応募作品-2022年-
チームの特徴
2年生からマイクラを始め、スイッチ版とJava版を持っています。コマンドやMODを使った建築や装置づくりが好きです。 今年度5年生で、マイクラカップには初参加です。 キツネが大好きなので、コンコンチームという名前にしました。 今夏、北軽井沢へ行った時に野生のキツネに出会えたのも決め手になりました。
チームメンバー
1名
作品の中で注目して
みてほしいところ
人と生き物が一緒に住める、バースデーケーキ型ハウス(全2棟)です。
平屋ではなく5階建てにすることで、人と生き物が住める部分の延床面積を増やしました。1番上が最も小さく下が最も大きい円形になっています。
各階の周縁部は太陽が当たるため、そこに木を植え、屋根の下に入る部分を住む場所にしました。半分に人が住み、もう半分に動物が住みます。フロア同士をゆるやかな階段とトロッコで結び、動物たちも自由に行き来でき、人にとってもバリアフリーな構造にしました。
各階や屋上には様々な木が植えられていて、それぞれの木を目当てに様々な生き物たちが集まります。遠くから見ると、大きな2本の木のような形に仕上げました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
絶滅しそうな海洋生物を保護して増やし、海に戻してあげればいいのではないかと考え、保護施設を作りました。海の汚染問題を改善するため、海に流れ込む前段階で川の水質を良くしたり、ごみを回収すれば良いと思い、浄水器・川のごみ回収機を設置しました。海の中にも家を作り、人が海や生物に癒されたり、いつも海の状態を確認できるようにしました。
伐採や砂漠化で失われた森を回復するには、また木を植え直せば良いのではないかと考え、自然公園や家を作り木をたくさん植えました。乱獲などによる絶滅危惧種の問題は、保護して増やし野生に返すため、保護施設の建設で改善したいです。
ゴミを減らして環境をよくするため、リサイクルボックス・仕分け工場・リサイクルショップも作りました。川、ひいては海に流れ込むゴミの量を減らしたいです。
どのようなことを調べたか
海や陸の生物多様性を守るために、各国や企業がどのような取り組みをしているのかを調べました。
多くの企業がペットボトルや木材など資源のリサイクルを行っていましたが、最も印象に残ったのは、日本のコーセーという会社が行っているサンゴの植え付けです。植え付けたサンゴが海洋生物のすみかになり、二酸化炭素を吸収して温暖化を抑えてくれます。海水温の上昇で天然のサンゴが多く死滅していく中、植え付けたサンゴは暑さに耐えることができ生き残っているそうで、大きな可能性を感じました。サンゴの植え付けで学んだことを、ワールド作りでは植林という形で意識して取り入れました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
浄水器(ディスペンサーに入った水ポーションを下向きに発射、水泡を発生させる)、川のごみ回収機・リサイクルボックス(ゴミをホッパーブロックからドロッパーに送ると自動検知、リサイクル工場に送る)にレッドストーン回路を使いました。
自動農場の作業場では、時間調節のためにレッドストーン回路を使い、ブロックを設置するコマンドを入れたコマンドブロックを置き、自動農場の本体で発動するようにしました。
自然公園の地面に草ブロックをしきつめたり、川や池を作るのに、Make Codeを使用しました。水中の球体の家の建築にも利用し、空の家の建築の際には、屋根と床と壁の3階層に分けて使って作りました。マンションはプログラミングで1階層を作り、ストラクチャーブロックでコピーして高層にしました。バースデーケーキ型ハウスも円形の床はプログラミングで作成し、柱を置いたり木を植える手作業と併用しました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
夏休みの自由研究として取り組むことに決め、8月の1ヶ月間を計画・作成期間にしました。
SDGs14・15番が目標に設定された背景と、達成のために各国や企業がどのような取り組みを進めているのか調べ、それらを参考に自分なりにワールドにどう表現するのかを考えて作業する予定でした。14番から取り組み始めましたが、教育版マイクラが初めてだったので、キーの配置やMake Codeの使い方に慣れるのに試行錯誤し時間がかかりました。プログラミングは円・球体の作成に便利なことに気づき、徐々に使いこなせるようになりました。4週間ほどで大まかな制作を終え、3日ほどかけてレポートにまとめて学校へ提出し、まとめ後の仕上げと応募準備に4日ほどかけました。