応募作品-2024年-
チームの特徴
千葉県東京湾岸エリアの、CoderDojo船橋、CoderDojo若葉みつわ台の2つのCoderDojoからの参加です。みんな住んでいるところが遠いので、オンラインで作品作りを頑張ります!
チームメンバー
16名
作品の中で注目して
みてほしいところ
この作品で1番注目して欲しい点は街並みです。
制作の過程で、お互いの認識のすり合わせや和風建築の作り方の共有など、造る街並みにぶれや違和感が出ないようメンバーの間でイメージを共有しました。
また、Well-beingは生活に大きく関わる大事な部分であると考えて、施設についても生活するにあたってどのような施設があったら便利で生活しやすいか、ということを常に考えながら制作を行いました。
最終的には、利便性と和風さを兼ね備えたこの街並みをみんなで協力して作り上げることができました。
一番苦労したことは、制作のテーマを決める最初の話し合いでメンバーの意見が割れて、その意見を取りまとめたことです。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
「海沿いの和風の町」が作品のコンセプトなので、江戸の町屋、京都の街並み、シンボルとなる灯台などを調べました。
調べたことはワールド内にある旅館、商店街、灯台などの建築の制作に活かしています。
参考にした具体的な建造物として、灯台は入道崎灯台、管理棟やビジターセンターは犬吠埼灯台を参考にしています。
また、Well-beingを実現した世界に必要だと考えた水の資源や下水道について調べたり、メンバーの地の利を生かして大英博物館にヒントを探しに行ったりしました。
どのようなことを調べたか
今大会では、NPCを利用する通貨システムを新たに開発しプログラムの事前DLなどが不要な形にしました。
街中ではNPCを助けるクエストで通貨を獲得することができ、そういった所でも人々の距離が近い街を表現しています。
開発では、NPCにコマンドを改行して書き込むことで複数のコマンドを実行できるのですが、進める中でNPCには1024文字(2^10)までしかコマンドを書き込めないこと、一部のコマンドが実行不能なことを発見しました。これらに対応するのは難解な問題でしたが、コマンドブロックやスコアボード、タグなどのゲーム内のシステムを組み合わせることで解決しました。
他にも、ワールドに初めて入った時のカットイン演出のプログラムを組む際、よりよい演出を目指してMakeCodeと表計算ソフトを使い、簡単に座標測定・カメラプレビュー、コマンド生成をできるようにしました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
私達は月に2回あるCoderDojo以外は基本的に家で制作を進めるので、DiscordやGoogleスプレッドシートを活用して現状をリモートで共有しました。また、海外に住むメンバーもいるため、ワールドを常に解放することで24時間体制で作業ができるようにしました。
最初に全体のテーマを決定し、そこから造る建物と配役を決め、メンバーの予定などを考慮しながら建物ごとに造る期限を設定しました。毎週土曜日にはDiscordでミーティングを開き、進捗報告や相談をしました。ミーティングに来られなかったメンバーのために議事録を用意し、いつでも決定事項が見返せるようにしました。終盤になって完成していない建物は手の空いたメンバーで協力して制作し、未完成の部分が残らないようにしました。製作最終日として設定した8/25には特別に集合し、メンバー全員で最終調整をしました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
SDGsからは7,11,14,15の目標を取り入れ、目標を達成するために、人間に大きな影響をもたらす「自然」にも着目しました。
また、作品テーマのWell-beingの解釈についても考えました。私達はこれを「一人一人が幸福を追求でき、心地良いと感じ、そこに居続けたいと思える居場所・空間・社会」であると考えました。
これらのコンセプトから、制作する街のテーマを田舎・和風とし、人々がお互いに寄り添う街づくりを行いました。
できるだけ自然を破壊せず、地形を活用。また、クリーンエネルギーとして地熱発電、海上風力発電を採用しました。そしてSDGsの達成後もその大切さを後世の人達にも感じて貰えるよう、SDGsとWell-beingを取り扱う博物館を作りました。
幸せな世界の要素として、音楽も大事だと考え、15曲ほど作曲して様々な施設でBGMが流れるようにしました。ぜひ体験してみてください。