応募作品-2022年-
チームの特徴
香港に住む小学5年生です。
チームメンバー
1名
作品の中で注目して
みてほしいところ
今回の作品作りで一番頑張ったところは巨大ドームです。直径150ブロック、高さ40ブロックで、宇宙からでも見られるような大きなドームを作りたいと考えました。1階には海洋プラスチックごみの現状を伝える展示スペースと傷付いた海洋生物を治療する施設、地下1階には水中レストラン、2階には図書スペースを作りました。実は本棚はparkourになっています。ここを訪れた人たちが、海洋プラスチックゴミの問題に関心を持ち、プラスチックフリーの行動を取るような場所、そんな象徴的な建物を作りたいと考えました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
今回のテーマである生物多様性を調べる中で、僕は海洋プラスチックの問題に注目しました。毎日大量のプラスチックゴミが海に投棄され、それを魚や海鳥、イルカやクジラが誤って食べて苦しんでいます。(実は魚を食べる僕たち人間もプラスチックゴミを食べてしまっている!)海流の影響でゴミが一番多く漂う「太平洋ごみベルト」と呼ばれる場所にプラスチックごみ問題の深刻さを伝える象徴的な建物をつくりたいと考えました。建物の他にプラスチックごみを回収する装置も海の上に設置しました。実際に海のゴミを回収する装置を開発している人や、集めたゴミを資源として再利用する取り組みが行われていることも知り、もっとたくさんの人がプラスチックごみの現状に関心を持ってもらえることを願って制作しました。
どのようなことを調べたか
生物多様性に関するドキュメンタリー映画をいくつか観ました。その中で、海の多様性が失われている事実にショックを受けました。例えば、地球温暖化によって30年前と比べて珊瑚礁が50%も減少していること、海に漂う大きな漁業用の網によって海洋生物が傷ついていること、このままプラスチックゴミを捨て続けると、2050年には海に漂うプラスチックの重さは、海に住む魚の重さよりも重くなると言われていること。海が死ねば、人間も生きていくことはできません。まずこのことを広く知ってもらうことが重要だと考え、太平洋に浮かぶ大きなドームの中に展示室を作りました。また海のゴミを回収する装置、傷ついた海洋生物を治療する施設を作りました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
巨大ドームを作る際にMAKECODEを使用しました。土台となる円の床はコマンドブロックを使って制作し、次にMAKECODEで壁を制作し、天井部分をガラスの素材に変えました。一番大変だったことは、ドームの壁部分が弓形になっているので、MAKECODEでパターン入力できる箇所と、自分でブロックを置かなければならない場所が発生し、どのようにしたら効率的にかつきれいにドーム形を製作できるか考えたことです。これまでMAKECODEを使ったことがなかったので、勉強することから始めました。プラスチックごみ回収機はレッドストーンを使ってコンベアベルトを作りました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
去年に続き、2回目の参加だったので、次の目標を立てました。①去年よりもSDGsについて深く勉強すること②MAKECODEの勉強をすること(昨年は使用しなかった)。①については、生物多様性に関する映画や本を読み、新しい知識をたくさん得ることができました。マインクラフトには直接関係がありませんが、勉強をする中で、環境のために今できることから始めることが大切だと思い、実際の生活でプラスチックフリーに取り組んでみています。②に関して、ドームはほぼMAKECODEで制作することができました。エージェントがコツコツ作っているところを見られて楽しかったです。