応募作品-2022年-
チームの特徴
マイクラ好きの小学4年生が1人で参加します。
チームメンバー
1名
作品の中で注目して
みてほしいところ
・人間の活動によって、生き物の済む場所が失われてきている。
ただ、昔から一部の地域では「里山」という場所がある。里山では、陸の豊かさを守りつつ、人と生き物が暮らすために、様々な工夫がされてきています。人が生物と共に生きる里山の生き方で、生物多様性を守っていけると感じています。
・僕の住んでいる地域では、里山・自然保全の教育がされてきています。今回は、その里山の姿をマインクラフトで表現しました。
・特に、里山のシンボルとして、エドヒガンという桜の木の種類があり、この木の保全活動に参加したことがあるので、それをワールドにおいています。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
・ 人の家と動物の住む場所を区別はせず、出入りできる世界にしている。人が、元からある自然を壊さずに、「自然の中に住む」ことで、生物多様性を保っている。ただ、人の世界(里)には簡単には生き物が迷い込まないように簡単な境界を作っている。ゴミなどは、人の里で対処することで、生き物によってゴミがあさられるような害が起きないようになっている。
・ 人は山の生態系を守るために、木を植えたり、花を植えたりしている。里山では、特に、シカによる木の食害から守る活動をしたり、虫によるナラ枯れを防止する活動をして、村人が自然を守っている。これによって、人は必要なものを山からもらいつつも、いろいろな生き物が住める環境を作っている。
どのようなことを調べたか
・ 以前、里山の保全活動を体験したことを振り返った。自然に生えているエドヒガンという桜を守るために、草を刈ったり、木の苗を植える体験をした。僕の通う小学校では、地域で保全活動をされる方と一緒に、毎年、3年生が保全活動を体験している。自然の豊かさや大切さを、地域の保全活動の方が教えることで、ゴミのポイ捨てなどが無くなっていくのではないかと思った。
・ 里山の保全活動について、シカの害から守る活動や、虫によるナラ枯れの被害について、ホームページで調べた。保全体験で地域の方から学んだこと以外にも、里山を守る方法がいろいろとあることが分かった。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
・ 里山で木を植える活動をプログラミングで実現しました。エージェントが歩きながら、木を植える動作をします。木を植えることで、里山の景色の維持や、生態系を守ることにつながります。
・ 実際に僕が保全活動で植えた木の種類は、桜の「エドヒガン」です。エドヒガンとは、もともと里山に生えている桜の木で、街中ではあまり見かけない種類です。エドヒガンを品種改良して、ソメイヨシノが作られたと保全活動の中で学びました。
・ まだ、プログラムが十分にできていませんが、本当の保全活動では行われている、雑草などを切るエージェントを作ったりしたかったです。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
次のような進め方で制作を進めた。
1. 自然の中に、生き物だけが多様に生きている世界をマインクラフトで作った。
(このときは、あまり計画を意識せず、たくさんの生き物が生きている世界を意識して作成)
2 .その後、人と生き物が一緒に暮らせる世界について考え、「里山」が近いアイデアであることに気が付き、調べ始めた。
3. 里山保全活動で学んだことなどを取り入れた世界に修正し、人と生き物が暮らせるワールドにした。