応募作品-2023年-
チームの特徴
パソコンやプログラミングがやりたい中学生が集まって作った地域のクラブです。普段は公民館を借りて、月に2回程度、ホームページを作ってみたり、オープンストリートマップを教えてもらったりしています。
チームメンバー
4名
作品の中で注目して
みてほしいところ
僕たちの作品で最も注目してほしいところは「ろうおうの木」です。ろうおうの木は、古くから立つ大きな大木だから「老翁の木」、街のシンボルツリーで塔の役割もあるから「楼桜の木」と二つ意味があります。木の幹に沿うように憩いのスペースがあり、レストランもあります。街の人々が桜の木に集まり、街の風景を見ながら話したり、食事をします。
苦労した点も「ろうおうの木」です。初めアイテムに桜がなかったのでピンクの羊毛などで桜を表現し作品づくりを進めていましたが、1.20アップデートでアイテムに桜の木が追加され、置き換えたら落ちてくる桜の花びらでデータが重くなってしまうなどあり、最終的に羊毛の素材に戻しました。
工夫したところは、共同作業です。家でそれぞれが自分で作業を進められるようにストラクチャーブロックのインポート機能をうまく使い、最後にそれぞれが作った作品をインポートでひとつのワールドに移築しました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
僕たちの作品では、SDGsの目標の中で特に7の目標「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を中心にワールドを作りました。中心メンバーである中2が学校でちょうど火山の単元をやっていたので、地熱をエネルギーにした街を作ることにし、まずワールドの中をみんなで探検し、大きな火山を見つけてふもとに街を作りました。山は「七色山」と名付けています。七色山には危険な場所もあるので、その地帯に入れないよう鉄の柵をつくり、火山警備員も配置しています。そばにある、火山研究所は地熱の活用のための研究だけでなく、火山の監視もしています。
また、11の目標「住み続けられるまちづくりを」も作品に取り入れ、街の住宅街のそばにある「み空学校」は幼稚園、保育園、小学校〜高校までが一緒になった学校にしました。街の子供が安心して通え、地域の人も自由に学校のイベントに参加したり、学校で学んだりすることができます。
どのようなことを調べたか
調べたのは、まず「クリーンエネルギーとは何か」です。どんなエネルギーがあるのか、そしてクリーンではないエネルギーとはなにかも話し合い、それを持ち帰ってさらに各自でインターネットや本などで調べました。大学や企業のホームページや論文などを参考にしたメンバーもいました。
また、自分たちの表現したいものをマイクラ内で表現するためにマイクラ関係の動画などもたくさん見ました。
特にいつでも参考にした動画はこれというものはありませんが、学校づくりの際の黒板の作り方など、いろいろな動画を見ました!
プログラミングなどを、
どのように使ったか
僕たちは部活や塾などもあり作業に時間があまりとれないので、なるべく効率的にワールドを作るために、建築補助として主にプログラミングを使いました。たとえば、建築で一気に壊したいときに「周囲○ブロックを一気に壊す」というプログラムを組んだり、「自分の足元に常に○のブロックが出続ける」というプログラムを組んで、建築の速度を大幅にアップしました。また、住宅街にある信号は、プログラミングを使い、自動で動くように調整しました。
プログラミングに慣れていないメンバーも、「Hour Of Code」でプログラミングの練習をしたり、フィルコマンドやエフェクトを覚えて、建築スピードを向上させたり、移動が早くできるようになりました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
僕たちは、このマイクラカップに参加することをとても楽しみにしていて、テーマが発表されるのを3月から心待ちにしていました。4月にテーマが発表されるとすぐに、テーマについて調べ始め、どんな街を作りたいのかアイディアが固まった5月後半からワールドづくりを始めました。初めは8月初旬に完成を目標としていましたが、作業する時間が取れなかったりとなかなか作業が進まず、結局夏休みの最後は毎日集まって作業をしなくてはなりませんでした。でも、みんなで集まって集中して作業をし、完成したときの気分は最高でした。日々のやり取りはディスコードを使って行い、アイディアをを出し合ったり、スケジュールを調整したり、メンバーがやり方の動画を作成してみんなに教えたりもしました。
スケジュール管理はもっとうまいやり方があったのではと思います。次はスケジュール管理アプリなどの活用も考えてみたいです。