応募作品-2024年-
チームの特徴
学校内から本気で作成したい人が集まった最高に個性的なチーム。 中学2年生と3年生合同のチーム。 未聞の発想が溢れ出てくるチーム。
チームメンバー
9名
作品の中で注目して
みてほしいところ
最も注目してみてほしいところは、島の中でも一番大きいメインの島です。私たちが「Well Being」とは何かということについて最初に行ったディスカッションでは、「癒しのためのアニメが見れれば最高」「自分が好きな運動をいつでもできるのがいいな」「人と常に話せていたら私はそれでいいな」など、全員が各々の「Well Being」について語っていて、どう表現すれば良いのか検討がつきませんでした。しかし対話を整理して考えていく中で、「Well Being」は「こころ・からだ・繋がり」が満たされることで成り立つのではないか、という結論に辿り着きました。そして、「こころ」「からだ」「繋がり」の各項目を満たせるように特化した周辺の島々と、全ての項目を一気に満たせるように設計した中心部のメインの島によって、作品を構成しました。そのようにして作られたメインの島に、ぜひ注目してみてほしいです。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
最初に、冊子「次世代によるSDGs169 Targets日本版」(朝日新聞社発行) を解読し、「Well Being」を実現するには、まず1.1から6.Bまでの基本的な環境が揃う必要があると判断したことから、人々が毎日安心して食事を取ることができ、いつでも福祉を受けることができるようなフルケアサポートを整えました。次に、ネット上でデザイン構造のヒントを収集し、最終的には株式会社大京がプロジェクトとして掲げている「The Lions 2050」を参考に、作品を作ることにしました。実際に私たちの建築物は、このプロジェクトと同様に完全に海の中にあり、自然との共生やたくさんの居場所の設置により精神的な豊かさの実現を目指しています。
どのようなことを調べたか
正直に言うと、プログラミングやレッドストーンは苦手なメンバーが多く、最初はコマンドでできたはずの作業を手でしてしまったこともありました。しかし、チームに数人いる得意なメンバーがたくさん教えてくれたことから、徐々に効率的な作業ができるようになりました。例えば、郵便局から広がっている運送ルートは、ストラクチャーブロックを使って一部を複製することで、大幅に作業時間を短縮することができました。また、島内にある自動ドアが正常に動かなかったときは、皆で試行錯誤しながら問題解決に繋げていくことができ、チームとして成長することができました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
6月から夏休みに入るまでは週一回程度しか集まれなかったため、いかにその時間を有効活用するか考えました。そして、この時間を作品のコンセプトを考えるブレインストーミングの時間として使うことにしたところ、最初は硬い雰囲気だったミーティングの場が、賑やかで想像力に溢れた場になり、書き込んでいたホワイトボードは毎回設計図などで埋め尽くされるようになりました。このようにして夏休み前に対面で作品のコンセプトを作り上げることができたからこそ、夏休みに入ったと同時に、各自オンラインで自分の持ち場を作り始めることができたのだと思います。夏休み中は、毎日計画通り3時間以上ワールド内で集まり、チャットなどで対話しながら、その日の建築予定場所をみなで作り上げていきました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
私たちは「Well being」を「こころ・からだ・繋がり」が満ちることで成り立つものと考え、それら全ての項目を満たすメインの島と各々の項目にフォーカスした周辺の3つの島から作品を構成しました。メインの島には、こころとからだを癒やす住居と人が集まり会話できるスペースがあり、SDGs11「住み続けられるまちづくり」を実現しています。「こころ」を満たすエンタメの島には、疲れを癒やすショッピングモールや海中カフェがあり、運動量をエネルギーに変換するジムでは7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を表現しています。「からだ」を支える農業の島には、農業体験によって地産地消ができる施設があり、12「つくる責任つかう責任」を体感できます。「繋がり」を育む仕事の島には、交流スペースやシェアオフィスがあり、人と人との無数の繋がりによって17「パートナーシップで目標を達成」できる仕組みが整えられています。