第6回 Minecraftカップ

大会会員の皆さまへ。より多くの子ども達へデジタルものづくり教育を届けるために、アンケートのご協力をお願いします

はじめに

Minecraftカップでは、これまで独自にアンケート調査を行なってきましたが、よりアカデミックな領域でも通用する調査にすることを目的に、2023年度より東京大学大学院情報学環 渡邉研究室・藤本研究室との共同研究を開始しました。

今回の記事では、

・2023年度に行なった研究のまとめ

・今年度から新たに開始した研究、

・なぜこの研究が必要なのか についてお伝えします。

2023年度のアンケート調査について

2023年度の調査では、自ら問題を発見し、主体的に解決しようとする心構えである「創造的態度」に焦点を当て研究を行いました。

この「創造的態度」はさらに6つの要素に分けられます。

今回の研究では、これら6つの要素すべてについて分析を行いました。

分析に使用したデータは、Minecraftカップ参加者のみなさまに回答いただいたアンケートをもとにしています。回答していただいたみなさま、ありがとうございました。

作品応募前と応募後のアンケートを比較し分析を行なった結果、

特に、視点の転換や多様な発想を生み出そうとする態度である「柔軟性」に顕著な伸びが見られました。

また、「柔軟性」が伸びた参加者をさらに分析すると、作品制作に2〜3ヶ月かけている参加者、2人以上のチームで制作している参加者がより柔軟性を伸ばしていることがわかりました。

– 2024年度の調査について

2024年度の調査は、昨年度に引き続き「創造的態度」に焦点を当てています。

昨年度との違いは、創造的態度が伸びる条件を明らかにしようとしている点です。

2023年度の調査では、Minecraftカップを通して作品制作を行なうことで、創造的態度が伸びる傾向にあることがわかりました。

この結果を受けて、参加者のMinecraftのプレイスタイルや普段の生活習慣など、参加者属性に関する質問項目を加えることで、創造的態度の向上についてより詳しい説明をしようと試みています。

研究の目的や思い

MinecraftやMinecraftカップは、子どもたちが楽しみながら創造性や得意分野を発揮できる場であると強く感じています。

そのような場を増やすために、MinecraftやMinecraftカップを教育現場に広く普及させる取り組みを行なってきました。

しかし課題として、Minecraftが学習に効果的であるということを感覚的・経験的な面から説明することはできるのですが、具体的にどのような効果があるのかについて根拠をもって訴求できないという点がありました。

そこで、Minecraftカップで研究を行うことでこの課題を克服しようとしています。

Minecraftカップでの創造性研究により、子どもたちが楽しみながらそれぞれの創造性を発揮できる場所を増やし、維持していきたいと考えています。

創造性研究では、参加者のみなさまのアンケート回答をもとに分析を行なっています。

ぜひアンケートのご回答よろしくお願いいたします。

– アンケートの回答方法のご案内

アンケートは、Minecraftカップへの会員登録後にログインできるマイページから行います。

マイページにログイン後、ページ下にある「作品を応募する前のアンケート」から、「今すぐアンケートに答える」を選択してください。

アンケートの質問は、全部で65問あります。1つの質問に対して、5段階で当てはまると思ったものにチェックをしていく流れになります。

(お子さんが回答に困った時は、保護者や指導者の方にサポートいただけると幸いです)

より多くの子ども達に、デジタルものづくり教育に触れる機会を届けるためにも、ぜひアンケートへのご協力をよろしくお願いします。

– 大会への登録はこちらから

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(登録は無料です)

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