第6回 Minecraftカップ

鹿児島県長島町で、廃校ワークショップを行いました。

3月25日に、鹿児島県長島町にある日本マンダリンセンターで廃校ワークショップを行いました。

講師を務めたのは、大会ディレクターの土井さんです。

小学3年生〜6年生の12名が参加し、4つのグループに分かれて廃校活用のアイデアを出し合い、教育版マインクラフトでリノベーションを実施。さいごは、発表まで行いました。

はじめは、廃校についての学びから。

日本に廃校ってどれぐらいあると思う? という問いかけに、子ども達からは「20ぐらい」「100以上?」「3,600」といった返答が。

実際は、7,000以上の廃校があることを伝えると、えーっと驚きを隠せないようでした。

続いて、廃校が増えている理由は何だと思う? といった問いかけには、「高齢化が進んでいるから」「人口が減っているから」という答え。

子ども達の答えはどれも正解で、さまざまな要因から子どもの数が減っていることで、子ども達が通う学校そのものが減ってしまっていることを学びました。

廃校の現状について学んだ後は、いよいよ廃校ワークショップへ。

プロマインクラフターのタツナミシュウイチ先生がつくった廃校のワールドに入り、どんな施設があるかを探検しました。

普段はゲーム機でマイクラをやっている子も、あっという間にパソコンを使った操作に慣れて、ワールド内を自由に散策。

「職員室がある!」「図書室も!」と会場に明るい声が響きました。

廃校ワールドを歩き回った後は、グループごとにリーダーやプレゼンター、タイムキーパーといった役割を決めました。

役割を決めた後は、リーダーを中心に廃校リノベーションのアイデアを考えます。

特徴カードと施設カードと呼ばれるカードをランダムに引き、キーワードを元に付箋にアイデアを出し合いました。

今回は、複数の学校から児童が参加していたため、初対面のグループも多かったですが、見学の保護者の方々のサポートもあり、少しずつアイデアが出ていたようです。

アイデアが固まったら、いよいよ廃校リノベーション! 

教育版マインクラフトを使って、アイデアを形にしていきます。

はじめは賑やかだった子ども達も、作業が進むにつれて夢中になりながら、ブロックを置いたり壊したり。イメージを実現させることの楽しさと難しさを行き来しながら、集中して作業に取り組んでいたようです。

80分という限られた時間で、廃校リノベーションに挑んだ子ども達。

さいごは、グループごとの発表タイムです。

自分たちが作ったワールドを実際に操作しながら、工夫したところやチームで力を合わせたことなどを発表しました。

グループの発表が終わるごとに、講師の土井さんから良かったポイントやおもしろい仕掛けについてフィードバックが送られました。

限られた時間の中でのワールド制作でしたが、それぞれのアイデアが形になっていて、とても有意義な時間になったと思います。

ワークショップ終了後、長島町役場 教育課長に感想を伺うと、

「子どもたちがいきいきと活動しているのが、すごく印象に残った。クリエイティブな部分が育まれていく様子を感じられて、子どもたちにとっても良い体験になったと思う」という嬉しい言葉をいただきました。

また、参加された保護者やお子さんにも感想をお聞きしました。

(お子さん)

・最初は心配したけど、グループのみんなが話しかけてくれてとてもやりやすかった。

・パソコンを使ったマインクラフトの操作は、特に難しくなかった。

(保護者の方)

・いつもは賑やかな子だけど、初めての体験だったので緊張しているみたいだった。結果的には、他の子と話しながら、できたようで良かった。

・元々そんなに知らなかったけれど、マインクラフトの中でいろんなことができるんだな、と思った。

・難しい廃校というテーマについてわかりやすく教えてもらえた。学年が上の友達ともコミュニケーションを取りながら、集中して取り組めていたと思う。

長島町でのワークショップをもって、2022年度のすべてのワークショップ、イベントが終了しました。

今年度もたくさんの方にご協力いただき、多くの出会いとつながりが生まれました。

本当にありがとうございます。

来年度も全国でワークショップやイベントを開催予定です。

詳しい情報は、公式webで公開していきますね。

引き続き、Minecraftカップへの応援やご協力をよろしくお願いします!

自分の住む地域でも教育版マインクラフトを活用して子ども達にデジタルものづくり教育を届けたいという方は、ぜひMinecraftカップ運営委員会事務局までお気軽にお問い合わせください。

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