応募作品-2023年-
チームの特徴
熊本県の八代市と芦北町の小・中学生チームです。 テック89子どもプログラミング教室からの参加です。
チームメンバー
8名
20XX年、地球の人口増加に伴い、地球上の資源や住居が不足し、環境破壊や気候変動といった深刻な問題が解決されていない状況が続いていた。
このような状況により、人々の生活はますます困難を強いられていった。
また、地球環境の悪化は、生物多様性の減少や生態系の崩壊といった問題を引き起こし、人類だけでなく地球上のあらゆる生物にとっても深刻な脅威となっていた。
そこで、持続可能な未来を築くために、我々人類は宇宙への移住を目指したのだった。
そして、数百年後・・・
ついに、我々は宇宙都市「エイト・ノース」を実現させたのである。
そこでは、宇宙太陽光発電と核融合発電でクリーンなエネルギーを実現し、安全で安価な住宅や公共交通で人々は安心して暮らしているのであった。
SDGs7の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を実現するために、二つの発電方法を考えました。
一つは、宇宙太陽光発電です。太陽光エネルギーをマイクロ波に変換して送電します。
宇宙の太陽光は地上と違って、昼夜、天候の影響を受けず、約1.4倍光が強いのがメリットです。
マイクロ波で送電するので、地上に長い距離の送電線を引く必要もありません。
もう一つは、核融合発電です。核と聞くと怖いイメージがありますが、
原子力発電の「核分裂」と違って、「核融合」は何もしないと止まるので安全とされています。
また、生ごみなどの日常生活からでるバイオマスを使って水素を作り、その水素を使って「核融合反応」を起こすので原料には困りません。
万が一事故が起こった場合を考えて、核融合発電所全体を生活空間から隔離し、さらにシェルターで囲う対策を行いました。
ぼくたちはまず図書館の本やインターネットで検索して、「クリーンエネルギー」について調べました。
その中で、今は実現していないけど、実現すればとても夢のある発電方法である「宇宙太陽光発電」と「核融合発電」に注目し、作品として作ることにしました。
2つとも内容はとても難しかったですが、とても大きなエネルギーを作れることが分かりました。
宇宙太陽光発電について調べると、地上と違ってエネルギー効率が高いことを知りました。
また、核融合発電では、同じ核でも原子力発電より安全性が高く、燃料も一般的な「水素」を使うことを知りました。
どのような町にするか考えるため、図書館の本やインターネット以外にも、画像生成AIも利用して、未来の建築物の姿などを学びました。
ぼくたちはプログラミング教室であつまった仲間なので、プログラムで建築を行うことを思いつきました。
今年の作品のテーマを「サステナブルな宇宙都市」としたので、
最初に、宇宙空間を作るためにすべての地面を消すプログラムを作りました。
その後、宇宙都市の土台となる巨大な島を2個作りました。「余りの計算」や「切り捨て」などの算数を使ってプログラムしました。
さらに、複雑なかたちの建築物にも挑戦しました。「三角形」や「五角形」、「ねじれたタワー」などです。
「ピタゴラスの定理」、「弧度法」、「三角関数」などの数学を先生に教えてもらってプログラムしました。難しかったです。
最終的には、プログラムの本数は30本以上、JavaScript換算で4,000行もプログラムを書いてしまいました。大変でした。
また、「アドオン」にも挑戦し、タービンを回すことにも成功しました。
ぼくたちは、通ってる小学校もバラバラでなかなか集まることができません。
そこで、一番最初にみんなであつまって「キックオフミーティング」を開きました。
キックオフでは、「ブレインストーミング」という手法でたくさんのアイデアを出し合い、その結果を「マインドマップ」でまとめました。
そのあとに、作る建築物や調べる物などをタスクとして整理し、タスクごとにメンバーとスケジュールをわりふり、「スケジュール表」を作りました。
メンバーが同じ場所に集まることはむずかしいので、「Discord」を使って意思の疎通を図りながら、作業を進めました。
今回は2回目の出場なので、計画の立て方や進め方など前回よりうまくいったと思いました。