応募作品-2023年-
チームの特徴
工学院大学附属高等学校・中学校の、デジタルクリエイター育成部の中のマイクラ班です。
チームメンバー
13名
作品の中で注目して
みてほしいところ
この作品には、地上だけではなく地下にもたくさんのものがあります。
忘れられた地下都市には植物が生い茂る場所や、電車、町もあります。住む人がいなくなり光る意味が無くなった街灯も
今なお輝き続けています。そんなときも、活気のある街の地下では回遊魚であるマグロが泳ぐことで電気を作る、マグロ発電がおこなわれています。地上では、不思議な時計塔もあります。
苦労したところは、どのようにテーマにあった作品にするか、というところやクリーンエネルギーをどうやって表現するか、というところです。風力発電や太陽光発電もクリーンな発電方法ですが、それとは違うちょっと変わった発電方法を考えたかったので、マグロの泳ぐ力を使った発電や、酸化と還元を使った発電を考えました。それが工夫した点です。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
SDGsの7番の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を取り入れて作品を作りました。
そのため、街では上に太陽光パネルが取り付けてあり、地下ではマグロの泳ぐ力を使ったマグロ発電をしています。
また、人々の安心も大事な要素の一つなので、災害が起こった時、突然今までの生活が壊されてしまうと思うと
不安になります。そのため、避難所よりもできるだけ今までの生活を維持できるように作りました。
地震が来た時には建物の倒壊や火災は防げても、津波の発生を防ぐことはできません。しかし、堤防をつくると景色を
壊してしまいます。そこで、消波ブロックを置きました。このことで、景色を壊さず防災対策ができます。
どのようなことを調べたか
初めにネットでモチーフとなる都市をチーム内の全員で探し、いろいろな案が出た結果、スウェーデンのストックホルムになりました。
ストックホルムは水の都ともいわれ、川によって島のようになっているところもあるため、このマップは水に囲まれたマップとなっています。街並みは入念に調べて雰囲気がストックホルムに近くなるよう尽力しました。
また、自然エネルギー発電についてもネットで調べました。海洋エネルギー発電、風力発電、太陽光発電など、CO2を排出しない発電方法をメインに作成しました。
モノレールやバス、道路に関しても、いろいろな写真資料や道路交通法などを参考にし、作っていきました。真ん中の円形道路に関しては、ストックホルムではありませんが凱旋門の周りの道路を参考にしています。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
マイクラの雰囲気を壊さないようなアドオンを使いました。それにより、より細かな建築が可能になりました。
具体的には、形を簡単に変えられる分割ブロック、細長い形をしたランプ、最近のTrails & Talesで追加された
吊り看板のランタンバージョンである吊りランタン、何もかかっていない突っ張り棒などです。
また、Makecodeをマップアートに使い、コマンドの「置けるブロックの限界」や「世界の外」というものをなくし、
また正確なマップアートを描くことができました。他にも巨大な豚の銅像や
村人のモアイを作れるMakecodeもあります。遊び方が無限であるMinecraftだからこそ、この技術の使い方も無限です。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
全体の都市計画を6月に立てました。都市の時計塔の周りに道があったり、駅が4つだったり、という大きな建物の概要はここで決まりました。時計塔の周りは商業地区、それより離れると居住地区など、どんな建物をどこのエリアに建築するかも決めていきました。また、建築途中も、人々が安心して暮らすためのアイデアを少人数のグループで話し合いました。病院はその話し合いの結果作られることになりました。信号などで使われている地上絵も少人数のグループで考えられたことです。マインドマップを使用し、わかりやすい話し合いにするように努めました。