応募作品-2022年-
チームの特徴
プログラミング教室の9人(小学3年生と6年生)で参加
チームメンバー
8名
作品の中で注目して
みてほしいところ
町の中央にある学校の屋上にコマンドブロックがあり、一年生から六年生用に六種類の動物の暮らす環境へと、ボタンを押してテレポートで遠足ができるところです。遠足した先にもコマンドブロックがあり、レバーを引くとプレイヤーはその環境にいる動物へと変身します。
作品テーマである「生き物と人と自然がつながる」にはどうしたら良いか、アイデアを出し合い、じっさいに動物になって動物の気持ちを知る経験をすることで、環境問題について真剣に考えることができるのではないかと考えました。
コマンドは、マイクラの攻略本を参考に入力しました。
また、それぞれの環境に立札を立て、その動物の生態や歴史について図鑑やインターネットで調べた知識を掲示しました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
SDGsの14「海の豊かさを守ろう」について、住民の食べる魚は海から捕獲せず、すべて養殖施設で養殖された魚にすることで表現しました。
また、15「陸の豊かさも守ろう」については、住民の食べる肉は、貴重な森を切り拓いて作った農場の家畜ではなく、すべて工場で作った培養肉にしました。
作品テーマである「生き物と人と自然がつながる家・まち~生物多様性を守ろう~」については、どの施設や家にも中庭や屋上庭園があり、四季を感じ、鳥や虫などの生物と触れ合えます。
また、住宅街を流れる川にはホタルが住み、住民はそれを見ることできれいな自然を守ろうという意識を持ちます。
さらに、学校の屋上からは、コマンドブロックでのテレポートで六種類の動物の住む環境に遠足できるようになっています。生徒は、遠足先のコマンドブロックで、動物に変身し、実際にその動物の気持ちを知ることで自然環境の大切さを学びます。
どのようなことを調べたか
はじめに町の図書館の本でSDGsについて調べました。
積水ハウスの展示場では、五本の木計画について聞き、小さなスペースでも、植物を植えると生物の居場所になることを知りました。
東海大学海洋科学博物館では、海の生物の多様性や海洋汚染問題、また、展示する魚も海で捕獲するのではなく、養殖することで、海の生物の豊かさを守ることにつながることを学びました。
ふじのくに地球環境史ミュージアムでは陸に暮らす生物についても学び、食物連鎖や生物多様性、人と自然の関係の変化を学びました。
富士市新環境クリーンセンターでは、ごみ処理施設を見学し、ごみ処理の仕組みやごみの分別・3Rの大切さを学びました。また、ごみを焼却した熱エネルギーは、施設内の電力となるバイオマス発電や、併設する温泉施設でも利用されていることを学びました。
遠足で変身する動物たちの生態や歴史は、図鑑やインターネットで調べました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
一番はじめの整地や、町を通る道路、建物の外壁など、同じブロックを並べたいときにMakecodeを使い、製作時間の短縮をしました。
また、コマンドブロックと日照センサーを組み合わせ、夜になると川ぞいに緑色の光のパーティクルが発生するようにし、きれいな水に住むホタルを表現しました。
学校の屋上にも遠足用のコマンドブロックが置いてあります。ボタンを押すと、学年ごとに異なる動物のいる環境へとテレポートができます。テレポートした遠足先にもコマンドブロックがあり、レバーを引くと生徒は、そのエリアの動物に変身します。
その他に、ゴミ処理場の扉の開閉、地下駐車場からショッピングセンターへ移動する際の動く床にも使いました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
夏休み前の土日などに、行けるメンバーで積水ハウスの展示場や水族館や博物館、ごみ処理場に見学に行きました。その後、町にはどのような施設があったら良いか意見を出し合い、積水ハウスでもらった建設中の「ミラまち」の写真データを参考に町のレイアウトを決め、誰がどの施設を担当するのか割り振りました。
私たちは同じ個別指導塾の生徒同士のチームなので、自分の曜日に塾の教室で先生に指導してもらいながら、自分の担当の施設を夏休みのあいだに少しずつ仕上げていきました。去年、他県に引っ越してしまったメンバーはマルチプレイで制作に参加しました。
施設やコマンドブロックのプログラミングなどのメインの部分が出来上がったあとは、NPCを配置して住民を作ったり、施設の壁に絵を描いて何の施設なのかひと目でわかるようにしたり、道路に車やトラックを配置するなどの細かい部分を仕上げていきました。