野市教育支援センターSaSaLAND】
長野市は不登校支援として、教育支援センターで教育版マインクラフトを活用した居場所づくりや活動を行っています。
信州大学と連携し、ビデオ通話アプリでコミュニケーションを取りながら、一緒に遊び、Minecraftで建物を作り、プログラミング体験を実施。普段はオンラインのみで参加の子どもがSaSaLANDに来て一緒に活動する姿が見られるなど、さまざまな変化が起きています。
学校や教員への導入支援
学校教育に取り入れるにあたり、教員向けに導入支援を行っています。
・教員向け研修 【事例:鹿児島県伊佐市の教職員向けワークショップ】
伊佐市内すべての小・中学校の教職員を対象にした研修会・ワークショップを実施し、教育版マインクラフトの基本的な操作を学び、授業や地域実践事例の紹介を通して教育的価値をお伝えしました。
参加された先生方からは「Minecraftは知っていたけど初めての体験でいい機会だった」「授業で導入する際にどのようなことを考えればいいか参考のひとつになった」といった感想が聞かれました。
(研修会実施の際は費用をご負担いただいています)
・Minecraftを活用した授業事例の紹介
授業・校務活用素材ポータル – すぐに使える“わかりやすい素材・教材・指導案”
Minecraftカップが運営に関わる、「授業・校務活用素材ポータル」では、全国の学校で取り組まれている授業の活用事例や教材をご紹介しています。
・Minecraftを使った作品づくりサポートページ MinecraftカップHP-作品づくりサポート
初めて大会に参加する人や、マイクラ初心者さんにもわかりやすいよう、Minecraftの基本的な設定方法や、技術的なことをご紹介しています。
子どもたちへの教育的効果 Minecraftカップを通じた 教育効果の検証(全文)
子どもたちがMinecraftを活用することによる教育的な効果について、Minecraftカップと東京大学で共同研究を行っています。
作品コンテストの出場者を対象に、前後比較で創造性に注目したところ、創造的な姿勢や学習意欲を高めることがわかっています。
Minecraftは、子どもたちに大変魅力的なツールで、授業やワークに取り入れることで、子どもたちが自ら能動的に考え、学習に向かいます。
AIやデジタルツールが絶えず進化する予測不可能な現代において、新しいものを生み出していく力は不可欠です。
(参考)
・教育版マインクラフトの活用について | 第6回Minecraftカップ
・学校現場で導入も 教育版「マインクラフト」 期待される効果は? | NHK
2025年度 自治体パートナーについて
Minecraftカップは、自治体や教育委員会とパートナーシップを組み、全国の子どもたちがデジタルモノづくりに取り組めるよう連携して活動をしています。自治体パートナーは基本無償で、多くの子どもたちの参加につながるようご協力いただく取り組みです。
・地区大会での地域の子どもたちを対象とした特別賞の設置
・学校や地域拠点を通じたパンフレット・ポスター配布などの広報協力
学校導入と併せて、自治体パートナーとしてご一緒しませんか?
Minecraftカップでは、第7回大会(2025年度)の自治体パートナーを募集しています
自治体パートナーとして参画いただく際の詳細については、以下のURLからご覧いただけます。
Minecraftを使った子ども向けのワークショップや、教職員・指導者向けの研修会費用などもご案内しております。
第7回Minecraftカップ 自治体パートナー募集のご案内 | 第6回Minecraftカップ
以下は、第6回大会(2024年度)に参画いただいた自治体パートナーの一覧です。
ご連絡・お問い合わせ
Minecraftの活用や学校導入に関心のある自治体さまは、詳細な説明やご相談に応じますので、お気軽に大会のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
お問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。
地域の子どもたちをMinecraftを通じて応援しましょう!
よろしくお願いします。
Minecraftカップとは?
「Minecraftカップ」は、子どもたちの21世紀を生き抜く力が身につく「教育版マインクラフト」を使い、高校生以下の子どもたちがテーマに沿った作品(ワールド)を作り競い合うコンテストです。地区ブロックの予選・本選を経て、最終的に選ばれた作品が全国大会で審査され、各賞が決定されます。
子どもたちがチームで協力しながら作品を作り上げる過程を通じて、プログラミングスキルやクリエイティビティだけでなく、協働力や問題解決能力といった将来必要となる力を育むことができます。
毎年こうした子どもたちの挑戦を応援しようと、企業や自治体の皆さまと協力し取り組みを進めています。
第6回大会の2024年度は、日本財団や官公庁(文部科学省、デジタル庁、経済産業省、環境省)をはじめ、24の自治体パートナーと一緒に活動しています。