応募作品-2022年-
チームの特徴
DOHSCHOOL中学生チームです。
チームメンバー
5名
作品の中で注目して
みてほしいところ
注目して欲しいのは、1000×1000ブロックに内接する円形のプレート上にあるバイオームと地形です。
なぜ宇宙に都市計画を試みたのか?
生物多様性の観点から、これ以上地球に負担をかけるわけにはいかないと考えました。
種の保存の観点から、宇宙空間に建築したコロニー(植民地)に生物を移住させることで、地球上の生物が絶滅したとしても、コロニーで育てた動物を地球に返すことができると考えました。多様的な生物が生存できるように、地球にある様々な環境をプレートと上に再現しました。
私たちはこのプレートに大きく分けて9つのバイオームを作成しました。
サバンナ、ジャングル(熱帯雨林や亜熱帯雨林)、森(硬葉樹林や針葉樹林など)、山岳地帯(ツンドラ)、高地、タイガ、海、平原、都市です。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
私たちは、エンドを宇宙として見立て、地球に負担をかけることなく、人間が穏やかに生活できるコロニーを建築しました。
コロニーでは、人工生成によるタンパク質を摂取することで人々は生きています。
人間が動物を傷つけたりする事はしない、種の保存を大切に考えています。
必要以上の森林伐採はせず、植物の種の保存も大切に考えています。
人間が食す野菜などは、厳選された特区により計画的に水耕栽培します。
コロニー上の環境管理とともに、地球の環境も時間をかけて負担を軽減した元の環境に戻していきます。
どのようなことを調べたか
地球上にあるバイオームを調べ、どのような気候があり、それによってどのような生態系が生まれているのかを調べました。
降水量により、森林、草原、荒原の3つに分けられます。
種の多様性は、より高い基礎生産性・湿度・温度で増加する傾向にあることがわかりました。
そこからさらに多雨林や樹林、ステップや平原、砂漠やツンドラなどがあることを知り、どのような地形に、どのような動物が生息しているかを調べました。
また宇宙空間で生物が住むために必要な重力を、どのように発生させることができるかを調べました。
重力は遠心力を用いて発生させることでしか実現できないことがわかりました。
そこで太陽の重力を利用して、コロニーが公転することにより居住できる空間が作れるのではないかと考えました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
コロニー全体の成形、各バイオームの基礎構造、都市部の建築構造、全ての制作の基盤にプログラミングを用いています。
1000×1000ブロックの大きさのプレート上にバイオームを生成するには、手作業で行うことは相当な時間を要します。
調べた地形から、どのようにプログラムを作れば効率よく制作できるかを考え、チームメンバーで共有しました。
都市部のビルなどの建築や森林などの表層的なものにもプログラムを用いています。
私たちは普段Pythonを勉強しているチームで、基本的なプログラムを学びながら、どのような形が必要かを検討し作成しました。
注意していただきたいのが、このプレート上にあるバイオームは全て人工で作った物です。既存のワールドデータ(地形)は一切使用していません。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
初めにチームのメンバーでワールドのコンセプトを決めました。
みんなで話中から、イメージは「ノアの方舟」のようなものが良いと考えましたが、未来のあるロマンが必要など思い、宇宙都市の制作を企画しました。
コンセプトからバイオームのエリアを定め、チームメンバーで役割を決めました。
大きなワールドの制作になるので、基本となるプログラムの設計に多くの時間を費やしました。
基盤になる形はプログラムでの失敗できないので、しっかり設計を行いました。
大きな基盤や都市などをプログラムで生成したのち、表層を生成し、細かなディテールを手分けして手作業で装飾しています。
中学生のチームなので、テスト勉強や部活などスケジュールの調整が一番苦戦しましたが、Discordというツールを使いコミュニケーションをとりながら制作しました。