応募作品-2022年-
チームの特徴
CoderDojo福山大門の小中学生のチームです
チームメンバー
5名
作品の中で注目して
みてほしいところ
今年、2022年8月に、福山城は築城400年を迎えました。僕たちは、築城当時の福山城をマインクラフト上に再現し、そこに動物と一緒に生活する街を作ろうと思いました。福山市民が大好きな福山城といろんな生き物が共生する未来を表現しました。色とりどりの球の中には多様な生き物がそれぞれに適した環境で暮らしています。
福山城作りが一番こだわった点です。当時の単位の1間は約1.8メートルですが、これをマインクラフト上で2メートルとして、本丸、二の丸、三の丸や、櫓や堀、石垣を再現しました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
各メンバーが、城の上空に配置されたいろいろな色のガラスの球に、自分が共生したい動物(主に野生動物)を、生態を調査して配置しました。また城の周りにはウマやネコなど、人間と仲の良い動物(家畜やペット)を、飼育条件を調査して配置しました。今年は福山城築城400年のお祝いがあり、市民が福山城に集まりました。400年前の福山城は電車の駅もなく、内堀、外堀があって、自然豊かな環境だったと思います。過去のお城を再現して、そこに多様な動物たちと環境を置いてみんなに見てもらうことで、福山や地球の未来を考えてもらえるといいと思いました。
どのようなことを調べたか
まずマインクラフトで出てくる生物が実在するかどうかみんなで話し合いました。そして実在する動物がゲームの中でどのような環境で出現するのか話し合いました。次に各メンバーが好きな動物を一つ選びました。保護者やメンターの話を聞いたり、それぞれ本や図鑑で選んだ動物の生態を調べたりました。例えば、パンダは竹林に住んでいるが、竹林は日光を遮るため、他の植物は生えにくい、などです。またウーパールーパーはオオサンショウウオの仲間で、オオサンショウウオは天然記念物であり、広島大学で研究がされていて、僕は広島大学でオオサンショウウオのことを勉強したので、環境の保護について発表しました。また農学博士の保護者メンターから生物多様性の話を聞きました。オオカミとウサギと草のモデルのプログラムで、生き物の数はバランスを取りながら増えたり減ったりするということを学びました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
本丸・二の丸・三の丸や内堀・中堀・山の整地と、天守閣をexcelで作った設計図通りに作るのにminecraftアドオンを作って外部からのコマンドの読み込みをさせました。
細かい整地や、壁の作成を行うための始点・終点を設定して、間を埋めるプログラムを作成して、使いました。
例えば、石垣のために丸石を埋めたい場所がある場合、埋めたい場所の角に行ってメッセージに「fs 1」と打ち込み、対角線の場所に行って「fs 2」と打ち込み、最後に「fs 3」とすると、間のブロックが丸石になります。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
マインクラフトが初めてのメンバーがたくさんいたので、個人の球は責任もって作ってくださいとお願いしました。お城など共用部分はマイクラ経験者が夏休みに通いで合宿をしてたくさん進める計画でしたが、コロナの感染者が増えてできませんでした。そのためリモートで毎週マルチプレイでつないでもらって個人の球を完成させ、お城の周りは僕ががんばって作りました。リモートで作業ができてよかったです。福山城はちょうど花火をしたりしていたので、マイクラでも花火大会をして、みんなのやる気を上げました。