応募作品-2024年-
チームの特徴
同志社香里中学校・高等学校の物理部から参加します!
チームメンバー
8名
作品の中で注目して
みてほしいところ
この町は2080年代の架空の国に存在し、「いなか」の様なのどかさと「とかい」の便利さを融合させた造語「とかいなか」を念頭に置いて建築しました。また、その時代にありそうなものを考えて建設しました。
中央に位置する建物は、シンボルの宇宙エレベーター発着場で虹色にそびえるビーコンはジェンダーフリーを表現しています。
テーマが発表されたのが考査期間直前だったこと、夏休みの課題が他校より多いこと、私達のクラブには部のPCが接続できるインターネットがなく部員の自宅でMinecraftの建築を行う必要があったことなど、当初は多くの懸念点があり無事に完成するか不安でした。作業時間の確保に苦労しましたが、Discordでの円滑なコミュニケーションやチームワークのおかげで乗り越えることができました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
先述の通り部のPCが接続できるインターネットがないので、Minecraftでの建築は部員の自宅でしましたが、検索等は放課後の部活動で行いました。インターネットで得た有用なアイデアやウェブサイトを全員が編集できるGoogleドキュメントにまとめて、それをもとにどのような建物を作るかを考えました。具体的には、「とかいなか」の概念や、騒音が少ない羽のない風力発電機、宇宙エレベーター計画などを参考にしました。
どのようなことを調べたか
地下鉄超電導リニアのトンネルはMakeCodeを使用して作成しました(事故でプログラムが消失)。トンネルの大きさの制約から車両を作ることが困難だったため、代わりにNPCと/camera等のコマンドを使用し移動するカメラのアニメーションを作成しました。
また、総合病院のエレベーターはレッドストーンで製作しました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
Googleドキュメントにまとめた施設のアイデアや町の構想などを、Discordを使い部員と連携し合いながら制作しました。また、連絡するまでもない細かいメモなどは宇宙エレベーター発着場の隣りにある掲示板で簡単に確認できるよう工夫しました。
以下がワールドの施設一覧です。
・宇宙エレベーター発着場(シンボル)
・中央公園広場
・地下鉄超電導リニア 東西線/南北線
・図書館
・総合病院
・オートファーム(作物自動収穫施設)
・キャンプ場
・核融合、潮力、雷蓄電、衛星太陽光、羽のない風力発電所
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
交通面では、自動車用の道路をなくし空飛ぶクルマに置き換えることでヒートアイランド現象の抑制や渋滞の解消を図りました。その上、効率の良いリニアや水素高速船をはじめとする多様な無償の公共交通機関により、手段を分散化し交通の安定性の向上を図りました
エネルギー面では、この町には風力発電、潮力発電、衛星太陽光発電(宇宙エレベーター)、核融合発電があり、いずれもCO2や放射性廃棄物を出さない持続可能な発電方法です。万が一、トラブルや気象的な問題によりいずれかが発電出来なくなった場合でも、安定してエネルギーを供給することが出来ます。
経済面はワールドだけでは表現しきれませんでしたが、「ベーシックインカム」政策で、市民の元々の収入に上乗せで全員に同額を支給することにより、資本主義の競争を保ちながら最低限の生活を保障することで生活保護や給付金等の複雑で賛否のある制度を置き換えることが出来ます。